仙台市で多頭飼育現場からレスキューされた猫の譲渡会が開催

12月27日、仙台駅東口近くの「第一さくらビル」で、多頭飼育現場から保護された猫たちの譲渡会が行われます。

今回の譲渡会は、今年の8月下旬、仙台市に住む女性が自宅で管理していたところ、体調不良で面倒をみられなくなってしまったために保護された猫たちです。女性は50頭以上を抱えながら体調不良になり、それを知った市内のボランティア有志が「仙台猫56匹SOS」というグループを結成して保護することを決めました。

グループのメンバーのみなさんはこの女性の自宅から保護した猫を、当初保護した猫の数から「56にゃんこ」と名付け、この猫たちを一時的に収容する臨時シェルターの家賃、餌代、医療費などに充てるため、今年9月にクラウドファンディングを実施しました。目標額は達成されましたが、保護した時点で猫たちの健康状態が全くわからなかったため、検査や治療に時間がかかり、検査結果が出揃って本格的に譲渡に動き出せたのは保護してから2カ月も後になってしまい、「56にゃんこ」にかかる費用は増え続けているそうです。

健康状態が悪くボランティアさんの元で治療を行っている猫やこれまでに譲渡が決まった猫をのぞき、約20頭が新たな家族を探しています。中にはエイズや白血病にかかってしまっている猫もいますが、代表の佐藤美紀さんは「本当に穏やかで性格のいい子たちばかりです。体調を崩しやすいので健康管理などに注意が必要ですが、経験のあるボランティアたちがフォローしますので理解のある方がいらっしゃればぜひ迎えていただきたいです」と話します。

譲渡会に参加する猫たちの情報は「仙台猫56匹SOS」(https://ameblo.jp/sendai56catsos/)でご覧になれます。

譲渡会の日程・場所はこちら。
◎12月27日12時半〜16時
◎「第一さくらビル」4階(宮城県仙台市宮城野区榴岡4-12-5)
※保護猫シェルター「おうちにおいで。」が入るビルです。シェルターは6階で譲渡会の会場ではありませんのでご注意ください。ご来場の際はマスクの着用をお願いします。

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