TOHOKU360では、読者の皆さんから今年の「東北流行語大賞」の候補ワードを募集しました。編集部ではたくさんのご応募の中から、15ワードを今年の「東北流行語大賞」のノミネート語として選出。12月1日から8日にかけて、以下の記事でweb決選投票を行いました。
今年の決選投票は1578人が参加して下さいました。#東北流行語大賞2023 を盛り上げて下さり、ありがとうございました。得票数の多かったベスト3をご紹介します。
3位:クマ出没警報
【解説】東北各地でクマの目撃情報が急増した今年。人への被害も相次ぎ、環境省の速報値によると2023年度10月末時点での全国の被害者数は180人(昨年度は一年間で75人)。このうち青森11人、岩手42人、宮城2人、秋田61人、山形5人、福島13人と全体の74%が東北地方の被害であった。
最も人的被害の多い秋田県では、山の中だけでなく市街地に出没する「アーバンベア」が人を襲う事態も相次いだ。秋田県は5月に発令されたツキノワグマ出没警報の期間を12月末まで延長し、捕獲上限を引き上げるなどして対策を続けている。(安藤歩美)
2位:おかえりなさい政宗公
【解説】仙台市青葉区の仙台城跡の「伊達政宗公騎馬像」は、2022年3月16日の地震の影響で、損傷。約8ヶ月間、東京都で修復作業が行われた。河北新報社では、歴史的価値と政宗公の偉業を伝えようと、伊達政宗公騎馬像帰還記念企画「おかえりなさい、政宗公 ~“伊達の気概” ここにあり~」を展開。2023年3月22日、多くの市民が待ちに待った帰還の日が訪れた。同年3月31日には、仙台市が記念式典を開催。無事に帰ってきた「殿」に、これからも末永く、仙台のまちを見守っていてほしい。(大泉さんご)
東北流行語大賞2023、大賞に選ばれたのは
そして最も得票数が多かった言葉は……「#ただいま仙台」でした。
【解説】仙台観光アンバサダーでプロスケーターの羽生結弦さんが出演する、仙台市観光プロモーション動画のコンセプト。 観光スポットや四季折々のお祭りの映像とともに、羽生さんの語りで、自身ゆかりの地や仙台への想いなども交えて仙台の魅力を紹介する。 動画で羽生さんは、ふるさと・仙台を「世界一、かえってきたくなるまち」「一度だけでなく、何度もかえってきたいなと思ってもらえるまち」と表現した。 10月30日から11月5日まで都内各所の大型モニターで公開。 宮城県内でも11月30日から仙台駅の観光情報センターなどで公開されるほか、仙臺緑彩館をはじめ仙台市内4か所には羽生さんの等身大パネルが設置されている。(黒田あすみ)
読者投票の結果
読者投票の全体結果は以下の通り。
- #ただいま仙台 1375 (87.1%)
- おかえりなさい政宗公 820 (52%)
- クマ出没警報 564 (35.7%)
- 人生は敗者復活 442 (28.1%)
- じゃこ天 344(21.8%)
- 憧れるのをやめましょう 219(13.9%)
- 訛デレラ 164 (10.4%)
- 荒地の家族 127 (8%)
- 紅王 126(8%)
- ニューヨークタイムズ 120(7.6%)
- 棒パン 105(6.7%)
- 常磐もの 101(6.4%)
- 青森新時代 89(5.6%)
- ラーメン県そば王国 69(4.4%)、ネコママウンテン 69(4.4%)
羽生結弦さんに関連するワードが東北流行語大賞に選ばれるのは、2018年の「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」以来5年ぶりとなります。
今年もたくさんの候補語のご応募と投票へのご参加、ありがとうございました。改めて下記の記事から今年のノミネートワード15語を振り返ると、東北から全国や世界を賑わすような話題が続出した一年だったように思います。ぜひ記事を読み返しながら、今年あった地域の出来事を周りの方々と語り合ってみてはいかがでしょうか。東北流行語大賞が皆さんの年の瀬の話題の一つになれば、とても嬉しいです。
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