米どころ宮城県にはお米の自販機がある!?噂を調査した

【平塚千絵(宮城県名取市)】米どころ宮城県には「お米の自動販売機」がある…!?そんな噂を聞きつけ、自販機があるという現場へ行ってみました。

場所は、仙台市内中心部から約13㎞ほど南下した名取市愛島塩手。仙台高等専門学校名取キャンパス向かいの、自動販売機コーナーの一角にありました。

自動販売機コーナーの左端にある「お米の学校」

「お米の学校」と名付けられた自動販売機では、無洗米2合分がペットボトルで販売されています。銘柄は、地元宮城県産の「ササニシキ」「ひとめぼれ」「だて正夢」の他、「つや姫」、「魚沼産コシヒカリ」といった他県のブランド米もありました。価格は450円から550円です。

自動販売機の中のディスプレイもかわいい

一体なぜ、お米を自動販売機に…?この自動販売機を設置した、株式会社サン・ベンディング東北(本社仙台市)の加藤友人さんにお話を伺いました。

―「お米の学校」を設置した時期と、きっかけを教えてください。

2020年7月6日に設置しました。自動販売機で飲料以外の商品を販売することで、一層の利便性を地域に提供したいと思いました。当社としては、自動販売機による無人店舗のようなイメージを目指しており、食品、とりわけ毎日消費するお米は需要があるのではないかと思い、お米を選びました。

―お米の鮮度を保つために工夫していることはありますか?

自動販売機内で冷却して販売しています。

―お客さんからはどのような反応や、感想が寄せられましたか?

SNS上で『お米の自販機は初めて遭遇しました!』『お米もあるのね~♪ペットボトルで。。。ほほぅ。なかなかいいかも』といった反応がありました。今後もお客様が求めるものがあれば、自動販売機での販売に挑戦していきたいです。

―最後にTOHOKU360の読者へメッセージをお願いします。

2合サイズと小分けなので、お客様にはぜひ、東北のさまざまな種類のお米を気軽に自販機で試してみていただきたいです。

「お米の学校」の商品を通して、様々な品種を食べ比べてみるのも面白いかもしれません。そして、今後どのような面白い商品の自動販売機が登場するか、楽しみです。

記者は「だて正夢」を購入。伊達政宗公に扮したアマビエパッケージが印象的。

このコロナ時代にソーシャルディスタンスを保つ究極の販売方法、それが「無人販売」。東北各地のちょっと変わった自販機や無人販売をご存知の方は、ぜひtwitterで #東北の無人販売 で投稿して下さい。記者があなたの街の「変わった無人販売」を調査して記事化するかもしれません!

*TOHOKU360で東北のニュースをフォローしよう
X(twitter)instagramfacebook