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ローカルジャーナリスト

名取市在住のローカルジャーナリスト。1957年、相馬市出身。河北新報記者を2019年春に卒業。東北の震災・原発事故被災地など、古里の当事者の声の発信の手助けを、人生の仕事にしていきたいと思います。尚絅学院大客員教授。

  • 2023年8月31日

庭先に自慢の手作り窯 夏の団地でピザパーティー  宮城・名取市

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト・名取市在住) 】海抜160㍍余りの山の上、名取市ゆりが丘の団地の一角。暑い日差しが続いた夏のひととき、リゾート気分のピザパーティーに参加させてもらった。呼び物は、この家のあるじ自慢の手作り窯。薪を焚き、程よい温度を […]

  • 2023年8月28日

【ウクライナ人ジャーナリスト特別寄稿】ロシアのウクライナ侵攻から1年半「この戦争が終わるために必要なのは」

昨年2月24日、ロシア軍が隣国ウクライナに軍事侵攻を始めてから1年半が過ぎた。ウクライナ軍の「反転攻勢」が焦点になった最前線の戦いは、終息に近づくどころか、激しさを増している。いったい、報道の向こうの現実とは、これから起こりうる未来はどうなるのか。米 […]

  • 2023年8月22日

石巻・牡鹿半島 希望見えずホヤ養殖断念 「処理水」の風評が深める漁業者たちの危惧 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】牡鹿半島(石巻市)の小さな浜や浦を縫うリアス式海岸の道をたどり、8月半ば、鮫浦湾の漁港を訪ねた。東日本大震災地の被災地で、宮城県有数のホヤの養殖地でもある。津波後のホヤ養殖再開は地元にとって復興の支えだった。だが […]

  • 2023年7月31日

震災挟み13年ぶりツバメが巣作り 閖上の自治会長、大学生との交流再開と希望重ねる 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】真新しい家並みを縫って飛ぶツバメたち。その一つがいが、名取市閖上の自治会長、長沼俊幸さん(60)の家に巣を作った。古い漁港の街だった閖上が東日本大震災の津波で失われた2011年。前年までツバメは家の中にも巣を作り […]

  • 2023年7月24日

相馬の浜に集う若い担い手、処理水放出に危惧も「宝の海」に未来を託す

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東京電力福島第一原発の処理水放出が迫り、不安に揺れる相馬の浜。ここには震災後、全国に例のない多くの漁業後継者をはじめ、地元発の新しい加工品や魚の販路の開発を目指す若い担い手が集う。理由は「宝の海だから」。原発事故 […]

  • 2023年7月7日

特産の「椿油」づくりと農業。家族とともに家業復活へー陸前高田で長男亡くした夫婦の13年目

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】石川秀一さん、春江さん=共に74歳=の夫婦を陸前高田市に訪ねたのは6月下旬、3年ぶりの取材だった。2011年3月11日の大津波で、消防団活動をしていた長男政英さん(37)を亡くし、癒えぬ悲しみを背負った。夫婦は家 […]

  • 2023年6月30日

福島第一原発の処理水放出「後継者が展望持てる解決を 」相馬双葉漁協組合長・今野智光さん

廃炉工程にある東京電力福島第一原発(福島県双葉町、大熊町)の汚染水処理後の膨大な廃水(通称・処理水)をめぐり、政府は夏ごろに海への放出・投棄を始める方針という。事態が迫る中、同県浜通り沿岸で小型船の漁を行う当事者、相馬双葉漁協の今野智光組合長(65) […]

  • 2023年6月20日

震災後の家屋解体相次ぐ相馬。古里を愛し描いた老舗料理店主の遺作と思い、どう残せるか 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】佐久間善彦さん。相馬市で明治27(1894)年創業の老舗料理店だった「まる久(きゅう)」の5代目店主で、昨年10月、血液がんのため65歳で亡くなった。厨房で腕を振るう傍ら、水彩画やアクリル画、墨絵の筆をいつも動か […]

  • 2023年6月9日

岩手・北上市でがん患者の和みの場「パミスの家」発足 20年の活動終えたびわの会の願い受け継ぐ

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】北上川に山々の雪解け水が満ちていた4月下旬の土曜日、取材に向かったのは、北上市立花の軽石房子さん(80)宅。広い畑のある家の前に軽乗用車が何台も止まっていた。「パミスの家」の初めての集いだった。会の名は、集いの場 […]

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