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寺島英弥

  • 2024年2月11日

風評と闘い「醤油日本一」6回の相馬市・山形屋商店。相次ぐ大地震で傷む工場と160年来の米麹を守って続く挑戦 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「山形屋」といえば古い店構えと伝統の味噌・醤油で、福島県相馬で知らぬ人はいない醸造元だ。5代目店主の渡辺和夫さん(53)は、旧城下町で創業から160年という伝統の米麹(こうじ)を受け継ぎ、東日本大震災の被災と福島 […]

  • 2024年1月26日

震災の遺族、苦しみを抱え生きる人々の「いのり大佛」建立を。石巻市門脇の住職のプロジェクト、2年後の実現へ賛同広がる 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東日本大震災から間もなく13年。あの日の津波で被災し、毎年大勢の犠牲者を供養する石巻市門脇町の浄土宗西光寺で、「いのり大佛(だいぶつ)」を建立する準備が進んでいる。死者と生者の魂を救う阿弥陀如来で、光背を含め高さ […]

  • 2023年12月23日

相馬・双葉の魚に「風評」起こらず。応援も全国に広がる中、奮闘する浜の若い担い手たち 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東京電力福島第一原発(福島県双葉町・大熊町)で8月24日、汚染物質を除去した「処理水」(トリチウム水)の海洋放出が始まってから3カ月余り。付近の海水検査では不検出の結果が続く。周辺の海を漁場とする地元・相馬双葉漁 […]

  • 2023年12月8日

大震災とサンマ不漁の荒波を乗り超え、三陸の幸を届け続けたい 大船渡市赤崎町の手作り産直会社 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】風光明媚なリアス式海岸、豊かな海の幸で知られる三陸の大船渡市。その象徴で本州一の水揚げを誇ったサンマは、しかし、秋サケ、イカとともに記録的な不漁のさなかだ。東日本大震災の津波で被災した水産の街は今も苦境にある。高 […]

  • 2023年12月4日

相馬の診療所で診る震災、原発事故の心の傷。「語れる場」をつくる精神科医の懸念は「もの言わぬ子どもたちの未来」 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「メンタルクリニックなごみ」。相馬市の住宅地に、東日本大震災、福島第一原発事故の被災地の心のケアを目的に、2013年春に開業した診療所がある。精神科医、蟻塚亮二さん(76)は2代目所長として診療を続けて10年。震 […]

  • 2023年11月13日

いじめ自死事件の遺族支援に奔走「当事者の声で現状変えたい」仙台の田中幸子さんに聴く 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】『父親は真実の追求を訴え続けている』。8月12日掲載の記事『亡き妻と娘の名誉を取り戻したい 「いじめ自死」の真実を訴える父親の5年』 の冒頭。真相究明を仙台市に求める父親の記事は、多くの読者の目に留まり、投稿も寄 […]

  • 2023年10月23日

解体進む城下町の文化、未来に残すには?「そうま資料ネット」活動1年のシンポジウムから 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東日本大震災とその後の水害、相次ぐ地震で被災した市街の家屋解体が進む相馬市で、市民有志らが「そうま歴史資料保存ネットワーク」(そうま資料ネット。代表・鈴木龍郎さん、日本画家)を結成して1年余り。「市民主体の活動は […]

  • 2023年10月9日

サクランボ40年の山形の農家、75歳の「卒業」を決意。高齢化、後継者不在の現実進む 

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「体力の限界。75歳になった今年が潮時…」。縁ある山形県村山市のサクランボ栽培農家から、突然の「卒業」の知らせをもらい、先月、取材に訪ねた。筆者は今年、農家の「佐藤錦」を贈答品にさせてもらい、送り先から喜ばれたば […]

  • 2023年8月31日

庭先に自慢の手作り窯 夏の団地でピザパーティー  宮城・名取市

【寺島英弥(ローカルジャーナリスト・名取市在住) 】海抜160㍍余りの山の上、名取市ゆりが丘の団地の一角。暑い日差しが続いた夏のひととき、リゾート気分のピザパーティーに参加させてもらった。呼び物は、この家のあるじ自慢の手作り窯。薪を焚き、程よい温度を […]

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