【衆院選宮城2024】柳沢つよし候補(3区・立憲)独占インタビュー動画と全文書き起こし

2024年10月27日は、衆議院議員選挙の投開票日。TOHOKU360はNPO法人メディアージとコラボし、同団体の実施した宮城県内の各選挙区の候補者への独占インタビューをお届けしています。ノーカットの動画と記事を掲載しますので、候補者の人となりや政策を知るためにぜひご活用ください。

3区に立候補している柳沢つよし候補(立憲民主党)のインタビュー動画と全文書き起こしです。インタビュアーは漆田義孝さんです。

芝刈りはサウナに匹敵するデトックス

趣味、特にストレス解消法は。

ストレス解消、最近ガーデニングですね。なんかね癒されるんです。で、ひたすらに芝刈りをしていると、何も考えず、無になれる。で、今年暑かったじゃないですか。汗ダッラダラになってなんかスッキリするんですね。ええ、なんか色々考えていても、だんだん汗の方に気がいって、そっちの方に行くと、後でスッキリ。芝刈りはサウナに匹敵するデトックス。なんかそんな気がします。

芝刈りした後に何か植えたりとか

ああ、そうですね。あの3区回ってて思うのが、やっぱり農産物、いろんな農作物があるので、ちょっと作ってみようかと。で春先、苗をたくさんいただいたんですね。それを作っていて、その成長が楽しくて。で、農家の方に聞くとより美味しくなる、普通に知らないで作るより、知ってる方、プロに聞くとより美味しくなるということが分かって、結構ハマってます。

苦手なものや苦手なことを教えてください。

苦手なもの、苦手なこと。割とないんですよね。結構順応していくタイプで。ただ食べ物で一つだけあまり得意じゃないのは、豚の脂で白くなって硬くなったもの。これ学校給食のトラウマなんですけど、それだけはね、飲み込めなかった。なんで未だに美味しいトンカツのジューシーな脂身、甘いのは大好きなんですけど、白く固まった豚の脂。最近めったに見ないんですけど、たまにあったりすると、サクってきてうわって広がる、なんか、なんでしょうね。こう、食べちゃいけないものを食べちゃったかなって自分で思っちゃう。なんか、ちっちゃい頃の記憶が残ってて、それだけがゾクって、背筋にくる。

子どものころの将来の夢は?

子どものころの夢は非常に欲張り。今で言う二刀流。というのもプロ野球選手とプロサッカー選手。この二刀流。ふふふふ。

あえてどちらかというと

うんとね、みんながプロ野球選手、憧れてたんですよ。当時まだJリーグとかない時代で、ブンデスリーグとかね、セリエAとか見て、得意になって、俺ああいう選手になるんだみたいな、海外に行くんだっていうようなことを言ってる生意気な子供でした。

スポーツ好きなのは、そういった、子供の頃からスポーツ、やるのも好きだし、見るのも好きだったってのはありますね。サッカーも野球も両方やってましたし。他に…初めてテレビで中継出たのは、サッカー部とか野球部とかがみんな中体連終わった後に混成チームでやった「ハンドボール」で県大会2位で決勝戦。地元のテレビ局に出た。野球は少年野球やってて、その後ずっとサッカー部なんですけども、テレビに出たのは、最初はそのハンドボール。運動は何でも好きでした。

「取材してきたことを政治の世界により伝える」役目を

政治家を志したきっかけは。

つい最近、ちょうど1年ぐらいですかね。だから志すって言葉が当てはまるのかどうかは疑問なんですけども、お声がけいただいて、政治家の方に。で、色々お話をするうちに、私でもできることがあれば、お手伝いできればっていうことと、色々聞いてきて、マスコミの世界にもう30年以上いましたので、アナウンサーとして、伝えてきたこと、それが政治の世界にいる人と庶民の人がかけ離れている。

であれば、取材してきたことを政治の世界により伝える、その役目を果たしてくれっていう話をされた時、それであれば私でもできるかもしれない。そして、より今の人たちよりも詳しく庶民の皆さん、生活者の声を伝えることはできるんじゃないかなって思いまして、決断させていただきました。

宮城県はアナウンサー出身の政治家が多い印象がありますが。

どうなんでしょうね。そういう方とまだ一対一で政治について話したことがないので、それぞれの方がどういう思いで志したのか、どういう思いで今この道に進んでいるのかっていうのはちょっとわからないので、何とも言えないですね。私自身は、うーん、そう言われればそうなのかなと思いますけども、私自身の考えがあってこの道に進ませていただきました。

一人一人の声を吸い上げ、どう政治に生かしていくか

実際の選挙活動をしてみての感想や印象に残っていることは。

いろいろ回ってて、やっぱ私のところが宮城3区っていうこと、4市9町。通ったことのない道をなくそうっていうことで、知らない道をなくそう、通ったことのない道をなくそうキャンペーンというのを自分の中に作って、とにかく3区は全部行きたい。4市9町、行ったことのない場所を作りたいと思いまして、ずっと活動してきました。

