TOHOKU360×青山学院大学ボランティアセンターRoote

陸前高田VRスタディーツアー①6年半が経った被災地は今

TOHOKU360は青山学院大学ボランティアセンターRooteと協働し、東日本大震災から6年半以上が経った岩手県陸前高田市の被災地の現状を伝える360度VR動画を制作しました。奇跡の一本松やかさ上げされた街などの陸前高田市の被災地をVRでめぐり、復興の進捗状況を知る現地スタディーツアーの模擬体験ができます。動画は11/3(金・祝)~5(日)まで青山学院大青山キャンパスで開かれる「青山祭」に出展され、期間中VRゴーグルで視聴できます。期間後は、TOHOKU360でも全6本の動画が公開されます。

スマホで360°VR動画を視聴

「壊滅的被害」と表現された街

青山学院大学、ボランティアセンター「Roote(ルート)」2017年度陸前高田プログラム、リーダーをしています柳田泰樹です。みなさん、ここは岩手県陸前高田市です。2011年3月11日に津波によって大きな被害を受けた地域でもあります。

ニュースでは壊滅的被害と表現された地域でもあって、これから、みなさんにはその津波の恐ろしい被害の様子や、これからどうやって陸前高田が復興の道を辿っていくのかについて、みなさんと時間を共有しながらスタディツアーとして見学していただければなという風に思います。

さてみなさん、今いるのは道の駅「タピック45高田松原」という場所です。ここは津波によって、今奥が海なんですけども、海から津波をかぶり、そのままの被害の状態をうつした場所でもあります。

ガソリンスタンドの看板まで津波が来た

特に津波は「押し波」と「引き波」というものがありまして、海からやって来る波が押し波、陸から海へ帰る波が引き波となります。このタピック45は、引き波によって大きな被害を受けた地域です。中には松林、高田は松原が有名なんですけれども、松林がそのまま刺さった状態になっていたりですとか。あとは、家庭から流れてきたであろうジャグやタイヤなど、家庭の様子を物語るものがそのままの状態で残されています。

また、あちらをご覧いただきたいんですけども、あちらには「オカモトセルフ」というガソリンスタンドの看板が見えますでしょうか。あそこに津波水位15.1メートルと書いてあると思います。陸前高田市では津波によって大きな被害を受けました。その高さ15.1メートルというのは高田では2番目の高さになります。今あそこに見えます矢印のところまで津波が登ってきたということになります。高さはあれ位の高さということですね。

「松」とともに生きてきた地域

あちらを見ていただいて、そこには根っこが置いてあると思うんですけれども、あれは当時7万本もあった高田松原、松林の残りです。津波によって松林はほぼ全てなぎ倒されました。唯一1本残った松のことを「奇跡の一本松」と呼んでいます。これからみなさんには奇跡の一本松を見ていただきますが、その松林の残骸になります。

陸前高田は津波ともうひとつ、松によっても大きな被害を受けた地域です。松林が津波によってなぎ倒されて、そのなぎ倒された松が家を破壊してしまって、家が全てのまれてしまったという場所でもあります。

ただ、陸前高田の人たちって、松にそんなに悪意を持っているわけではないんですね。松林によって防がれた津波もありますし、「松林とともに生きてきた」そういうような実感もあるわけで、松と一緒に生きてきたから、松に家を壊されたとしても、「また私達ががんばればいい」そういうような気持ちを持って、逆に松というのを一本の軸としながら今後の復興の糧としている。そんな地域でもあります。これからみなさんには奇跡の一本松。津波によって7万本の松のほとんどが倒れたんですけども、その7万本の松の内、1本奇跡的に残った松をみなさんにご覧いただきたいなという風に思います。

(次回は11/6以降に公開予定です)




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