2月は「ねこの月」仙台と盛岡でスタンプラリーを通じた猫のチャリティー企画が開催

2月22日は猫の日、2月は猫の月。これにちなみ、2月1日からの約1カ月間、仙台市青葉区と盛岡市でチャリティー企画「cat!cat!cat!」が開催されています。参加店舗のチャリティー対象商品を買うと、売上の一部が犬や猫の保護活動や地域猫不妊手術基金などに寄付されます。

スタンプラリーが寄付につながる「cat!cat!cat!2020」

犬や猫との幸せな暮らしのための啓発活動や、犬猫のボランティア活動・保護団体への支援を行う「cat&dog&me」は毎年、「ねこの月」にちなんで2月にチャリティーイベントを企画。今年も、昨年からスタートしたスタンプラリーイベント「cat!cat!cat!」が新たに4店舗を加え、さらに大きな輪となって開催されています。

「cat!cat!cat!2020」には、猫好きで繋がった仙台と盛岡の9つのショップや多くのデザイナー、作家が参加。各店舗で買い物や飲食をすると、会計の際に「愛猫スタンプ」を押してもらえ、スタンプが3つ溜まるとオリジナル缶バッジをGETできます。

「かわいい」「楽しい」を周知活動の入り口に

初開催の昨年、「思っていたよりも多くの方に参加してもらえた」と話すのは、「cat&dog&me」事務局の樋口佳絵さん。しかし、「猫を取り巻く問題について知り、考えてもらう」というこのチャリティー企画の目的からすると、やや足りない部分もあったそう。「終わってみると、『“かわいい”や“楽しい”だけで終わってしまった』という反省点がありました。そこで、店主さんや作家さんたちと『作戦会議』を行い、“かわいい”の先に何が必要かをみんなで考えました」

参加店舗、作家の皆さん。左から、坂本千明さん、寅印菓子屋の小嶋さん、樋口さん、「shop+spaceひめくり」の菊池さん

スタンプラリーの台紙ともなっているフライヤーでは、わたしたちが何気なく受け入れている「野良猫=飼い主のいない猫は何が問題なのか」「なぜ不妊手術が必要性なのか」などについて説明されています。また、各参加店舗には、「cat&dog&me」や仙台市動物管理センター(アニパル仙台)が作成したリーフレットや猫譲渡会のチラシなども置かれているので、自由に手に取ることができます。

Botanicalitem&café CYANさんでは「地域猫」への理解を深めてもらいたいとの願いが込められたチャリティーキャンドルを販売

ねこ愛あふれる「猫についての話」

樋口さんは「各店舗に掲示さている『猫についての話』にも注目してほしい」と話します。「猫についての話」には、愛猫との出会いや猫への愛が書かれていて、店主さんや作家さんがこのスタンプラリーイベントにどのような思いで参加しているのかを感じられます。また、「飼い主のいない猫」について知った後、自分には何ができるかを考えるきっかけも与えてくれるので、ぜひじっくりと読んでみてほしいと思います。

猫にまつわる作品ともに掲示されている店主の「猫についての話」(galerie arbreさんにて)

今年4月には、昨年仙台市議会で採択された「仙台市人と猫との共生に関する条例」が施行されます。ねこを愛で、スタンプラリーを楽しみつつ、そこから一歩踏みこんで「人と猫が共に暮らす」ために必要なことを考えてみませんか。

参加店舗は入り口のマークを目印に(coco-chiさんにて)

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