【衆院選宮城2024】大林まさひで候補(4区・れいわ)独占インタビュー動画と全文書き起こし

2024年10月27日は衆議院議員選挙の投開票日。TOHOKU360はNPO法人メディアージとコラボし、同団体の実施した宮城県内の各選挙区の候補者への独占インタビューをお届けしています。ノーカットの動画と記事を掲載しますので、候補者の人となりや政策を知るためにぜひご活用ください。

4区に立候補している大林まさひで候補(れいわ新選組)のインタビュー動画と全文書き起こしです。インタビュアーは阿部優香さんです。

サウナで「整う」瞬間でストレス発散

前半は人柄を知るための質問をいくつかさせていただきたいと思います。趣味や特にストレス解消法のようなものがあれば教えてください。

私、サウナーでございまして、整うあの瞬間、あれこそが私のストレス発散の素であります。皆様におすすめしたいところですけれども、体の調子の悪いときとか、あまり具合がよくない時とか、無理せずサウナーの気持ちを皆さんに理解していただければ幸いと思います。

ありがとうございます。私もたまに入るんですけど、まだ整ったっていう感覚がわからなくて、どういうときに整ったって感じますか?

無理して長く入る必要は全然なくて。血流を良くしたいという思いでサウナを始めたので、温かい、冷たい、温かい、冷たいっていうのを繰り返すと血流がどうも良くなるので、良くなるから、この整うっていうのは気絶しそうになるっていう意味じゃないですかね。とても血流が良くなることによって血圧に影響を与えて休眠が良くなるということだと思います。ぜひ繰り返すと、その瞬間があなたにも訪れるとおもいます。

では次に、あえて意地悪な質問をさせていただきたいと思います。苦手なことやものがあれば教えてください。

10年前に東日本大震災の後に復興支援として釜石に着任したんですけれども、岩手の釜石ですね、あの驚くほど窓ガラス前面にカメムシがいるシーンを見てですね、恐ろしかった。まだそこは我慢できたんですけども、それを摘んでいく猿を見て、最後は気絶しました。すごいとこ来ちゃったなと思いました。トラウマになりましたね。今年は大量発生して大変ですよね。

今年も見たりしましたか?

見たのは見たんですけど、都会でもやっぱり10年ぶりに東京帰っても、もう東京でもたくさん発生しているようで、意外と知られていないのがカメムシホイホイ。半分切って、ペットボトルを裏にするだけで、あんなに気持ちよくとれるのに、みんな感激されまして。「私も欲しい」と。自分で作れ、と思いましたけど、岩手に行った甲斐があった瞬間でしたね。

復興支援で滞在した釜石で政治家の道へ

大変有益な情報ありがとうございます。次に子供の頃の夢を教えてください。

兄弟が多かったのもあるですけども、父が会社経営してたものですから、本当に厳しい父で、何とか父を超えたいという思いがあってですね、何でも良いから社長になりたいという漠然とした目標がありました。目標といえばそういうところですね。

コンピューターのセキュリティーの会社を作ったんですけれども、そこは自ら経営することができて。そういう意味では、社長業を目指すという夢は、子供の頃の夢は実現したというところですか。

コンピューターの会社を立ち上げたということでしたが、その後、政治家を志した理由やきっかけがあれば教えてください。

ちょうど東日本大震災の時に私が設立した会社を後任に譲って、そういう役員会を予定していた時だったんですね。たまたまその予定日より直前に、またそれで帯状疱疹にかかってしまって、会社に出勤することもできず、家の家の床で横になっていたんですけれども、そこで流れてきたその揺れた後に流れてきた映像がショッキングでして。

皆さんもそのリアルタイムにご覧になられた方いらっしゃるかわかりませんけれども、東京で私がそのシーンを拝見したのは、もう音声なし、ナレーション当然なく、淡々と大きなタンカーとか、それこそコンテナとか。消しゴムみたいにコロコロ転がって、何が起こってんだと。それがその東日本大震災の時の私の印象で、これは大変なことが起きたなと思いました。

