宮城の最高ブランド牛「仙台牛」が当たる自販機が出現 コロナ禍で落ち込む消費促進へ

#東北の無人販売 コロナ禍で注目を集める販売方法「無人販売」。東北で発見した「ちょっと変わった無人販売」を、東北各地の通信員が調査します!

鈴木千絵】新型コロナウイルスの影響で需要の落ち込みが続く宮城県の最高ブランド牛「仙台牛」。その消費を促し生産者を応援するため、自動販売機の設置・管理業のサンベンディング東北(仙台市)が2022年12月まで、毎月180名に仙台牛が当たるプレゼントキャンペーンを行っている。

毎月180人に仙台牛をプレゼント

今回の企画「えっ?100円自販機で?毎月仙台牛が食べられるかモ~」は2020年12月まで、毎月抽選でサーロイン(5名)やヒレステーキ(20名)など計180名に仙台牛がプレゼントされるというもの。東北6県、北海道、新潟、北陸にある同社の自販機約2万4,000台で実施する。

応募は同社の自動販売機で飲み物を購入直後、機械をバックにドリンクの写真を撮り、同社ホームページの応募フォームから送信する。ドリンク1本につき1回の応募が可能だ。

キャンペーンを知らせる黄色いシール(サンベンディング東北提供写真)

コロナ禍で需要落ち込む「仙台牛」を応援したい

今回の企画は、同社と「仙台牛銘柄推進協議会」がコラボし実現に至った。仙台牛銘柄推進協議会HPによると、仙台牛は宮城県で食用として生産された牛肉のうち、霜降りと赤みのバランスや肉質などの厳しい基準をクリアし、最高ランクに格付けされたもの。年間出荷される約2万頭の中から「仙台牛」の称号を得ることができるのは、その半分に満たない約4割にすぎない。

一方、新型コロナウイルスによる外食産業の低迷にともない仙台牛の価格は低下し、生産者が打撃を受けている。サンベンディング東北の加藤友人さんは「キャンペーンを通して、仙台牛をたくさんの人に食べてもらい、コロナ禍で打撃を受けた生産者を応援したいという想いで企画しました。これをきっかけに地域の盛り上がりにも貢献したい」と企画への願いを込める。

もしかしたら、100円のドリンクがきっかけで仙台牛がプレゼントされるかもしれない。さらに、仙台牛の需要増へ向けた助けになるかもしれない。ぜひ皆様も応募してみてはいかがだろうか。

ただいま、キャンペーン実施中。(サンベンディング東北提供写真)

問合せ先:株式会社 サン・ベンディング東北-SUN VENDING TOHOKU-

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