寺島英弥
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寺島英弥

名取市在住のローカルジャーナリスト。1957年、相馬市出身。河北新報記者を2019年春に卒業。東北の震災・原発事故被災地など、古里の当事者の声の発信の手助けを、人生の仕事にしていきたいと思います。尚絅学院大客員教授。  著書に『シビック・ジャーナリズムの挑戦 コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『悲から生をつむぐ 「河北新報」編集委員の震災記録300日』(講談社)、『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる』(明石書店)、『被災地のジャーナリズム 東日本大震災10年 「寄り添う」の意味を求めて』(同)、『東日本大震災 遺族たちの終わらぬ旅 亡きわが子よ 悲傷もまた愛』(荒蝦夷)、『二・二六事件 引き裂かれた刻を越えてーー青年将校•対馬勝雄と妹たま』(ヘウレーカ)など (地域から伝えたい話、つなげたい話、お寄せください。連絡先 yumeji72@gmail.com)

  • 2024年11月18日

【現地ルポ】地震・水害の二重苦続く能登の被災地 住民支えるボランティアの力(後編)

 【寺島英弥、写真も(ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授)】今年1月の能登半島地震、さらに9月の豪雨災害が襲った石川県輪島市の小さな浜の集落は、余りに復旧が遅い現実ゆえに忘れられるどころか、全国から大学生ら大勢のボランティアが支援に集う。精神 […]

  • 2024年11月17日

【現地ルポ】地震・水害の二重苦続く能登半島の浜 住民支えるボランティアの力(前編)

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授) 】今年の元日、最大震度7の大地震があった石川県の能登半島。被災地となった輪島市の浜の集落を、尚絅学院大学(宮城県名取市)の支援活動に参加して訪ねた。地震の後の9月下旬、さらに未曽有の […]

  • 2024年11月4日

「帰還困難区域のふるさとの現実見て」福島・浪江町津島の住民、仙台高裁の現地視察で訴え  

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東京電力福島第一原発事故から13年後の今も帰還困難区域となっている福島県浪江町津島地区。責任ある国と東電を相手取り、事故前の環境に戻し「ふるさとを返せ」と裁判を続ける避難中の住民たちの声を、このほど現地で聴いた。 […]

  • 2024年10月18日

解体された料理店の古手紙、眠っていた戦争を伝える「そうま資料ネット」が20日、シンポで成果報告 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】度重なる地震被災で昨年、解体された相馬市内の老舗料理店から、日中戦争に出征した若者の戦死までの日々を伝える古い手紙類が見つかった。失われる城下町の文化財救出活動をする、市民有志の「そうま歴史資料保存ネットワーク」 […]

  • 2024年9月13日

腹話術の楽しさ、知ってほしい!「F-1腹話術グランプリ」優勝の名取市の女性、新しい笑いに挑戦 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】パペットを使う腹話術を5年前に始めた名取市の女性が、今年4月の「第3回F-1腹話術グランプリ」で優勝、地域に根差したライブ活動で忙しい。「カズちゃん」こと飯倉和子さん(54)の持ち味は、「私は主婦、腹話術は趣味」 […]

  • 2024年8月26日

コロナ禍乗り越え再開、閖上の住民とお茶会にぎわう 尚絅学院大ボランティア「TASKI」リーダーの思い新た

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】尚絅学院大学(名取市)の学生ボランティアチーム「TASKI」。東日本大震災の翌2012年に発足し、地元の被災地・閖上の住民への訪問支援を重ねてきた。が、昨年までの3年間、コロナ禍のあおりで活動がほとんど見合わせに […]

  • 2024年8月15日

あこがれの叔父は火だるまで空に散った 洋画家・渡辺雄彦さんが語る2枚の絵と戦争 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】郷里の先輩で、日展などで長年活躍してきた洋画家、渡辺雄彦さん(91)=日洋会理事、宮城教育大名誉教授、仙台在住=が見せてくれた、幼いころの2枚のクレヨン画がある。太平洋戦争の日本軍の飛行機が空をゆく様子と、りりし […]

  • 2024年7月29日

「石丸現象」を地方の現実とローカルジャーナリズムの経験から考える 

7月7日投開票された東京都知事選。今回独自の言動や発信で大きな注目を集めた候補者の一人が、前安芸高田市長の石丸伸二氏でした。世間を沸かせた「石丸現象」について、ローカルジャーナリストの寺島英弥さんが地方の報道の実情とローカルジャーナリズムの観点から考 […]

  • 2024年6月30日

天涯孤独の自死遺族の男性、逝く。「新しい縁の家族」と出会い、生き直し、見守られながら 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「令和六年五月四日 故佐藤公生 満五十九歳」。こう墨書された位牌が仙台市の正円寺(敦賀瑞成住職)に納められている。いとおしそうに手に取った田中幸子さん(75)は、自死遺族の分かち合いの場「藍の会」の世話人。会の仲 […]

  • 2024年6月24日

昨夏の猛暑が影響、山形のサクランボが不作、品薄に。求める客も生産農家も落胆 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】今年もサクランボを遠くの友人らに送ろうと旬の季節に訪ねた山形。しかし、果樹園が連なる産地では、例年あふれるばかりの贈答向けの「真っ赤な恋人」が極端な品薄。直売店には買い求める客の長蛇の列ができるが、連日たちまち売 […]

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