東京電力福島第一原発事故後の廃炉作業の進展や周辺地域の現状を知ろうと、2月1日から2日にかけ、世界各地の原子力分野の若手専門家たちが福島県を訪れた。海外から初めて福島を訪れた専門家たちは何を見て、何を感じたのか。TOHOKU360は、2日間にわたる彼らの視察を独占密着取材した。(安藤歩美)

スマホで360°VR動画を体験 ※必ずYouTubeアプリを起動してご覧下さい

視察に訪れたのは、原子力に携わる若手の国際的ネットワーク「International Youth Nuclear Congress (IYNC) 」のメンバー。アメリカ、ロシア、中国、オーストラリア、イタリア、オーストリア、台湾から研究者や実務家が集まり、原発の廃炉に向けた最新の技術や、原発周辺の現状について学んだ。

彼らに、福島を訪れた理由を聞いた。

アメリカのダニエル・オコーネルさんは「アメリカでは福島の原発事故のあと、原発の運営の方法が大きく変わり、原子力産業で働く者として福島を見ることがとても重要だと思った」と話す。中国の張璋さんも、福島第一原発事故後に国内の原子力政策が大きく変わったとして「中国の原子力業界の人はみんな、福島で何が起きているのかを知りたいと思っています」。オーストラリアのジェームス・ハーディマンさんは「福島では廃炉のための新しい技術が開発されており、関心を持っていた」と話す。

「福島を訪れることは、一生に一度の経験になるだろうと思った」と、欧州原子力学会ヤングジェネレーションネットワークのアイリーン・ランゲガー会長。彼らは初めて訪れる福島で何を見て、何を感じたのか。360°VR動画で、追体験の旅に出る。

バスは、沿岸部の国道6号を走っていく。原発事故後に住民の避難が続く「帰還困難区域」を走る車窓には、家々や店舗の前に空き巣などの防犯のためバリケードが張られている風景が流れていく。すれ違うトラックは、除染廃棄物を詰めた黒いフレコンバッグを積んでいる。専門家たちはそんな光景を眺め、カメラに収めていた。【360度VR動画ニュース】

(映像撮影場所)バス:福島県浪江町、外を歩く風景:同楢葉町

(第2回に続く)

【第2回】開沼博さん伝える福島の誤解と現実

記事一覧




この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です