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加茂青砂の設計図

  • 2023年9月1日

【加茂青砂の設計図】農業に興味を持ち、地方移住する若者たちが求めているもの

【土井敏秀(もの書き)】農に興味を持ち、かかわっていこうとする若い人、地方に引っ越して田舎暮らしを希望する人たちが増えている―本当だろうか。今回、男鹿半島西海岸にある加茂青砂集落の耕作放棄地を開墾する「境界なき土起こし団」代表の齊藤洋晃さん(47)は […]

  • 2023年8月25日

【加茂青砂の設計図】耕作放棄地を開墾する「境界なき土起こし団」

【土井敏秀(もの書き)】にぎわった「盆祭」をバネに、秋田県・男鹿半島西海岸の加茂青砂集落で、耕作放棄地の開墾が具体的にスタートする。対象地として、旧加茂青砂小学校裏手の里山と、半島をくねって走る県道沿いの2ヵ所に絞って作業を進める。取り組むのは、秋田 […]

  • 2023年8月18日

【加茂青砂の設計図】踊り継がれてきた「ダダダコ」のリズムで、地域を誇れる歌をつくる

【土井敏秀(物書き)】秋田県・男鹿半島西海岸の加茂青砂集落を自慢する曲「加茂の青砂でダダダコわっしょい」をお披露目したのは、その準備に忙しいお盆前日の、8月12日だった。それでも、里帰りした人たちも含め、「盆祭」には違いないと、待ってくれていた人たち […]

  • 2023年8月11日

【加茂青砂の設計図】加茂青砂に生きる人々の物語を「蔵書」のように集めて

第5部最終章プロローグ「何の設計図なのか」 この連載のタイトルがなぜ、「加茂青砂の設計図」なのか。狙いがあって論理的に名付けたわけではない。突然、何かのお告げのようにひらめいた。そう言えば、聞こえはいいが、ただの思い付きというのが、正直なところである […]

  • 2023年1月20日

【加茂青砂の設計図】「過疎集落」から、若者と描く未来の設計図 

【土井敏秀】タヌキが前回、民話の語り口で登場したせいでしょうか。秋田県・男鹿半島の加茂青砂集落は、2023年(令和5年)を迎えると、「にぎやかし」が雪景色に、色とりどりの歌声を、散りばめました。ギターを抱えた歌い手を先頭に、その仲間たちが、声をそろえ […]

  • 2023年1月13日

【加茂青砂の設計図】いくつもの命との出会い②岩に残されたタヌキ

【土井敏秀】男鹿半島に引っ越してからの日々を、(確かに見た)ボスザルから引き継いだ視点から見ると、なかなか楽しいじゃないかと振り返れた。途中で投げ出したことを忘れる。悪くない。数多くの生の営みと出合ってきたのだなあ、とあらためて驚く。次から次へとエピ […]

  • 2023年1月6日

【加茂青砂の設計図】いくつもの命との出会い

【土井敏秀】男鹿半島・加茂青砂集落に来て、最初に目にした動物は、ここにはいないはずのニホンザルだった。24年前、まだ家が完成しておらず、裏山のふもとで伐根作業をしている時だった。くっきりと、りりしい姿が心に、映像として残っている。大柄、ふさふさとした […]

  • 2022年12月23日

【加茂青砂の設計図】会社を辞めて移住、目指したのは「自給自足」の暮らし

【土井敏秀】前回の秋田百笑村佐々木義実さんの話を書いている途中、不思議な思いにとらわれた。書き終わりたくない? こんなの初めてだった。最後のしるしの(了)を書き終えたとき、ふだんなら「やったぁ」と、もろ手を挙げるのに、今回は重い足を引きずっていた。ま […]

  • 2022年12月16日

【加茂青砂の設計図】「農業で生きている人」のハードル

【土井敏秀】大仙市(旧西仙北町)大沢郷椒沢にある、佐々木義実さん(68)の田んぼは、両側を里山にはさまれている。圃場整備された区画とは違って、くねる谷あいに細長く広がり、山からの「絞り水」が端の用水路に流れている。所有する田んぼは合わせて6㌶(うち0 […]

  • 2022年12月9日

【加茂青砂の設計図】「秋田百笑村」は時空を超える

【土井敏秀】寄り道をさらに伸ばす。教えられた、秋田県大仙市大沢郷百笑村一番地、に向かう。郵便物も届く住所であり「百笑村」は広く認知されている(本名は、大沢郷宿字椒沢=はじかみさわ=130)。男鹿半島・加茂青砂集落から公共交通機関を利用して約3時間20 […]

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