【立谷絵美】小学生を対象に開かれている市民企画講座「東口ゆうえんち」が、仙台市宮城野区の榴ケ岡市民センターで11月14日に開催されました。今回のテーマは『榴岡公園クエスト』。遊びを通して、榴岡公園の新たな魅力を知ってほしいという気持ちが込められています。
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コロナ禍でも子どもたちに遊び場を「東⼝ゆうえんち」を企画する学生・スタッフの思いを聞いた 仙台
東口ゆうえんちとは?
「東口ゆうえんち」は 子どもたちが社会性や公共性を身につける場として、15年以上この地域で親しまれています。イベントの運営メンバーは地域の中高生、大学生、社会人ボランティアで構成されており、小学生が安心・安全に楽しく遊ぶ工夫がされています。
いよいよイベント会場・榴岡公園へ!
「榴岡公園クエスト」は、榴岡公園内に隠された「指令書」をヒントを頼りに探し出し、仲間と協力してゴールを目指すゲーム。子どもたちに渡された手書きの地図には、公園の特徴がたくさん描かれています。「この場所どこだろう?」「あっちになかったっけ?」 。みんなで協力して、公園内のいろんな場所を探しまわります。
「榴岡公園の桜の木なんぼん?」など、公園内で出題される榴岡公園に関するクイズをどんどん解いていくことで、慣れ親しんだ榴岡公園の新たな側面を知り、一層愛着や興味も深まっていきます。小学生のとても生き生きとしたようすが窺えました。
最後のミッションは『館長ロボを探せ!!』。館内に戻ってくると、榴ケ岡市民センターの館長・大橋年男さんが館長ロボとなって登場。お堅いイメージの「館長」とは一味違う館長ロボをみると、子どもたちは想像以上に大興奮。
館長ロボからお宝を手に入れて、最後に缶バッジ制作を楽しみます。今日の楽しかった思い出を缶バッジの中に込め、世界に一つだけの宝物の完成です。
参加した小学生の皆さんからは、「すごく楽しかったから、また参加したい」「普段遊びに来てる公園の知らない事をたくさん知れて良かった」「クイズが難しかったけど達成感があった」など、大満足な声ばかりでした。
地域の人々と触れ合う大切さ
企画員をされている佐藤健一さんに、今回のイベントに込めた思いを伺いました。「東口ゆうえんち 榴岡公園クエストは今回で2回目。頭で考えていることと実際にやるのでは、違うこともある。1回目の経験を活かし、安全面や下見などを念入りにしました。自分自身も楽しんでイベントに参加し、したいことを形に出来る場所。コロナ禍で制限されている子どもたちに楽しめる場所を今後も提供したい」
スタッフの皆さんが一丸となって子どもたちを温かく見守り、喜ばせたいという思いがとても伝わりました。核家族が多くなり、地域の方とのふれあいも減ってきている今だからこそ、人間性を育む機会の重要性に気付かされました。
この記事はTOHOKU360と宮城野区中央市民センターとのコラボ事業「東北ニューススクールin宮城野」の参加者が執筆した記事です。宮城野区の市民活動を取材した参加者たちが、地域の課題に取り組む人々の活動や思いに迫ります。
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