- 2020年1月10日
【写真と詩の連載】大きいもの、小さいもの。9
車の運転をするようになって、どれくらいの時間が経ったのだろう。いろんな街に出かけて行ったこともあるけれど、ぼくが運転するのはほとんどがこの仙台だ。免許を取る時は、自分に運転なんてできるだろうか、車なんて高価なものが自分の手に入ることがあるのだろうか、 […]
車の運転をするようになって、どれくらいの時間が経ったのだろう。いろんな街に出かけて行ったこともあるけれど、ぼくが運転するのはほとんどがこの仙台だ。免許を取る時は、自分に運転なんてできるだろうか、車なんて高価なものが自分の手に入ることがあるのだろうか、 […]
ねむりの1の次はねむりの2ではなくてすべておなじねむりなんじゃないかって思うことがあるねむりの1とねむりの2をつなげてねむりの3を探そうと思っていたけれどそうじゃなくておなじねむりが続いているんじゃないかって・・・そう考えるとふれたほうがいいのかふれ […]
食卓をつくり会話を味わう黄昏をつくり洗濯物をたたむ淡くつながる一日その涙がぼくの家 詩:武田こうじ写真:日本デザイナー芸術学院写真映像科pic1 by 菅野海音 【写真と詩の連載】日本デザイナー芸術学院写真映像科 × 武田こうじ「大きいもの、小さい […]
あっちとこっちをつなごうとしておかしなことになったぷらすとまいなすひらいてとじておかしなことになったはじめからせいかいをしっていたようにつごうのよいことばがひつようなじょうほうになるおかねもちになれますようになんてまずしいねがいだろうたくさんにたくさ […]
アスパラがあったはずだよトマトのよこに もうあたためなくてもいいよぼくのおくのほう 雨で洗う小さな夜だよマカロニがひとつテーブルの下に落ちている わかりきっていたことを話していたはずなのにいつからかそれは言葉じゃなくなって終わりから始まってしまう […]
くりかえし同じことを話してきた話す前にはいつもノートに書いてみた話した後もいつもノートに書いておいた そのことは もう誰かが詩にしてしまっているような気がしただから いろんな本を読んだぼくの詩を誰かが書いた本の中に探したくりかえし考えて くりかえし […]
色を纏えば感情になってしまうまだ間違えたことのない光が一枚ここに 未来が運ばれてくるためらうことではじまりが生まれる黄昏を整えて ただ束ねた花のように綴ることができたらいいのにどんなことにも力はかけられてしまうけれど会いたいという気持ちが言葉を育て […]
ついさっきまで夏だった 秋がこぼれて いや、秋があふれて? 空を丁寧に歩く 詩をつくる光をつかまえて いや、光につかまって? はじまりがあれば当然おわりもあるおわりって広いはじまる前のたくさんの時間 詩:武田こうじ写真:日本デザイナー芸術学院写真 […]