いよいよ一週間後に投開票日が迫った仙台市長選挙。TOHOKU360とNPO法人メディアージの市長選特集では、立候補者4人それぞれに独自インタビューを実施しました。地元大学生がインタビュワーとなって候補者の政策や素顔に迫ったインタビュー動画を、届け出順で公開します。【撮影・編集:NPO法人メディアージ】

強みは「リスクを取って挑戦的なことをやっていく」こと

インタビュワー・小野:初めまして、本日は、学生の立場から林さんに質問すべく参りました。本日はよろしくお願いします。ではさっそくですが、林さんの強み、長所を教えてください。

林宙紀候補(以下林):そうですね、強みは、リスクをとるということを平気でできるというか、何でも物事をやる時にはリスクというものがつきものなんですけれども、それをこう恐れて、何もできないというのではなくて、私の場合はリスクを取って何か挑戦的なことをやっていくというのが性格上好きなので、それができるのが強みなのかなと思ってます。

小野:ありがとうございます。では、これまで生きてきた中で、今まで一番リスクだったなということはありますか?

:今まで一番リスクだったのは、最初に大学院を卒業してから民間企業に就職したんですよ。で、そこからですね、転職しまして、その転職というのが、ラジオのディスクジョッキーだったり、TVのニュースキャスターだったり、ナレーションだったり、そういう世界に転職したんですけど、それはね、完全にフリーランスだったので、もう、保証がないんですよね、自分の腕だけでやっていかなきゃいけない。これが、かなりリスクだったなと、当時は軽く考えていたところがあったんですけど、実際やってみると、ほんとに仕事がなかったらお金が入ってこないので、もう相当リスクを負ったなと思いますね

小野:ありがとうございます。そのような過去をお持ちなんですね。

:そうなんですよ(笑)

小野:すみません…

「子育てや保育で、先進的な取り組みをどんどんやっていきたい」

小野:では続きまして、市長になったら特に重視する政策は何ですか?

:そうですね、やはり仙台市に限らずなんですけれども、日本全体で人口減少というのが大きな問題になっていると思っていて、これにどうやって対応していくのかというのが重要だと思っているんですね。特に仙台市の場合は、例えば子育てだったり保育というものに対して、特区のような指定をされている地域でもあるので、これに対して先進的な取り組みをどんどんやっていきたいと思っています。

まぁ、具体的に言うと要は子育て、だったり教育というものに対してですね、いろいろな小規模保育だったり、訪問型保育だったり、いろんな保育がだんだん出てきているんですけれども、それをどんどん国に先駆けてやっていきたいというのが、おおまかにいうと、私の一番やりたいことですね。

小野:ありがとうございます。




「150万仙台」って何?

小野:では、続きまして、150万仙台とは、具体的にどういう街ですか?単に人口が増えることだけを目指しているのですか?

:そうですね、150万仙台というふうにわざと言ったのは、やっぱり見た目、聞いたときに、数字がぽんと入ってくるという、分かりやすいという意味であえてこうしました。ただこれは数字がありきなのではなくて、先ほどお話したように、人口減に対応する、その最大限の努力をしなければならないだろうという。

一番は少子化対策で、子育てだったり、教育、つまりお子さんたちがですね、健やかに、安心・安全のもとに成長できる、それから、子育て世代というか、お父さんお母さんたちが、お子さんを持つということはですね、これは幸せなことなんだと、別に少子化のためにお子さんを生むとかじゃなくて、やっぱりお子さんがいる生活というのは本当に幸せなことなんだってことを思っている方たくさんいらっしゃると思うんですよ。ただ環境的に、お子さんをもてないんです、という方もいらっしゃる。それはもったいないので、だったらそれは産んでいただきやすいような環境にしましょうね、そういうことを考えていて。

「若者が東京でなく仙台で働こうと思えるようにしたい」

:もうひとついうならば、仙台はせっかくね、学生さんたちがたくさんいる、比較的若い世代の方がたくさんいるんですけれども、卒業するときにですね、だいたい東京圏に(引っ越しすることに)なっちゃうんですよ。これが年間にだいたい3000人いると言われていて、この若者たちに、私は仙台で力を発揮していただきたいなと思っている。そのためには、今でも魅力的な企業はたくさんあるとは思うんですけれども、今より、東京でなくて仙台で働こうと思えるような、企業をたくさんつくりたいですし、それからやっぱり、若い人たちのライフスタイルっていうんですかね。やっぱり若い人は華やかなライフスタイルが好きじゃないですか。そういうライフスタイルも、東京じゃなく仙台でもちゃんと満喫できるんだよ、ごめんなさいね、今おなか鳴りましたけれども、そういうライフスタイルを満喫できるんだというまちづくりを、まずしなきゃいけないかなと思っています。

小野:なるほど。では、若者に向けて伝えたいことは何ですか?

