■依存から自立のアスリートライフを目指して

色川:で、今それに向けて、自分だけではできないところを、スポンサーとか、そういった企業からの支援をもらいながらやってるってことですよね?

黒岩:そうですね。ただ、僕の今思っていることがひとつありまして、スポンサーさんというのは、僕の中では、日本ではよく支援者というか支援していただけるというような意味合いだと思うんですけれど、僕はどちらかというとビジネスパートナーとしてやりたりなと思っております。

色川:いいですね〜。

黒岩:というのは、やっぱりこうお金をいただく以上、その分お返しをしなくちゃいけない。例えば、一千万もらったなら、もう二千万、三千万というものをお返しするというのは当たり前だという風に思っております。というのがまずひとつ。でもうひとつは、やはり競技面にもちろんスポンサーさんについていただくというのはありがたいんですけれど、自分の生活を自分でできないようなアスリートでは、僕はいけないと思っています。という中で僕が今考えているのが、あと2〜3日するとできるんですけれど、今会社の方を実は作っておりまして。

色川:まさにここが黒岩俊喜がほかと違うところなのかなあと、まあ、今も聞いてて思うんですけれども、やっぱり彼のすごいところ、面白いところっていうのは、彼が今言っていたように、お金をもらって終わりじゃないんだと、その価値を、彼らがより満足する形にして返すんだと、ま、それでいて、彼の面白いところは、自分で新しいものを作って次の世代へバトンを渡したいというのを考えながら活動してると。ということで、競技者黒岩俊喜がいる中でも、生計を立てていくという意味でも、社長黒岩俊喜がここにいて、この両輪いわゆるこのスポーツ業界で言えば「デュアルキャリア」っていう、日本語で言えばきっと「文武両道」みたいなところだと思うんですけれども、競技者というのは、今まで依存し過ぎてしまうがゆえ、競技終了後に自分の生活がうまくいかなかったりとか、そういったところへの、どうしてそういう風に考えられるように、今23歳という年齢で、なったんですかね。どういった経験が自分を、突き動かしているというのはありますかね。

黒岩:そうですね。よくテレビで金メダリストのその後みたいなのをやっていると思うんですけど、ある日とある競技の方を見たときに、安いアパートでこうひっそりと暮らしているというのを見まして。ああこれが本当の金メダリストの姿なのかっていうのは。

色川:ああそうだね。で、日本の美学は世界の美学ではないよね。日本人は苦しくて苦しくてなんとか勝ちました。でも、その時だけ日の目を浴びて、あとどうするのってとこだよね。

黒岩:そうです、そうです。僕はそこがすごく嫌で、僕は死ぬ間際が一番幸せって言って人生を終えるのが一番の目標なんです。

色川:では、そのピークの時だけじゃない。俺は自分の生活、自分で生計すると。

黒岩:そうです。そして、金メダル獲った瞬間じゃなくて、金メダル獲った次の日がもっと幸せ、さらに次の日はもっと幸せって人生を送っていきたいので、僕のこの、スケルトン黒岩だけじゃないところも世の中に発信していきたいって思います。

色川:いやあ、これは本当に面白いなと。これアスリートとしてこれからのアスリートとしてどんどん発信していきたいなと思いますし、本当に一人でも多くの人に黒岩俊喜を知ってもらって、小っちゃい子とか、これから新しい競技を始める人に、夢と希望を持ってどんどんどんどん挑戦していくことって大事なんだよってことが伝わればいいですよね。

黒岩:はい是非とも、お願い致します。

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