東北流行語大賞2020 ノミネート発表&決選投票開始!

11月にTwitterで皆さんから募集した「東北流行語大賞」の候補。その中から編集部が15語に絞り込み、2020年のノミネートワードが決定しました!ノミネートワードの解説を読んだ上で、記事の最後の投票フォームから今年の東北流行語大賞にふさわしいと思う言葉にお一人3票の投票をお願いします。最も得票が多かった言葉が今年の東北流行語大賞に選ばれます!投票は12月9日23時59分まで。

#1 岩手ゼロ

新型コロナウイルスが世界的に流行した今年。1月に日本で初めての感染者が確認されて以来、各都道府県で次々と感染者が確認される中で、岩手県は7月29日に初の感染者が確認されるまで全国で唯一半年間の「感染者ゼロ」状態を維持。SNS上では「岩手結界説」がささやかれるほど驚異的な記録が話題となった。

#2ドライブスルー芋煮

「ドライブスルーで芋に恋して」公式HP

山形県山形市の秋の風物詩といえば、直径6メートルの巨大鍋で芋煮を作りショベルカーですくい上げる豪快な芋煮会「日本一の芋煮会フェスティバル」。新型コロナウイルスの影響で全国で相次いでイベントが中止になる中で開催が見送られるかと思いきや、なんと「ドライブスルーで芋に恋して」と題し、来場者にドライブスルー方式で芋煮を受け渡す形で開催。予約制で感染予防対策も徹底した「新しい芋煮様式」で、山形県民の芋煮への並々ならぬ愛と情熱を全国に知らしめた。

#3 謎の飛行物体

仙台市上空に肉眼で確認できた謎の飛行物体(安藤歩美撮影)

6月16日から17日にかけて、宮城県を中心に福島、山形でも目撃された、上空に浮かぶ謎の白い飛行物体。仙台市では多くの市民が目撃し、宮城県警がヘリコプターを出動させる騒ぎになったが、県警をはじめ県や気象台、国土交通省、自衛隊なども情報を把握しておらず、結局その正体は謎に包まれたままとなっている

#4 菅どら

秋田県各地で生まれたさまざまな「菅どら」(湯沢市ふるさと応援大使・高橋純一さん提供写真)

2020年9月に第99代内閣総理大臣となった菅義偉総理。秋田初の総理大臣誕生を祝い、秋田県各地では菅総理の名前や似顔絵の入ったどら焼き「菅どら」が次々と発売された。右は菅総理の出身地である秋田県湯沢市秋ノ宮産のイチゴが入った、湯沢市の「お菓子のくらた」の菅どら。左は菅総理の似顔絵入りの秋田市の「菓子舗榮太楼」の菅どらである。

#5 漁師カード

青森県地場セレクト担当じば美さん提供写真

青森県庁水産課の職員が水産業をPRするために手作りした、青森の漁師たちを主役にしたトレーディングカード。鍛え抜かれた身体の上にエプロン姿の漁師たちが笑顔で写っており、通称「裸エプロン漁師カード」として人気を呼んだ。マツコ・デラックスさんがMCを務める人気番組「月曜から夜ふかし」など、新聞やテレビでも次々と紹介され全国区の話題となった。

#6 「竈」の書き方

「竈」の書き方を書き順からやさしく教えてくれる塩竈市公式HP

宮城県塩竈市の「竈」が、大ヒットアニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎の「竈」と同じ字であることから今年、塩竈市の公式サイト【「竈」の字の書き方】のコーナーに全国からアクセスが全集中。かねてより市役所の窓口で配っていた「竈の書き方」の用紙も、SNSを中心に大きな注目を浴びた。最近では市の公式facebookで「しおがま」の3種類ある漢字表記を「壱ノ型」「弐ノ型」「参ノ型」と紹介するなど、広報担当者もノリノリになってきている。

#7 エール

福島駅前にある作曲家・古関裕而の銅像(小杉一高撮影)

福島県出身の作曲家・古関裕而をモデルにした主人公・古山裕一役を窪田正孝さんが演じたNHKの朝の連続テレビ小説。福島市がロケ地になったほか、ドラマでは「薄皮饅頭」や「玉羊羹」などの福島名物も次々登場し話題となった。