で、だいたい今、ちょっとメーター細かくは見てないんですけど、だいたい4月からで1万キロぐらいは走ってんじゃないかなと思うんですね。で、そんな中で、やっぱりいろんな方に会います。そうすると様々なこと、で、同じ農作物を作っていても、悩みが違ったりします。

それの対処、対応の仕方も違ってくると思うんですね。で、やっぱりこれは一人一人個性があるように、仕事、生業の方も一人一人違ってくる。その声を吸い上げて、どういう形で政治の世界に生かしていくか。やはり対処対応を求めている方、たくさんいるんですね。

その声に応えたいなと思いながら活動してきたので、取材の時っていうのは、取材して、それをオンエアする。編集して、で、皆さんに伝える。これで終わってるんですね。で終わって、その結果、その人たちにプラスになる、マイナスになることをフィードバックできるのは、その画面を見た人とそちらでやってください、っていうやり方でした。

ところが今度はそれを聞いたら、それに対して私自身が答えなきゃいけないっていうのが、マスコミの世界にいるのと、この世界に入ってからの違いかなって今感じてます。

3区は農業や漁業も盛んですが、一方で市街地を周っていて感じたことはありますか。

どこもそうなんですけど、これ日本中そうだと思うんですけども、少子化が進んでますよね。で私自身、あのスポーツ少年団、少年野球の監督を務めてもう四半世紀になるんで、子供たちが減ってきているっていうのは本当に感じています。で、スポーツ少年団で少年野球の監督なので、あの県の大会っていうのがあるんですね。ジャンボ大会という。その大会の司会も10年ほどやらせていただいて、入場行進。県内全チームが入場します。震災前からやっていたんですが、震災を挟んでチーム数は激減です。100チーム以上減っている。海沿いのチームもなくなってしまいました。これは津波の影響です。

でも、郊外、山の中の方のチームであったりしても、もう合併していて、昔はそのまま地区の名前でね、チームがあったんですけども、今は合併して大きな自治体の名前のチームになっている。なんかそういったところからも少子化の影響が、感じていまして、何とかこれはね、していかなきゃいけないって思いますね、うん。

課題意識は少子化問題、農業問題、教育

政治家としての野望、成し遂げたいことは。

野望っていうほどのことじゃないんですけども、今お話したように、3区歩いているとその少子化問題、あと農業問題っていうのホントに肌で感じるんですよ。これを本当クリアにしたい、何とかお手伝いしたい。それを全部野望であれば、全部クリアにして、いいだろうって言いたいんだけども、そこまでね、とてもじゃないけれどもできないかもしれない。でも、その方向性をつけることは、もしかするとできるかもしれない、お役に立てるかもしれない。そう思っていますので、あえて言うならば、それが野望です。

その他、政治家を目指すようになって芽生えた問題意識は

やっぱりその辺は少子化問題とか感じていましたし、教育の問題も感じていましたし、私自身も子供3人いますのでね、そういったこと。未だに、あの、なんですか。教育資金、育英会から借りましたよね。奨学金。3人とも奨学金借りました。3人就職してすぐだと、やっぱり新入社員に返せないですよ。で、借りたのは親なんだから、頼むねって。現金だから頼んでくるんですけど、3人分の奨学金返せ。結構辛いですよ。これ。ええ。

今やっぱりいろいろ言われているじゃないですか。子育てにはお金かかる。何とかそれね、教育無償化できるものは無償化して、子供達、やっぱり3人いたら3人それを払ったら、やっぱり親は大変ですよ。であれば、子供達が行きたいところ、そしてやりたいことをさせられる。そんな教育の無償化問題。それだけではなく、全体の教育。そういったことを根本から考えていきたいなとは思いますよね。

政治資金は「オールクリア」で

今後の政治資金のあり方について。

とにかく隠すから、みんな疑問に思うわけじゃないですか。そうしたら、やっぱりオールクリアですよ。領収書の全部添付、そうすれば、誰も何の文句もないと思う。それをクリアにしていないから、おかしいんじゃない?裏金じゃない?ってなっていくわけで、その辺は本当にクリアにして、何も隠さない。領収書で全部、私はこう使いました。これに関してこう使いましたって言えば、何の文句もないと思います。まだ染まってないので本気でそう思います。はい。

「困っていること、政治なら変えられるかもしれません」

政治への関心が低かったり、期待が持てない方々も含めた有権者へのメッセージをお願いします。

アナウンサーとして、ジャーナリズムの世界にいた時から思ってたんですけれども、政治に無関心、あの別に何にも困ってなければ、それでいいと思うんですよ。でも、無関心でいられても、無関係では政治っていられないんですよ。その辺を考えた時、皆さん困っていることはありませんか?それは政治でもしかすると変えられるかもしれないんです。そういったところから、政治に関心を持っていただきたい。自分事として考えると、これはこうしてほしいっていうことがきっとあると思うんです。

そんなことから、そんなことを切り口にですね、ぜひ考えていただいて、立憲民主党、柳澤つよし、あ、同じこと考えてる、っていうことがありましたら、応援していただければと思います。

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