東北学院大が仙台都心に新校舎 学習支援の強化と地域交流で生き残り図る

カフェを地域交流の場に

地域社会との交流を図る施設もある。地下1階には、250人収容の多目的ホールや90席の音楽室を設けた。松本宣郎学長によると、音楽会やミニシアター、シンポジウムなどの会場として想定しているという。1階のカフェテリアには石窯パン工房ばーすでい&カフェ片平店が入居。同店は宮城県内でベーカリーショップを展開している株式会社藤商事(本社・利府町)が経営する。学生や大学職員だけでなく、近くの住民などがパンを買ったり、食事をしたりすることができる。隣接するワークショップコートには、スクリーンなどの機器を設置し、グループ学習や地域交流のイベントにも使えるという。

ホーイ記念館2階の学習スペース。電子黒板や可動式の机、イスが配置され、学生同士のグループ学習などに活用できる(平間真太郎撮影)
ホーイ記念館2階の学習スペース。電子黒板や可動式の机、イスが配置され、学生同士のグループ学習などに活用できる(平間真太郎撮影)

地方大学にも都心回帰の波

ここ数年、首都圏を中心に大学の都心回帰が指摘されている。大学の郊外への移転が進められたのは1970~90年代。しかし、少子化の進展や4年間を通じて専門教育を施せる学習環境が求められるようになったことなどを背景に、利便性が高く、3、4年生や大学院生が多く学ぶ都心部のキャンパスに回帰する動きが顕著になった。

こうした波は地方の大学にも着実に押し寄せている。

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