【衆院選宮城】「いじめの隠蔽や放置をした学校への処罰規定を整えたい」幸福・油井哲史候補(宮城1区)単独インタビュー

いよいよ22日は衆議院議員選挙の投開票日。TOHOKU360×NPO法人メディアージの衆議院議員総選挙特集では、立候補者それぞれに独自インタビューを実施しました。地元大学生がインタビュワーとなって候補者の政策や素顔に迫ったインタビュー動画を公開します。※候補者の言葉の誤用などがあった場合も修正せずそのまま書き起こしています。【撮影・編集:NPO法人メディアージ】

天丼を食べるときは最後にエビを食べます

本日は、学生の立場から油井さんに質問すべく参りました。どうぞよろしくお願いいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

まずは改めまして、所属する政党とお名前をよろしくお願いいたします。

はい。私は幸福実現党の油井哲史と申します。どうぞよろしくお願いします。

お願いいたします。それでははじめに政治から離れまして、油井さまの人柄に関する質問をさせていただきます。それではさっそくなんですが、犬と猫ではどちらがお好きでしょうか?

そうですね〜、犬と猫……うーん、どっちも好きですかね。だから犬が好きです、猫が好きです、というふうには言えないかなと思います。どっちも、動物全体が好きですね。

動物全体が好きというのはいいですね。ちなみに今、飼ってらっしゃるペットなどはございますか?

今は飼ってないんですが、実家のほうでは金魚を飼ってました(笑)。金魚をですね、飼ってまして何年間ですかね。かなり育てました。最初はこんな感じだったんですけど、金魚ってこんなに大きくなるんですよね(手を広げて)こんな、こんなに大きくなって、育ててました。金魚を「育てる」っていうかわからないですけど、はい。

金魚ってそんなに大きくなるんですね。続きまして、好きな食べ物は最初に食べますか? それとも最後まで残しておきますか?

そうですね、私は最後のほうに残しますね。たとえば、天丼ってあるじゃないですか。天丼を食べるときはですね、私はエビが大好きなので、いっちばん最後にエビを食べます。これはこだわりではなくて…気づけばそうなってます。途中でエビを食べるってことはないですね。最後に食べます。

すごい、私も同じ食べ方なので、共感できます。

そうなんですか(笑)

それでは続きまして、好きな食べ物についてお尋ねしてもよろしいでしょうか?

好きな食べ物はですね、いろいろあるんですけど、最近はカレーライスが好きですね。カレーライスは、最近ハマっているのは、「飯の半田屋」ってありますけど、あそこのライスカレーは庶民の味という感じで、とても好きです。ココイチとかもあるんですけど、ココイチよりも、私は半田屋のライスカレー。安いし、いっぱい食べれるし、おすすめです。

ありがとうございます。今度食べてみようと思います。

Biviの半田屋さんによく行っているので、見かけるかもしれません。

ありがとうございます。では、続きまして、尊敬する人物は誰ですか?

尊敬する人はですね、後藤新平という、戦後の政治家がおりまして、岩手県出身なんですけれども、何をしたかと言いますと、関東大震災があった後に、その復興計画を立てた人なんですね。この方の経歴面白くてですね、元々医者とかもやってらっしゃるんですけれども、やはり、政治の手腕があって、関東大震災のときに復興大臣みたいなものをやっていて、当時はですね、かなり大風呂敷、大きな予算を使って、関東大震災、東京をはじめ、かなりのダメージを受けていて、そのインフラ整備が急務だったんですけれども、あまりお金をかけすぎじゃないかと批判をされたんですけれども、今、その後藤新平が立てた計画があったからこそ、非常に今の東京のインフラというのが機能しているんですよね。
大きな道路を作ったりだとか、たしか4車線くらいの道路を作るべきだと提言していたんですよ。そのときはいろいろと批判されたんですけれども、ただ今となってみればですね、東京の物流を支える大動脈を作ったりして、先見の明はあったのかなというふうに思います。さらにやはりここ、仙台という街はですね、東日本大震災があったと。だからこそ新たなインフラを作ってですね、さらに繁栄した仙台をつくっていくべきかなと思っていて、だからこそ後藤新平の考え、理念というのは非常に共鳴しているところがございます。

ありがとうございます。それでは、普段の趣味について教えていただきたいです。

趣味ですね、けっこう体を動かすことが好きで、定期的に草サッカーはしてます。で、しかもフルコートでやってまして、フットサルとかもやってるんですけれども、この年でフルコートのサッカーというのはけっこうバテるんですけれども、ただけっこういい感じで動けていて、先日も試合があってですね、かなりバテてですね、後輩から「しっかりしろよ!」と怒られたんですけれども、それでも楽しくやっているので、非常にいいかなというふうに思います。また、フルマラソンとか登山とかもしたりですね、やはり政治家というのは体力勝負だというところはありますので、けっこう意識的に体は動かしていますね。

すごい、非常にアクティブな方なんですね。

ありがとうございます。

「政策はブレずに、国防強化と消費税の減税」

続いて、政治や選挙に関する質問をさせていただきます。2014年は衆院選の比例代表、2016年は参院選にも出馬しましたが、今回、国政に今回挑む理由は何ですか?

