【佐藤和文(仙台市)】新型コロナウイルスによってもたらされた重苦しいムードを吹き飛ばそうと、街に満ちている音に触発された新しいジャズ音楽を世界に発信する試みが仙台市で進んでいます。米ボストンにあるバークリー音楽大学を首席で卒業した作曲家でピアニストの秩父英里(ちちぶ・えり)さん=仙台市出身=が作曲を引き受け、7月25日には仙台地下鉄東西線・国際センター駅2階にある「青葉の風テラス」で、仙台で活躍している中堅・若手の演奏家らと共演します。「仙台でホンモノのジャズライブを!」を合言葉に活動している有志グループ「仙台ジャズギルド」の主催です。
仙台ジャズギルド事務局によると、秩父さんは米国の権威ある「ISJAC/USFオーウェン賞2020、ハーブアルパート・ヤングジャズ作曲家賞2019/2020を受賞。現在帰国中。街の音の収集家でNHKラジオにも出演している菅原宏之さんと協力しながら、数カ所分の街の音を収集し、作曲に着手しているそうです。秩父さんの曲は出来上がり次第、順次、仙台の地図に埋め込み、インターネットでも視聴できるようになります。
新型コロナウイルスの影響で街はどのように変わったのでしょう。秩父さんの作品は最終的には組曲の形で世界中に発信されます。「青葉の風テラス」のライブには、サックス奏者の名雪祥代さんと林宏樹さん、ギタリストの鈴木次郎さんらの出演が決まっています。
「青葉の風テラス」ライブは申し込み順で30口(1口1万円。チケット3枚つき)限定。仙台ジャズギルドはこのプロジェクトを支える寄付も併せて募っています。問い合わせは仙台ジャズギルドsendai.jazz.guild@gmail.comまでメールで。仙台ジャズギルド宣言はこちら⇒ http://jazz-guild.com/mesmerize/
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