【光森史孝=バリ・ウブド村】VillaBintang Ubudの光森史孝です。しばらく、です。豪雨、台風、地震…と日本列島は、大変でしたね。被害に遭われた方には、お悔やみ、お見舞い申し上げます。

インドネシアでも、バリ島東隣りのロンボク島で大きな地震があり、多くの人が被害に遭って、今も避難生活で、苦労されています。世界各地から支援のボランティアが駆けつけ、支援物資なども寄せられており、在デンパサール日本国総領事館の首席領事、じゃかるた新聞の記者など、現地に入った人たちの報告も聞いたり見たりしていますが、まだ大変なようです。

こんな中、南国からの便りも、少しためらっていましたが、やや状況も変化してきたようなので、ウブド村暮らし通信を、届けます。

今日のテーマは、バリの人たちの〝成人式〟=ポトン・ギギ=削歯儀礼です。先日、ボンさんの故郷、ボン村の自宅で、ボンさんの兄弟の子女の儀式が行われました。バリ・ヒンズーの人たちは、生まれてから、年齢を重ねるにつれ、様々な通過儀礼を行っていますが、そのうち、この削歯儀礼は、重要な儀礼の一つです。獣のような門歯と犬歯を削り、人間らしい歯並みとなって、立派に成人した証となります。

ボン家では、男女4人ずつが、この日の儀礼の対象者となり、正装して儀式に臨んでいました。ボンさんの長女、あゆみさんと長男、けんた君も、この中に混じっていました。高僧の祈りに始まり、削歯を受ける時は別室の寝台の上に二人ずつ、並んで横になり、削歯をする人の手で、歯を削ってもらいます。写真は、その様子です。この儀礼を済ませると、皆、〝大人〟になって、社会へ出る訳で、あゆみさんたちも、しゃきっと背筋をのばして、私たちの前に立って見せてくれました。

ボン家には、この日、村中の人たちが、お祝いのお供えなどを持って集まり、また知り合いで招待された人も加え、満員の盛況でした。私どもも、じっくり儀礼を見せてもらい、お祝いのお昼の食事を、いただいてきました。

あゆみさんは、この9月から在デンパサール日本国総領事館に勤務しています。けんた君はウダヤナ大学で、折り返しを迎え、勉強に励んでいるようです。二人の〝成人〟に幸あれ、ですね。

【光森史孝】1995年、神戸新聞社在職中、友人ら5人とインドネシア・バリ島のウブド村にコテージを取得し、神戸新聞社を定年退職後、ウブド村に移住。コテージ「Villa Bintang Ubud(ビラ・ビンタン・ウブド)の経営をバリの古くからの友人に委ね、バリ島の環境保護のための植林活動や日本・バリの高校生交流の手助けなどをしながら妻と二人で暮らしている。ウブド村の日々をつづったメーリングリスト「ウブド村暮らし通信」を発行。「TOHOKU360」には「ウブド村」通信員として参加、「ウブド村暮らし通信」から選んだ記事を不定期で掲載中。





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