:若者にぜひやっていただきたいというのは、失敗を恐れずに、何度も挑戦していただきたいなと思うんですよ。私、さっきね、リスクを取るんだって言いましたけど、若いときに失敗しても、必ず、立ち上がれます。それは周りの人も助けてくれるだろうし、自分でも、若いときなら失敗しても、それをばねにして這い上がることができる、僕も自分で経験してきているので、もしやりたいってことがあるんだったら、とにかくやってみるってことを考えてほしいなと思いますね。

小野:ありがとうございます。すごい、勇気づけられますね。

「若い世代に仙台で活躍してもらい、ここで家族を持ってもらいたい」

小野:では続きまして、衆議院議員を経験していますが、市長として目指したい政策はなんですか?

:えー、市長としてっていうことだと、やっぱり、究極的には、東北、仙台がもっともっと盛り上がるということで、もっと野心的なことをいうと、東京でも大阪でも名古屋でもないんだ、やっぱり仙台だよと、こういうふうに思われる、ごめんなさいね、またお腹鳴りましたけど、こういうふうに思われるような、仙台を私は作りたいと。

たとえば、それが20年30年かかっても、私たちはそれが見届けられる世代でもありますからね、それを実現したいなと思っていて、そのための第一歩が、この「150万」と言っていますけど、やっぱり、若い世代にここで活躍してもらって、ここで家族をもって、子どもを産んでもらって、育ててもらうと、そうすると、人口も自然に増えていくはずなので、そういうかたちで、大きな仙台を作っていきたいなと思っています。




仙台の魅力は「自然と都市景観の絶妙なバランス」

小野:ありがとうございます。では、林さんにとって、仙台の魅力って何だと思いますか?

:仙台の魅力はもうこれいろんなものがあるんですけれども、あえてひとつ抜き出すとすれば、やっぱり緑、自然ですよね。自然と、都市景観の、ものすごく絶妙なバランス。これは、他の政令市には、まず見られないですね。ひとつ、具体的な例で言うと、都市を緑が覆っている割合っていう「緑被率」というものがありまして、これは、仙台市が政令市で一番なんですよ。データ上も、まさしく「杜の都」とになっているので、これは未来永劫ずっと仙台のものなんだと、これはね、ずーっと維持していただきたいなと思っていますね。

小野:ありがとうございます。知らなかったです。

:意外と面白いでしょ?

小野:そうですね、新たな魅力を知れましたね。

政党は変わっても「政治思想は変わっていない」

小野:では、続きまして、これまでさまざまな政党に所属しておりますが、林さんにとって、政党とは何ですか?

:えーっと、政党というのは、目指すもの、政党として目指すもの、であったり、その国家像であったり、そういったものがある程度、一定程度ですよ?全部じゃないとは思っていますけど、一定程度共有できる人たちの集まりだと思っています。

ほんとはもちろん、全部一致するというのが理想なんですけど、それは人間ですから、細かいところで多少の違いは出てくるので、まぁ、骨になる部分ですね。この国だったり、街をどういうふうにしていこうかというビジョンが、その骨組みがね、共有できる人たちの集まりがこれ政党だと思っています。

で、私の場合は、政党の名前がかなり変わって、いろんな政党に所属しているという形になっているので、今さら言い訳する気もないので、簡単に言うと、まぁ、最初に所属している政党は、いろんな理由があって分裂してしまい、その後、元々今の与党体制に対抗する新しい勢力を作るんだっていうのが私たちの大義名分にあったので、その後は、分裂した後は、私たちの政党と、他の政党が合併し、残念ながらその政党もまた分裂する羽目になってしまったんですけれども、それがまた、合流してという形で、僕の場合は政党の名前が変わってきているということですね。

その中で、ほんとにひとつ最後に言い訳するとすれば、理念は変わっていないんですよ。政治姿勢は。その政治思想が変わらないために、その思想を実現するために政党が分裂しちゃったり合流したりという事があったので、このあたりはね、先ほど言った、政党というのは、自分たちの理念、政策、こういうものを共有する集団なので、これは仕方なかったかなと思っています。

市政運営を「守備から攻撃へ」

小野:ありがとうございます。それでは最後に、仙台市民に向けてひとことメッセ―ジをお願いします。

:仙台市民のみなさん、私は、仙台を、東京、大阪、名古屋、そのほかの大都市と呼ばれるところに、負けない、いや、それをむしろ上回っていく、「仙台すごいな」と言われる、そういうまちづくりをしたいと思っています。

今まで手堅くて、本当に安定的な市政運営だったと思うんですけれども、これはスポーツで言えば守備の側面が非常に強かった。これを今度は攻撃に転じたいなというふうに思っています。仙台市民のみなさんの力があれば絶対にできるので、ぜひ、お力を貸していただきたいと思っています。よろしくお願いします。

小野:ありがとうございました。以上でインタビューを終了とさせていただきます。




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