仙台弁こけしの「餅入りずんだどら焼き」がどら焼きの日に発売

【若栁誉美】仙台市のこだまは、4月4日のどら焼きの日に合わせ「仙台弁こけし 餅入りずんだどら焼き」(1箱8個入・税込1,300円)を発売した。

こだまの児玉康社長によると「コロナ禍により、我々菓子業を含む地元経済が多大な影響を受け、売上減が続いている」とのことで、「地元経済の落ち込み以上に、この地に住む仙台人の気持ちが落ち込むことが何より悲しく、ソーシャルディスタンスを取ってもマインドディスタンスはとってはならないという思いがあります」と話す。

そんな中、スタッフの中に仙台弁こけしの熱烈なファンがいたことや、以前から仙台弁こけしと何か一緒にやりたい、と話していたことから、「地元を元気にする企画をやりたい」という思いで今回の発売につながった。

汎用性の高い4つの仙台弁が、仙台弁こけしの表情と共に焼印で押されている

年齢を問わず食べてもらえるよう、通常のどら焼きよりも小ぶり(直径6.5cm)。中には仙台のご当地スイーツ、すりつぶした枝豆を「ずんだ」と求肥(ぎゅうひ)をサンド。

仙台育ちの記者にとっては「どら焼き=餅入り」がスタンダードだが、実はこの餅入りどら焼きはこだまのオリジナルだ。70年前、どら焼きと求肥が売れ残ってしまったので、どら焼きに求肥をはさんで食べたら美味しかったことから商品化。それ以来、こだまのどら焼きといえば、餅入りだそう。

売れ行きは好調で、発売日当日の4月4日は店舗入荷分は完売したとのこと。今後はSNS等で入荷状況を確認しつつお買い求めいただきたい。

https://twitter.com/kodamadorayaki/status/1378656322376269831

オンラインショップでの取り扱いの他、実店舗では、直営店、仙台空港・菅生 SA・長者原 SA・仙台駅おみやげ処・東北 めぐりいろといろで販売中。

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