早朝の「ゴミ拾い」で先生に活動を知ってもらった

(色川)活動中、何をどこまで動かせたのでしょう?

(佐藤)野球を知っている先生に顧問就任のお願いをしましたが、先生頼みではなく自分主体で動かなければいけないと感じていました。そこで、先生方に僕たちの活動の存在を知ってもらうために、そして学校のためだけでなく地域のためになることをしたいと思い、朝早くからゴミ拾いをしようということになりました。毎週、週二回ゴミ拾いをして、やっと学校に通勤してくる先生方に「何しているの?」と声をかけていただいて。こういう活動をしているんです、と喋っていたら、じわりじわりといろんな先生に活動を知っていただくことができました。

(色川)応援してくれる先生はいましたか。

(佐藤)施設や、学校の状況を考えても、野球部を作ることは厳しい、ということは当初から分かっていました。応援してくれる人は多くはなかったのですが、背中を押してくれる先生はいましたし、そういう人たちがいるので頑張ろう、と思えました。

(色川)その先生や仲間たちと力を合わせて。次は生徒会へ行ったのでしょうか?

(佐藤)はい、まず生徒会の方に一回お話をして会を開かなければなりません。生徒会へ行く前に、グラウンドの一部を使えないか、先生に相談をしていました。厳しいと話していましたが、諦めたくなかったので、教頭先生らから可否の結論が出るまでは頑張ろうと決めていました。

先生方には、学校の今の状況では厳しい、と。部活が多く、顧問の先生が足りないと言われました。それから、校庭がとても狭くて場所がないので、施設面でも厳しいとのことでした。自分たちからは、大きい球場でしっかりダイヤモンドを使ってやるというより、小さいところからでもいいから形として残したい、という思いをしっかり伝えました。

先生方からは結局、今の学校の状況としては厳しいと言われました。生徒集会でも厳しいと言われていて、悔しい気持ちもあり、すぐ下がるのは嫌だと思いましたが、受験もあり、野球のことに突込みすぎると勉強と野球のバランスが取れなくなるので、一旦手を引くことになりました。

(色川)施設や場所というハード面を今すぐに、というのは難しいかもしれないけど、学校の先生たちからの協力と学校の理解と仲間さえいえば、もしかすると愛好会、同好会、野球部、という形を残すことはできたかもしれませんよね。例えば毎週市民球場を借りて小さくても活動できれば次の世代につながるんじゃないかと思って頑張ってきた、ということですよね。

次ページ:同じ志を持つ、未来の後輩にメッセージ




この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で

Leave a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です