加茂青砂の設計図
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加茂青砂の設計図

秋田県男鹿半島の加茂青砂のハマは現在、99人が暮らしている。人口減少と高齢化という時代の流れを、そのまま受け入れてきた。けれど、たまには下り坂で踏ん張ってみる。見慣れた風景でひと息つこう。気づかなかった宝物が見えてくるかもしれない――。 加茂青砂集落に引っ越して二十数年のもの書き・土井敏秀さんが知ったハマでの生活や、ここならではの歴史・文化を描いていくエッセイです。

  • 2023年9月22日

【加茂青砂の設計図】「からっぽね病み」の後ろめたさ

【土井敏秀(もの書き)】「ここでだば、食うだけはできる。からっぽね病み(怠け者)でなければな」―男鹿半島西海岸にある加茂青砂集落の区長で現役漁師の菅原繁喜さん(78)の口癖である。集落内で山菜採り名人と呼ばれる大渕芳男さん(76)は「男鹿半島の山は宝 […]

  • 2023年9月15日

【加茂青砂の設計図】青い海と水平線を望む開墾教室。耕作放棄地を畑にするまで耕すとは?

【土井敏秀(もの書き)】開墾教室が開かれたのは、県道59号・男鹿半島線沿いの耕作放棄地である。道路を挟んで向かい側に「男鹿リゾートホテルきららか」があり、その先は日本海。「オーシャンビュー」なので、とりあえず「リゾート農園」と呼ぶ。すでに草刈りを済ま […]

  • 2023年9月1日

【加茂青砂の設計図】農業に興味を持ち、地方移住する若者たちが求めているもの

【土井敏秀(もの書き)】農に興味を持ち、かかわっていこうとする若い人、地方に引っ越して田舎暮らしを希望する人たちが増えている―本当だろうか。今回、男鹿半島西海岸にある加茂青砂集落の耕作放棄地を開墾する「境界なき土起こし団」代表の齊藤洋晃さん(47)は […]

  • 2023年8月25日

【加茂青砂の設計図】耕作放棄地を開墾する「境界なき土起こし団」

【土井敏秀(もの書き)】にぎわった「盆祭」をバネに、秋田県・男鹿半島西海岸の加茂青砂集落で、耕作放棄地の開墾が具体的にスタートする。対象地として、旧加茂青砂小学校裏手の里山と、半島をくねって走る県道沿いの2ヵ所に絞って作業を進める。取り組むのは、秋田 […]

  • 2023年8月18日

【加茂青砂の設計図】踊り継がれてきた「ダダダコ」のリズムで、地域を誇れる歌をつくる

【土井敏秀(物書き)】秋田県・男鹿半島西海岸の加茂青砂集落を自慢する曲「加茂の青砂でダダダコわっしょい」をお披露目したのは、その準備に忙しいお盆前日の、8月12日だった。それでも、里帰りした人たちも含め、「盆祭」には違いないと、待ってくれていた人たち […]

  • 2023年8月11日

【加茂青砂の設計図】加茂青砂に生きる人々の物語を「蔵書」のように集めて

第5部最終章プロローグ「何の設計図なのか」 この連載のタイトルがなぜ、「加茂青砂の設計図」なのか。狙いがあって論理的に名付けたわけではない。突然、何かのお告げのようにひらめいた。そう言えば、聞こえはいいが、ただの思い付きというのが、正直なところである […]

  • 2023年1月20日

【加茂青砂の設計図】「過疎集落」から、若者と描く未来の設計図 

【土井敏秀】タヌキが前回、民話の語り口で登場したせいでしょうか。秋田県・男鹿半島の加茂青砂集落は、2023年(令和5年)を迎えると、「にぎやかし」が雪景色に、色とりどりの歌声を、散りばめました。ギターを抱えた歌い手を先頭に、その仲間たちが、声をそろえ […]

  • 2023年1月13日

【加茂青砂の設計図】いくつもの命との出会い②岩に残されたタヌキ

【土井敏秀】男鹿半島に引っ越してからの日々を、(確かに見た)ボスザルから引き継いだ視点から見ると、なかなか楽しいじゃないかと振り返れた。途中で投げ出したことを忘れる。悪くない。数多くの生の営みと出合ってきたのだなあ、とあらためて驚く。次から次へとエピ […]

  • 2023年1月6日

【加茂青砂の設計図】いくつもの命との出会い

【土井敏秀】男鹿半島・加茂青砂集落に来て、最初に目にした動物は、ここにはいないはずのニホンザルだった。24年前、まだ家が完成しておらず、裏山のふもとで伐根作業をしている時だった。くっきりと、りりしい姿が心に、映像として残っている。大柄、ふさふさとした […]

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