東北学院大が仙台都心に新校舎 学習支援の強化と地域交流で生き残り図る

 東北学院大学は12日、仙台市青葉区の土樋キャンパスに新校舎「ホーイ記念館」を開館する。5日にはオープニングセレモニーが開かれ、大学関係者や報道陣に施設内が披露された。IT環境を整え、地域社会との交流促進を図る空間づくりで、学生が主体的に問題を発見・解決する学習環境をめざす。少子高齢化と大学の淘汰が進む中、地域社会を担う人材育成に活路を見出す同大の中核施設として注目される。【平間真太郎】

土樋キャンパス北側に新設されたホーイ記念館。12日に開館する予定だ(平間真太郎撮影)

学生の主体的な学習を支援

 ホーイ記念館は地上5階、地下1階で延べ床面積は1万2748平方メートル。東北大学片平キャンパスの一部約8千平方メートルの土地を取得して建てた。今年は東北学院の前身である仙台神学校の創立から130周年。同大にとって節目の年の目玉事業だ。校舎名に「三校祖」の一人である明治期の宣教師W・E・ホーイの名前を冠したことにも、それが表れている。

1階と2階には、学生の主体的な学習を支援する施設(ラーニングコモンズ)を整備した。3~5階には講義室や演習室、教員の研究室などがある。1、2階の広々としたラーニングコモンズには、パソコンや電子黒板、プロジェクター、スクリーンなどの機器が多数配備された。これらの機器を使って学生同士がグループでディスカッションをしたり、セミナーやワークショップを開いたりできるように、可動式の机や椅子も配置した。同大は「東北地方の私立大学では最大規模のラーニングコモンズ」としている。

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