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【TOHOKU360×笑顔の架け橋・Rainbowプロジェクトコラボ企画番組】

若き漁師自慢の「一番海苔」収穫にVR動画で密着

VR動画/文:安藤歩美】宮城県東松島市で、今年も養殖海苔の収穫の季節が訪れた。若き海苔漁師・相澤太さんの海苔漁船に同乗し、収穫のようすを撮影・取材させてもらった。

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12月7日午前6時前、気温はマイナス1.2℃。日の出前の薄暗い闇の中を、船は出航する。養殖用の網を張った外洋までたどり着くと、船の先端部で網をすくいあげ、網にたっぷりと付着した海苔を、船上の機械で刈り取っていく。網が張られた海上の数カ所で作業を続けるうち、海の向こう側に太陽が顔を出した。船上に次々と揚げられていく海苔が、陽に照らされて煌めく。

「今年は順調ですね」。この日の朝に収穫した分だけで、その量は約11万枚。今年は海苔にとって生育環境のよい気象が続き、現在のところ収穫は好調だという。

相澤太さん(37)は、海苔漁師の家系に生まれた三代目。18歳でノリ漁師となり、2009年には宮城県の「奉献乾海苔品評会」で史上最年少の28歳で優勝を果たした、海苔づくりひとすじの職人だ。「海苔のことが気になって夜も眠れず、真っ暗闇の船の上で海苔と一緒に過ごしたことがあるんです。そうしたら、海苔の気持ちが分かるようになりました」。常に海苔に何が必要なのかを考えながら、相澤さんは対話するように、丁寧に海苔を育んでいく。

海苔の苗は網に付けられ、例年9月から海へ出して育てられる。この苗を海に放す時期が、海苔の美味しさを決める最も大事な時期だと、相澤さんは強調する。通常は漁師が日に2、3回海に出て、水温や塩分濃度を測りながらその時期を決めていたが、今年はNTTドコモの復興支援で、水温や塩分濃度が1時間ごとに遠隔で確認できるICTブイを導入。数値の細かい推移を遠隔から計測できることで、海に放す最もいいタイミングを知ることができたり、その後も微妙な環境の変化を把握しながら海苔を育てることができたりしたという。

東日本大震災で、大切な海苔も、船や設備も全てが流され、「軽トラ1台」からの再出発だった。「海苔が食べられるのは当たり前のことではない。海苔が育つには、山、海、豊かな自然環境が整っている必要があります。海苔づくりを通じて、食べる人には海苔が食べられる大切さに気付いてほしいし、次の世代が海苔を作り続けられる環境を作っていきたい。だから、海苔を通じてやりたいことは『世界平和』なんですよ」と、相澤さんは笑う。

相澤さん自慢の「一番海苔」は、今年1月から出荷され始めた。「自分の海苔には、海苔を作り上げている今の自然環境、そのありのままの状態を表現している。食べる方には、自然が作り上げた奥深さを感じて、この海にいるような気分になってほしいですね」

宮城県東松島市の海苔漁師・相澤太さん【写真撮影:松倉圭佑】

■笑顔の架け橋・Rainbowプロジェクト
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NTTドコモは「東北の笑顔のために、人とひと・社会をつなぐ」ための活動を継続的に行っています。

http://rainbow.nttdocomo.co.jp/






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