人との出会いが心を動かした2日間 和歌山県移住体験モニターツアー

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【PR記事】1月12、13日、和歌山県田辺市と白浜町で、移住体験モニターツアーが行われた。移住に関心のある人を対象としたツアーには、都内の企業で働く30代の2人が参加。地域の魅力を体感しながら、移住の先輩や地域づくりに取り組む地元の人たちとの交流を深めた。2人は特に、人との出会いに心を打たれ、「また訪れたい」「また会いに来る」と、将来的な移住も見据えた地域との関係づくりに意欲を見せていた。

ツアーに参加した河北有一さん(左)と中川世梨乃さん

「これから…」だった移住への意識

ツアーには、河北有一さんと中川世梨乃さんが参加した。
河北さんはコンサルタント会社に所属。旅行会社に勤めていた経験を活かし、国内外の観光資源をVR動画に収めて誘客に活用するなど、日本と海外、地域と企業などをつなぐ役割(カタリスト)として活躍している。大の釣り好きであると同時に、将来は山の中でカフェを開きたいという夢もあることから、山と海ともに美しい紀伊半島に心を惹かれていた。
中川さんは、IT関連企業で技術者やクリエイターを支援する仕事をしている。以前は同じ企業で大規模なコワーキングスペースのコミュニティを運営、活性化する仕事に就いていた。東京で生まれ育ったが、最近はその暮らしに多少の疲れを感じ、地方移住全般に関心を寄せている。動物好きで、生き物と共生するライフスタイルも望んできた。
2人とも和歌山県を訪れるのは初めてで、地方移住に関心はあるものの、移住への熱意や、この地域へのこだわりなどは「これから」という状態で、ツアーは始まった。

魅力的な出会いが動かす心

最初に訪れた秋津野ガルテン。廃校を活用している。
玉井常貴さん(右)の話に熱心に聞き入る2人

2人の心を動かしたのは、田辺市で活躍する人たちとの出会いの数々だった。最初に訪れたのは、レストランや宿泊、研修施設などで構成される、廃校を活用した地域拠点施設「秋津野ガルテン」。運営会社の社長を務める玉井常貴さんの説明を受けながら、施設を見学した。玉井さんは、地域住民が力と知恵を出し合って施設を作り上げてきた10年間の歩みや、整備中のICTオフィスなどについて語り、2人は玉井さんの熱い思いに何度も驚きながら、耳を傾けた。中川さんは「話を聞いていると、わくわくした。取り組みの素晴らしさだけでなく、玉井さんの人柄にも心惹かれた」と声を弾ませた。

移住の先輩として生活の実感を語る森脇碌さん

次に訪れたのは、田辺市などで活動するクリエイターチーム「TETAU」が拠点としているオフィス、「TETAU base」。東京から家族で移住し、地域の企業の営業支援などを手がけている森脇碌(ろく)さんが、この地域に移住して働いてみての実感を語った。森脇さんはこの地を「生きると仕事をくっつけてくれた場所」と表現。「仕事と暮らしが密接に関わっていて、境目を感じない。ぐちゃぐちゃになっているからこそ、面白さとやりがいがある」と微笑んだ。2人は実際の働き方や「田舎暮らし」での人間関係などについて熱心に質問し、森脇さんは「心配になると思うけれど、案外大丈夫」などと、移住の先輩としての実感を率直に語っていた。

街の魅力に引き込まれる2人

この後2人は、移住者の先輩で、自然エネルギー事業やゲストハウス運営などを手がける桜井保典さんの案内で市内を散策。弁慶ゆかりの鬪雞(とうけい)神社や、郷土の偉人南方熊楠の記念館などを見て回り、田辺市の歴史文化への理解を深めた。潮の干満で大きく姿を変える自然美が魅力の天神崎も訪れた2人。当時は干潮だったため、ごつごつとした海底が遠くまで露出した独特の景観と澄み切った海に感動し、歓声を上げながら風景をカメラに収めていた。

日の落ちた後には市内の飲食店で、「TETAU」や、市内でリノベーションまちづくりに取り組む「タモリ舎」のメンバーらと交流し、お互いの仕事のことや田辺市で暮らすことの喜びなどを遅くまで語らい、会場にはたくさんの笑顔があふれた。最初はこの地域への移住について特段の思いが無かった2人だったが、出会いを通じて徐々に心を動かされていく。歓談の席からは「また来ます!」「今度はいつ来るの?」といったやり取りが盛んにかわされていた。交流会が散会になった後も、河北さんは賑わう夜の街を2軒、3軒とはしごし、地元の人たちとの交流を深めたという。

夜遅くまで交流を深めた参加者と地元の人たち

「まずは再訪」、その先へ

2日目は、SOHO設備などを備えた県立情報交流センターBig・Uを見学した後、快晴の下で輝く白浜の海の景観を満喫した2人。市場でお土産をたくさん買い込んで、南紀白浜空港を後にした。空港に向かう車中で、河北さんは「あっという間だった」と呟いた後、「今回会った人たちにまた会うために、必ず来たい」と再訪を誓った。中川さんは「次に来た時は、今回会った人たちに教えてもらいながら、もっと地域をじっくり見てみたい」と語り、今後を見据えていた。2人とも、将来的な移住を思い描きながら、まずは地元の人たちとの関係をもっと深めたいと考えているようだった。

白浜のシンボル、円月島を撮影する河北さん

今回のツアーで2人が最も心を惹かれたのは、地元の人たちとの温かい出会いの数々だった。自然景観や歴史文化など、それぞれの地域には数多くの魅力が存在するが、その土地に根ざすことを考えた時に決め手となるのは、「人」の存在である。魅力的な出会いの機会に溢れている田辺市・白浜町はこれからも、自分らしい新しい生き方を志向する人たちの心を惹きつけていくことだろう。

提供:紀伊半島移住プロモーション事業実行委員会

紀伊半島移住プロモーション事業実行委員会では2019年3月9日(土)、和歌山県・奈良県・三重県の魅力がわかる交流イベントを東京都内で2部制で開きます。1月に開催された「週末お試し移住モニターツアー」で現地を訪れた人、実際に移住して暮らしている人が登場して、それぞれの本音を語ります。紀伊半島や移住に興味がある方は、お気軽にご参加ください。
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