【コロナ時代、仕事に向き合う人々】繁華街のお客様が戻ってこない状況が続くと厳しい

【相沢由介(IN FOCUS)】新型コロナウイルスが猛威を振るう中、多くの人がこれまでとは違う仕事の仕方を模索しています。仕事中の感染リスクに対し、自分の仕事への義務や責任を全うしようとする人、また、選択の余地なく生活のために働き続けなくてはいけない人もいます。私たちはもう、コロナ禍以前の世界に戻ることはできません。経済の停滞も感染リスクもすでに日常であり、その中でそれぞれの人が日々自分の仕事と向き合っています。

仙台市のタクシー会社「平和交通株式会社」では、5月の中旬時点で80台保有している車両の半分程度しか稼働していない。同社は4月の売上が前年度と比べて7割も落ち込むなど、厳しい状況が続く。仙台のタクシーの最も大きな売上の柱は国分町を始めとした繁華街の利用客だという。「繁華街のお客様が戻ってこない状況が続くと厳しい」と、同社営業部長の三浦晃嗣さんは苦笑する。

「自分もウイルスをもらっちゃいけない、広げちゃいけないという中で、今はリスクのある仙台駅には行かないようにしています。でも、経済的に背に腹は代えられない方は行っていますね」と、同社乗務員の曽根文則さんは話す。客が手をあげれば、会社の名前を背負ったタクシーは客の乗車拒否はできないという。乗務員それぞれが、感染リスクと家計の状況を天秤にかけ、日々の業務をこなしている。

同社では国の特例措置を利用して、提携店である「牛たん料理 閣」の料理を届ける宅配業務もスタートした。

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