なのでちょうどその会社をこの後に譲って、次に何をするかって考えたところだったので、まあまあ日本人だったらね、1年でも2年でも、もし時間が取れるんだったら、ご支援に伺うというのは必須だろうと思って。そこで伺ったのは、そのご支援を募集していたところで。復興支援のつもりで、お邪魔したんですけれども、まあ1年のつもりだったので、そろそろ、東京に戻ろうと思っていたところを、ちょうど選挙があるもんで、飲み仲間っていうんですかね、中小企業のおじちゃんたちが「いいから出ろ」とありがちなパターンで出させられて、「いいよ」と。

地元の人間でもないし、家族もいないし、もうそんな選挙なんかできるわけないと思ってたので、軽はずみで受けたんですけれども、そういう動機が東京に戻ってもいいようなきっかけにしようと思った動機なので、不純と言えば不純なんですけれども。私はその「選挙活動こそが政治家を育てる唯一の場所である」という思いで、その時になりましても、その時はその当時はまだ仮設住宅がいっぱいあって、支援員として来た私にとっては、選挙活動として考えられるのは仮設住宅を回ることでしかなかったので、一つずつ回って一軒ずつ回って、回っても回ってもね、終わらないんです。もういくつまでこんなにあるのかくらいがめぐる中で、その中でおじいちゃんやおばあちゃんがわざわざこの足の悪い方が方が杖ついて取り上げて出てきてくれて、手を握って「東京もんのお前に任せた」。ああ言われてから私は「しっかりやらなきゃいけない」と。

「政治をしっかりやって、この町の復興の少しでも助けになることができればいいな」という思いが湧いてきたものですから、そこが最初は動機的にはいかがなものかとは思いましたけれども、この政治活動、選挙の活動を通じて、政治家とはこういうものなんじゃないかというのを考えさせられました。

釜石市議会議員としてラグビーW杯開催に関わる

次に、政治政策の部分に移らせていただきます。政治家の普段の仕事というものは、私たちにはなかなか想像がつかないかなと思います。大林さんは先程もおっしゃっていただいたんですけども、釜石市の市議会議員を1期務めていて、国政選挙も挑戦されてきました。その中で特に大変だった仕事とか、思い入れのあるエピソードなどがあれば教えてください。

市議会議員をやらせていただいたサイクルの時に、釜石市の場合はラグビーワールドカップがあったわけで、この2019年のタイミングで、震災からそのいくらも経っていないタイミングで試合会場としてエントリーして、そこで開催を実現すると。その夢に向けて大きなチャレンジだったと思います。それをその議員の立場で、やはりスタジアムをつくる上では建設コストですとか、終わった後の利活用の問題ですとか、当然発生するものを議会では喧々諤々しながら、いろんなまちの将来のためにつながるようなスタジアムになればいいなと、夢をそこのスタジアムに注ぎ込むことができたのかなと。

あの仕事をその議員の立場で関われたのは、私はよそ者でしたけれども、そのよそ者の一人としても、そのまちの将来の大切な仕事に関わらせていただいたのが本当に光栄であるし、そこに関われたことを本当に嬉しく思っています。

「政治家って思ったより面白そう」と思ってもらえるように

政治家としての野望、成し遂げたいことがあれば教えてください。

野望か。野望というよりも、この10年というか、正確には8年で私、5回目の選挙をやろうとしていて、何やってんじゃいと思われるところもあるんですけども。この選挙活動を通じて政治家は鍛えられるというのを先程お話ししましたけれども、もっともっとですね。いろいろな世代の方に、若い人だけがじゃないと思っております。政治に興味を、関心を持っていただくようなことをですね、やっていけば、いろんな方がトライされるようになるわけで、政治の世界に、政治の世界にトライする人がやっぱり増えないと、政治家はやっぱり磨かれていかないと思います。

