【鈴村加菜通信員=仙台市青葉区・盛岡市】猫好きの間では「猫の月」として名高い2月、仙台市青葉区、そして盛岡市で、猫でつながるスタンプラリーチャリティー企画「cat!cat!cat!」が開催中です。
猫をとおして広がっていく人の輪
画家で、犬猫の保護活動に取り組んでいる樋口佳絵さんが事務局をつとめる「cat&dog&me」は、毎年2月を「ねこの月」として、昨年まで青葉区一番町の雑貨店coco-chiさんでチャリティー企画を開催してきました。今年は、規模が大きく広がり、樋口さんを中心に「猫」で繋がった仙台市と盛岡市のショップの店主さんと作家さん、そして近くの花壇大手町町内会が「地域猫活動」に取り組む同区の片平市民センターの7ヶ所を舞台にした初のスタンプラリーイベント「cat!cat!cat!」が開催されています。
猫好きな店主さんたちが営む6つのショップには、猫にまつわる作品やグッズが並びます。自身も保護猫と暮らしていたり、樋口さんの活動に賛同したりと猫と縁のある作家さんが製作されたということで、猫への愛情があふれるステキな作品ばかりです。
そして樋口さんがデザインしたパンフレットはもちろん、会計の際に各ショップで押してもらえるそれぞれの愛猫スタンプがとてもかわいいです!店主さんの愛猫話を聞くのも楽しいですよ。
保護活動を「楽しい」ものに
樋口さんは、自身のお仕事の傍ら、猫の保護活動をしているうちに、同じように猫たちの幸せを願う店主さんや作家さんたちと繋がりができていることに気づき、今回のスタンプラリーを思いついたそう。
この企画の目的のひとつが、犬や猫の現状について、まだ知らないたくさんの人たちに、知ってもらうきっかけとなること。「『飼い主のいない猫』のこと、譲渡会やTNR(不妊手術)のことなど、誰かに聞いたとき、隣の人はわからなくても、隣の隣の隣の人は知っていて解決方法を教えてくれた、それくらいに広まり、繋がっていったらいいなと思います」とのこと。
また、保護活動について、「それぞれにできることを無理なくお手伝いすることで、つらい思いをしている犬や猫が幸せになれば」と思っているという樋口さん。スタンプラリーには「大変、つらい」といったイメージを持たれがちな保護活動が楽しいものになれば、という思いも込められているそうです。
この企画での売り上げは犬猫の保護活動の支援のため寄付されるということで、作品やグッズをgetすれば、犬や猫のしあわせな暮らしのお手伝いができます。また、片平市民センターでは2月15日から花壇大手町町内会で取り組まれている「地域猫活動」などに関するパネル展示が行われます。1年に1度の猫の月、猫にまつわる作品や人との出逢いから猫とのしあわせな暮らしについて考えてみてはいかがでしょうか?
スタンプラリーを行なっているショップなどの詳しい情報はこちらから
https://kaehiguchi.work/cat&dog&me/