#8 犬民栄誉賞

やさしい表情で人気を呼んだ秋田犬わさお(漆田義孝撮影)

青森県鰺ケ沢町(あじがさわまち)で「ブサかわ犬」として全国の人気を集めた秋田犬「わさお」が6月、天国へ旅立った。グッズ化から映画化まで大活躍したその功績や、青森県への観光客の誘客などの多大な貢献を讃え、青森県は8月、わさおに県として初めてとなる「犬民栄誉賞」を授与した

#9 常磐線全線開通

常磐線の不通区間解消により、2020年3月に営業再開したJR双葉駅(安藤歩美撮影)

東京電力福島第一原発事故により不通になっていたJR常磐線の富岡駅―浪江駅間が3月、運転を再開。これにより、震災から約9年ぶりに常磐線が全線開通した。これで東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島の鉄道の不通区間がすべて解消したことになる。

#10 大沼閉店

突然閉店した「大沼」(福地裕明撮影)

1700年創業の山形県山形市の老舗百貨店「大沼」が1月に破産し、閉店。山形県内に百貨店がなくなってしまう突然の事態は、地元民に大きな衝撃を与えた。7月から9月にかけては元従業員らによる閉店セールが開かれた。

#11 凍天復活

公式サイト(https://shimiten.jp/

凍餅をドーナツ生地で揚げた福島銘菓「凍天」(しみてん)。昨年製造元である「木乃幡」が事業停止したことで惜しまれつつ姿を消したが、今年9月に東北自動車道国見サービスエリア(下り線)で販売が復活。SNS上では復活を喜ぶ福島県民の声が多く見られた。

#12 ブラウブリッツ秋田

サッカーJ3の「ブラウブリッツ秋田」が今シーズン、開幕から無敗の「28戦連続無敗」の圧倒的強さで優勝。悲願のJ2昇格を決めた。なおこれまでJリーグ最長の開幕連続無敗記録は「24」(2012年のヴァンフォーレ甲府)であり、Jリーグ記録を大きく塗り替えたことになる。

#13 アマビエこけし

福島県いわき市の工人が製作した「アマビエこけし」(木地処さとうさん提供写真)

江戸時代に登場したとされる「疫病除け」の妖怪としてコロナ禍で流行した「アマビエ」。東北ではこけし文化と合わさり、「アマビエこけし」が各地で誕生。青森、宮城、福島など各地の伝統こけし工人がつくる個性豊かなアマビエこけしが人気を呼んだ。<関連記事:「アマビエこけし」が福島で誕生 新型コロナウイルス終息を祈願

#14 キングオブチキン

オブチキさん提供写真

鶏肉の生産量が岩手県1位の九戸村で生まれた、九戸村商工会青年部のオリジナルキャラクター。手作りの新型コロナウイルス感染予防対策の啓発ポスターがSNSで拡散し、今年知名度を上げた。10月29日(鶏肉の日)から11月にかけては地元鶏肉生産者や飲食店を応援する「キングオブチキン感謝祭」を開催するなど活躍した。

#メディアフェス特別枠「どんだんず」

「どうなの?」「なんてこった!」などの意味を持つ津軽弁。1984年から2016年まで32年間続いた青森放送の人気ラジオ番組「今週のどんだんず」は2020年、ベスト盤のCD発売が決定した。また今年活動一周年を迎えた青森県弘前市出身の津軽弁VTuber・津軽ねぷこさんが動画で登場時に使っていたことで、VTuber界隈で「どんだんず〜」のあいさつが広く交わされることになった。

※メディアフェス特別枠とは:11/28にオンラインで開かれた東北メディアフェスティバル内で生放送中の視聴者の応募の中から選出される一枠です。

★投票は12月9日に締め切りました。たくさんの投票ありがとうございました!結果発表はこちらの記事で!

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TOHOKU360は、東北のいまをみんなで伝える住民参加型ニュースサイトです。東北6県各地に住む住民たちが自分の住む地域からニュースを発掘し、全国へ、世界へと発信します。

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