【東北異景】仙台を見下ろす巨大仏「仙台大観音」

「酔って帰宅したとき、夜空に浮かび上がる姿にギョッと…」

周辺の住宅地では、大観音の存在から逃れることはできない(佐瀬雅行撮影)
周辺の住宅地では、大観音の存在から逃れることはできない(佐瀬雅行撮影)

 当時は周辺住民から「景観が損なわれる」と激しい反対運動が起き、地上アナログテレビ放送が受信しにくくなる電波障害も発生した。近くに住む市民は「酔って帰宅した時、夜空に不気味に浮かび上がる大観音にギョッとした」と述懐する。

 仙台大観音に近づくと、その巨大さに圧倒される。あまりの迫力にしばらく見上げていると首が痛くなった。白色フッ素樹脂塗装に反射する陽光がまぶしい。鉄筋コンクリート構造の内部は12層に分かれ、1階には三十三観音と十二神将、3階から12階まで108体の胎内仏が安置されている。エレベーターで最上階まで昇ると、胸の辺りに位置する展望窓からは仙台の市街地や太平洋、奥羽山脈まで一望できる。大観音の高さが実感できた。

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