起業家支援は「ギブ・ギブ」東北の支援団体に聞く

 東日本大震災によって、東北という地域や東北に住む人たちが大事にしてきたさまざまな価値が大きく傷つきました。山本さんは、傷ついた東北と併走することを望む、外のエネルギーを滞在先の米国で目の当たりにしました。今回の「クロスボーダー・ラーニングジャーニー」は、場所や分野の違いを超えた連携を生み出そうと、米国から起業家や企業経験者を招き、東北で活動する起業家や団体との協働の現場を作ろうとするものでした。震災発生から5年が過ぎて、山本さんらの起業家支援は内から外へと、新しい局面を迎えているようです。

 「『WIT』を立ち上げてから、国内の起業家や団体が合宿して交流する場を4回、設けてきました。そのプログラムによって支援した社会起業団体は16団体に上ります。今回はビジネスセクターや起業の分野で実績のあるリーダーたちがアメリカから11人が参加して、文字通り国境を超えたコラボが実現しました」

 日本側から参加した起業団体は以下の通りです。

NPO法人アスイク、NPO法人「吉備野工房ちみち」、一般社団法人「りぷらす」、NPO法人「GIFTHOPE」、NPO法人「きずなメール・プロジェクト」、「まんまるママいわて」(任意団体)、株式会社「明天」、NPO法人「わたりグリーンベルトプロジェクト」、世界ちょうどいい研究室。

会津漆器について学ぶ「クロスボーダー・ラーニングジャーニー」の一行(WIT提供)
会津漆器について学ぶ「クロスボーダー・ラーニングジャーニー」の一行(WIT提供)

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TOHOKU360は、東北のいまを東北に住むみんなの手で伝える、参加型の"ニュースプロジェクト"です。経験豊富なメディア出身者で構成される「編集者」と、東北6県の各地に住む住民の「通信員」とが力を合わせ、まだ知られていない価値あるニュースを一人一人が自分の足元から発掘し、全国へ、世界へと発信します。

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