こういう人が出るのかなみたいな頭を抱えられるような政治家が多くいるのでは、皆さんも関心を向けづらくなってしまうと思うので、「あら、政治家って何か思ったより面白そうね」と思っていただけるような、演技をするとかそういうんじゃないですけども、街を元気付けるようなことをやっているような政治家の一人として、やれたらいいのかなという思いはあります。

政治資金問題より「能登」の問題が先

次に、政治資金に関する法律の改定もありました。今後の政治資金のあり方について、大林さんはどう考えるかお願いします。

私が所属する党の公式な見解というのがあるわけで、まずそれが前提になるんですけども、この政治資金ということについて、皆さんが、皆様が非常に大きな関心をメディアも通じても皆さんが思われていたと思うんですが、その、ごめんなさい、話を曲げちゃって申し訳ないんですけれども、政治資金の話してる場合じゃないでしょうと私は思っていて。能登でしょうと。能登の問題を置いて、政治資金のことをすごく重きを置いて取り上げるのは、ちょっとプライオリティーが違うんじゃないのかなという気はしていました。本当は、政治資金ももちろんいけないことですよ。正しく運用しないといけないことで、正すべきことだと思うんですけれども、「そっちが先なの?」という気はしました。

それこそ生命、皆さんの生命財産を守ることが政治家としての使命ですから、それを優先せずに、この仕組みは何やら問題を、重箱の隅をつつくような議論をいつまでも続けられても、見ていて楽しいと思う方がいるのかなという気がします。さっさとですね、そういう方々はごめんなさいと言って、こういう場所から退場していただいて、自分から辞めていただいて。先に進むようにしてほしいですよね。

「正しい人を選べば、まちは簡単に変えることができる」

選挙・政治に興味がない人がもっと参加しやすかったりとか、街に関わっていけるように何か具体的に取り組めることとかあれば教えてほしいです。

街のあちこちで「よろしくお願いします」と「1票。清き1票」大きな声で、あちこちでそういう声が聞こえてくると思います。他人事みたいに「またやっているな」ということじゃなくて、その人たちがどういう思いを持って政治をやっているのか。

一人一人が政治家を目指している方は思いがやっぱり違うと思います。私もあんまり前例のないパターンの政治家へのアプローチでしたけれども、みんな思いは一つだと思うんですね。市民の皆様の健康と安寧と、これをお助けできるような仕事をすることが政治家であって、そういう政治家というのは、皆さんに夢も希望も提供できるような仕事だと思います。

誰でも、誰がやっても政治が一緒というわけでは決してありません。本当にさじ加減ひとつとは言いませんけれども、やる方によって、町も国も全部変わってきます。ライトパーソンというか、正しい方を選んでいただくことによって、街は本当に簡単に変えることができます。

今回の場合は国の選挙になりますので、間違った政党が選ばないように、ぜひ皆様には清い思いで選挙活動をやっている方に関わっていただきたいですし、正しい人を皆様に選んでほしいなと思います。私もできればその正しい人の一人として国に進めていただけるような議員になれるように精進していきたいと思います。

では次で最後になります。有権者の方に向けてメッセージをお願いします。

今私どもが住んでいるこの世の中、世界が、世界の環境が大きく激変しています。イスラエルやガザの問題、ウクライナの問題、世界の経済状況も、今まではドルの決済を前提としていた原油の取引も、ドルかドルを使わずに決済するような仕組みは、どんどん経済規模の大きい形になってきています。本当に驚くほど世界は激動しています。島国だからそういう状況が分からないと言っていられるような状況ではありません。今まで私どもが模範として仰いでいたような先進国が、世界の経済規模で言うと、もうマイノリティーになる、そういう時代が来ているわけです。

日本も、今までの我が国も、今までと同じ環境が続くというのは厳しいと思います。世界が激動している中で、我が国日本も本当に正しい政治が行われる人は誰か、それを選ぶのは主権者である皆様であります。今、ちゃんとした人をきちんとした人を選ばないと、本当にその次の世代に申し訳ないことをしたという思いを必ずされると思います。今生きている者として、責任を持って、正しい方を、正しい政治家を選んでいただきたいと思います。

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