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【TOHOKU360×笑顔の架け橋・Rainbowプロジェクトコラボ企画番組】

ICTセンサーと「深水農法」が実現する、完全自然栽培の米作り 南三陸町

【VR動画:安藤歩美/文:中野宏一=宮城県南三陸町】東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で、震災後、肥料も農薬も使わない「完全自然栽培」のコメ作りが始まっている。自然栽培は草取りなど多くの手間がかかるとされるが、今年はNTTドコモの社員が新たに開発した「深水農法」という手法を使うことで、手間のかからない栽培に成功した。新農法とICTセンサーで、完全循環型社会の実現を目指すコメ作りの現場を取材した。

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 東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県南三陸町で、震災後、肥料も農薬も使わない「完全自然栽培」のコメ作りが始まっている。自然栽培は草取りなど多くの手間がかかるとされるが、今年はNTTドコモの社員が新たに開発した「深水農法」という手法を使うことで、手間のかからない栽培に成功した。新農法とICTセンサーで、完全循環型社会の実現を目指すコメ作りの現場を取材した。

 10月13日、南三陸町入谷地区で、稲の収穫が始まった。入谷地区で農業を営む阿部勝善さん(66)は、2012年から無農薬の米栽培に取り組んできた。「南三陸のこの地区は、川の水を使ってコメ作りをして、その水が湾に流れ込む環境なんだよね。循環型の社会の実現ができるのではと思い、始めた」と語る。

 「基準値をクリアしていたとしても、残留農薬はゼロにはならないんだよね。小さい子供も安心して食べられるコメを作りたくて。田んぼで使った水が川に入って、海に入るから、きれいな状態で戻したくて」

 無農薬農法は、草取りとの戦いになる。雑草をどれだけ取り除けるかが収穫量と直結する。そこに以前から南三陸町を支援していたNTTドコモの社員の堆(あくつ)英明さんが、新しい農法を開発した。水深を一定の深さに保つことで雑草の発生を抑える「深水農法」だ。堆さんは、本業のかたわら試行錯誤を繰り返し、この農法を開発した。この「堆農法(深水農法)」を取り入れた阿部さんは「今年は昨年の2倍は収穫できたのではないか」と、新農法に手応えを語る。

 深水農法は、田んぼの水深を一定に保っていさえすれば、手間はほとんどいらないという。水深を常に一定の深さに保つために使っているのは、ドコモが開発したICTセンサー。センサーを田んぼに設置することで、毎日の水深を自動で測定し、リポートしてくれる。阿部さんは「もう、びっくらぽんだった。家でアプリを見ているだけでいいんだから」と笑う。

ドコモが開発したICTセンサー。毎日の水深を自動で測定し、リポートしてくれる

 取材当日は、新米で作ったおにぎりが振る舞われた。自慢のコメを握ってくれた阿部さんは、もっとこの新しい農法と完全自然農法のことを知ってほしい、と話す。

 「自然農法を始めてから、川にサワガニやサンショウウオやヤマメが戻ってきたんだよ。さっきも刈り取りの時、田んぼからイモリが出てきた。農薬を使ってたら、いないんだ。自然農法をもっと多くの人に知ってもらい、地域の人たちと一緒に進めていくことで、この入谷地区のコメをブランドにしていきたい」

取材当日は、新米で作ったおにぎりが振る舞われた

■笑顔の架け橋・Rainbowプロジェクト
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NTTドコモは「東北の笑顔のために、人とひと・社会をつなぐ」ための活動を継続的に行っています。

http://rainbow.nttdocomo.co.jp/






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