はい。はじめて選挙に出させていただいたのが2014年の衆院選。比例ブロックではじめて選挙に出させていただいたんですが、そのときも政策はブレずに、大きく「国防強化」「消費税の減税」ということをお訴えさせていただき、さらに去年の参院選でも同じことを、「国防強化」「消費税の減税」をお訴えさせていただきました。で、幸福実現党が立党して8年、2009年に立党したんですが、そのときもですね、北朝鮮の脅威と、ミサイルの発射があったりですね、そういうところをがあったので、言い続けておりました。

で、やはり今の政治の流れを見るとですね、本当に今の政治というのは、自分の党の党利党略、そして選挙で通ることしか考えてないと、そして国民のことは本当に思っていないなというふうに感じたんですよね。なので、このままだったら国民を騙す政治がずっと続いてしまう、で、本当に国民が騙される政治は終われなければならないし、そしてこのままでは、日本は滅んでしまうという危険性もあると思いますので、やはり今足りないのは、真実を語る政治かな、というふうに思いました。だからこそ、今回の選挙選、非常に北朝鮮の脅威、また国防の脅威が差し迫っている中でですね、解散というところがありますので、「これはおかしいだろ」ということで、しっかりと私の考え、そして自分の思っていること、そして真実を語りたいと思いまして、出馬する決意を固めました。

なるほど、ありがとうございます。では続きまして、幸福実現党はまだ議席を獲得していませんが、今後支持を増やしていくための戦略などがあれば教えていただきたいです。

たしかにおっしゃるとおり、国政のほうのですね、議員はおりません。ただ地方議員はですね、全国で16名おります。やはりそんなふうに、地方議員は徐々に増えておりますので、やはり幸福実現党、まだご存じない方もいらっしゃいますので、その方には党の名前、そして考え方を理解していただくということと同時に、やはりなんといってもですね、政策を覚えていただけるように、そして顔の見えるように、直接、ひざづめでですね、語れる、コミュニケーションが取れるような、有権者のみなさまと距離が近い、存在になれればと思っておりますので、本当に温かみのある、Face to Faceな活動ができればいいなというふうに思いますので、そんなふうに活動していければと思います。

ありがとうございます。たしかに、そのような活動ができれば政治が身近に感じられるかもしれないですね。

そうなんですよね。やはり、政治というのははっきり言ってしまえば数の組み合わせというんですかね、合法的買収と言いますか、いろんな利権が絡んでおりますので、そういう団体、また利権がらみのところがございます。ただ、若い人というのはそういうこととは全く関係がないといいますか、そういうことも少ないですし、やはり政治で必要なことというのは、やはり未来をつくっていくということ。未来をつくっていくというのは、若者がどのように未来を描いているのかというのを直接、語り合う。そしてひざづめで、いろんな考えがありますけれども、それを理解していただくというのが非常に重要であると思いますので、顔の見える活動をしていきたいなと思います。

憲法9条改正を進めていくのは当然

ありがとうございます。それでは続きまして、今回の選挙の争点は何だと思いますか?

最も大きな争点は、やはりなんといっても、北朝鮮の危機に対して、どのように国民の生命・安全・そして財産を守っていくのかということだというふうに思っておりますので、やはり私の考えである国防強化、というのをしっかりお訴えしていきたいと思っております。

国防強化ですので、スローガンを掲げております。それは、自分の国は自分で守れる。そのような日本にしていくということです。具体的にいうとですね、政府としては、やはり防衛費を倍増させていくというのがあるんですけれども、まだまだ国民を守っていくようなインフラが整っておりません。たとえば世界的に見ればですね、核シェルターというのがあって、なにか有事の場合にどこに逃げればいいのかがしっかり啓蒙されていて、そして逃げるための、匿う施設というんですかね、インフラが整っている。

日本の場合は、核シェルターは0.02%しかないと。すでにお隣の韓国というのは100パーセントある、また、永世中立国のスイスであっても、100%の、核シェルターの普及率がある。また、そのスイスでいえばですね、軍隊を持っているということがございますのでですね、やはり日本としては、憲法9条の改正を進めていくのは、やはり当然のことで、もし間に合わないのであれば、憲法解釈を変えて、隣国で、平和を愛する諸国民のために、私たちは、憲法をしっかり守ってきますよと謳っているんですけれども、北朝鮮とかはですね、平和を侵しているというところがありますので、そういうところは適用除外もできるんじゃないか、ということもお訴えさせていただきたいと思っております。

「いじめの隠蔽、放置をした学校への処罰規定をしっかりとしていきたい」

ありがとうございます。では続きまして、国会議員に当選したら、最も実現したい政策は何ですか?

