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齋藤敦子

  • 2020年3月18日

【第70回ベルリン国際映画祭】蔡明亮監督の新作ドキュメント『日々』

【齋藤敦子(映画評論家)=ドイツ・ベルリン】コンペのラインアップを見て、私が期待していた作品はケリー・ライカートの『ファースト・カウ(最初の雌牛)』とホン・サンスの『走った女』でした。  『ファースト・カウ』は、開拓地に初めてもたらされた雌牛をめぐる […]

  • 2020年3月4日

【第70回ベルリン国際映画祭】ホロコースト 生きた歴史

【齋藤敦子=ドイツ・ベルリン】70回目の記念の年を迎えたベルリン国際映画祭が2月20日に開幕しました。日本は新型コロナウィルスで大変なことになってますが、ドイツでは前日の19日、フランクフルト郊外のハーナウという町で、シーシャ(水煙草)を吸わせるバー […]

  • 2019年11月28日

【第32回東京国際映画祭(3)】守れるか?表現の自由

映画評論家・字幕翻訳家の齋藤敦子さんによる、2019年の第32回東京国際映画祭のレポート3回目。東京国際映画祭とほぼ同時期に起きたKAWASAKIしんゆり映画祭での「上映中止」を目の当たりにして、映画祭における表現の自由について考えます。 今年ほど表 […]

  • 2019年11月14日

【第32回東京国際映画祭(2)】不透明な2020年以後|「アジアの未来部門」石坂健治ディレクターに聞く

映画評論家・字幕翻訳家の齋藤敦子さんによる、2019年の第32回東京国際映画祭レポート。齋藤さんが「アジアの未来部門」石坂健治ディレクターに、今年のアジア映画の印象についてインタビューしました。<後編> 新人らしからぬ韓国の2作品 ――それから韓国。 […]

  • 2019年11月7日

【第32回東京国際映画祭(1)】長引く中国映画の審査、理由分からず現場に戸惑い|「アジアの未来部門」石坂健治ディレクターに聞く

映画評論家・字幕翻訳家の齋藤敦子さんによる、2019年の第32回東京国際映画祭レポート。齋藤さんが「アジアの未来部門」石坂健治ディレクターに、今年のアジア映画の印象についてインタビューしました。 国のバランスより作品重視「アジアの未来」部門 ――まず […]

  • 2019年5月31日

パルム・ドールに「パラサイト」 韓国映画生誕100年に華添える/カンヌ国際映画祭レポート(6)

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】5月25日の夜、授賞式が行われ、ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が韓国初のパルム・ドールを獲得、韓国映画生誕百年の記念の年に大きな華を添えました。 ポン・ジュノ監督を始め、去年コンペに『バーニン […]

  • 2019年5月31日

貧困層が富裕層に寄生する。韓国社会を戯画化 ソン・ガンホ主演の「パラサイト」/第72回カンヌ国際映画祭レポート(5)

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】コンペのアジア映画は、中国のディアオ・イーナン監督『野鴨の湖』、韓国のポン・ジュノ監督『パラサイト(寄生虫)』の2本です。  『野鴨の湖』は、マフィアの内部抗争から、首謀者として警察から懸賞金付 […]

  • 2019年5月29日

食といのちを問う 批評家週間で富田克也監督の『典座-TENZO-』/第72回カンヌ国際映画祭レポート(4)

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】去年は是枝裕和監督の『万引き家族』が今村昌平監督の『うなぎ』以来、21年ぶりに日本映画にパルムをもたらしましたが、今年はコンペに作品がなく、監督週間に三池崇史監督の『初恋』と、批評家週間に宮田克 […]

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