はい。これはですね、仙台市の問題にもなっておりますけれども、やはりいじめ自殺というのが非常にあるのかなと思っております。私は「いじめから子どもを守ろうネットワーク」というところのですね、相談員をしておりまして、いじめ問題に関して、直接学校に行って話を聞いたり、またいじめの被害者の保護者のみなさまの話を聞いたりしております。本当に今の教育というのは、善悪の判断が欠如しているというか、学校に正義がないということを非常に感じます。ですので、いじめ防止対策推進法という、そういう政策はあるんですけれども、それを改定というのはぜひ進めていきたい。

今ある「いじめ防止対策推進法」の唯一抜けている観点というのはですね、いじめの放置、いじめの隠蔽をした学校、教員への処罰規定というのがないんですよね。仙台市ではいじめ関連で3年間、2年7か月の間に3名の学生が自ら命を絶っているんですけれども、そこからいろいろなマスコミ報道が出てきて、本当に驚かされる。これで教員なのかと、非常に強い憤りを感じます。もう2年間もですね、学校として隠蔽していたということもございますし、しっかりと学校として向き合わなかったというところもございますし、表面化していないいじめというのもですね、そのようなことは実際ございます。ですので、それをしっかりとですね、いじめの隠蔽、またはいじめの放置をした学校への処罰規定というのは、しっかりとしていきたいなというふうに思います。ビジネスの観点でいったら即刻クビになる教育、そして人を教える先生がですね、そういう処罰はされないのかと、非常におかしい、憤りを持っておりますので、いじめ問題というのを、しっかりと、解決または取り組んでいきたいなというふうに思っております。

ありがとうございます。たしかに、それは変えなくてはいけない部分ですね。

そうですね、全国的に見ても仙台というところはいじめ自殺というのが注目を浴びているところではございますので、やはりだからこそ、それを糺していく宣言をするというのは必要不可欠かなというふうに思っております。

ありがとうございます。それでは最後に若者に向けて、政治に希望が持てるような熱いメッセージをお願いいたします。

若者のみなさん。映像を見ていただきまして本当にありがとうございます。幸福実現党の油井哲史でございます。政治というとですね、難しい、または政治はもう信じられないというお声、あると思います。私の友人でも「油井くんがんばってるんだけど、もう今の政治が信じられないし、自分は選挙、一票しかないから何も変わらない」と、「俺は応援しているけれども、選挙は行かないよ」と、そういう方もいらっしゃいます。その気持ちもですね、私は非常に同感できます。

なぜなら、その政治不信を作った一番の原因というのが、政治家本人であるというふうに思います。今の政治のごたごたを見ていてもですね、いろいろと、票がほしいために、看板を変えてみたり、政策をコロコロコロコロ変えたり、このようなことをやっていると、政治というのは信じられないなというふうに思いますし、なぜあそこまでですね、人の上に立つ人がですね、さまざまなスキャンダルだ、暴言だとあるのかなというふうに思って、非常に情けない政治が行われています。そのような状況で、誰かが糺していく、今の政治はおかしいと、なぜここまでに嘘がまかり通るのか、また、政治家による国内の打算によってですね、解散が勝手に行われたりということはおかしいなというふうに思っております。

若者のみなさんもですね、そのように思っていると思います。だからこそ、私はしっかりとですね、何が正しいのかと、そして真実は何なのかということをお訴えさせていただきたいと思っておりますし、未来をつくるのは若者のみなさんです。
私はけっこう明治維新の物語が好きなので、けっこう見させていただきます。明治維新を起こした、最も原動力となったのはですね、10代、20代の若者の人です。なぜかといえば、そこに国防の危機があったからです。当時はペリーがですね、黒船で来航して、このままでは国が危ないということで、立ち上がったのが若者。そのときからですね、今新たな危機に直面しているのかなと思います。それが今の国防の危機であると思います。

だからこそ、今の政治はおかしい、今行われている政治家のやること、そして政策、もう票だけだろと、はっきり言えばそうです。だからこそ、若者のみなさんがですね、いろいろと、難しいこともいっぱいあると思います、また、いろんなメディアがあって、情報過多になっているところはございますけれども、ぜひ、時代の空気に流されることなく、何が正しいのか、そして何が善悪、というのを見分ける、判断基準を併せ持っていただきたいなというふうに思っておりますので、ぜひ、わたくしのお訴えも考えのひとつとしてとらえていただき、ともに明るい未来をつくっていきたいなというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。