【参院選宮城2022】平井みどり候補(日本維新の会)独占インタビュー

7月10日に投開票日を迎える参議院議員選挙。TOHOKU360はNPO法人メディアージとコラボし、宮城選挙区の立候補者情報や独自インタビュー、投票に役立つ知識をわかりやすく掲載しています。
この記事では、メディアージが行った日本維新の会公認の平井みどり候補への独占インタビューをノーカット動画と全文書き起こしで公開します。【インタビュアー:阿部優香/動画:NPO法人メディアージ/書き起こし:福地裕明(TOHOKU360)】

――本日インタビューさせていただきます、阿部と申します。よろしくお願いいたします。

よろしくお願いします。日本維新の会公認の平井みどりです。よろしくお願いします。

思ったことを曲げない「真っ直ぐイズム」

――では、最初の質問です。最近スマホで撮った写真の中からお気に入りの一枚を見せてください。

はい、こちらです。これは、6月に宮城学院の教授の発案で行われたジェンダーについての話だったんですね。中身は、人ってどうやって生きていけばいいかなというものだったんですけど。この人はフィンラン大使館の職員の方で、ウィリアネンさんという方とおっしゃいます。すごくパワーがあってですね、話を聞いているだけで私たち元気が出るというか、すごく楽しい国際シンポジウムでした。で、私はゲストコメンテーターとしてお招きをいただきまして、少し発言をさせていただいたところです。とても有意義だったので、続けて仙台で、宮城県でね、こういったものをやっていただけるといいなと思いました。

――ありがとうございました。続きまして、小学校で学んだ各教科の中でどの教科が一番好きでしたか?

まあ、だいたい授業は楽しかったですけど、印象に残っているのはやっぱり国語でした。「ごんぎつね」という物語を読んで、みんなで「ごん」の気持ちを考えて、「大変だね」とかいろんな意見が出て、面白かったです。

――では次に、ご自身のことを「〇〇主義者」と表現するなら、どんな言葉が当てはまりますか?

「〇〇主義者」というのはちょっと難しいんですが、私は、約束は守るという「真っ直ぐイズム」というか。「真っ直ぐイズム」ですね、はい。

――それは幼少期からですか?

そうですね。あのー、結構頑固なところはあったかもしれませんね。自分の思ったことを曲げずにずっとやっていたかもしれません。そういうところはあります。

地域のことがわかる市議経験は「強み」

――ありがとうございます。ではさっそく、政治や政策に関する質問に移らせていただきます。今回、参議院議員を目指すことになった理由やきっかけはなんですか?また、市議会議員や衆議院議員と比べて、参議院議員の役割はなんだと考えますか?

はい。まずきっかけですね。きっかけはですね、私は前、市議会議員をやらせていただいていて、やはりあの、何て言うんでしょうね、身近なことで少し制度を変えたり、考え方を変えると、もっと便利だったり、使いやすいじゃないかなと思うことは度々ありました。

市議会議員は地域密着型で、地域の方といろいろ話す機会があったのですが、参議院議員は国の議員ですよね。地域のことが分かっていて、国のこともやれるというのは関連性があって、強みがあるんじゃないかなと思っていたところです。やはり、少しでも困っている人がいれば、何か改善できることがあって、できることがあれば、自分としてやっていきたいなと思って、立候補しました。

「まず消費税を減税する」

――国会議員になったら実現したい政策ってなんですか?

一番はまず、経済ですよね。本当に物価が上がってしまっていて、感じられると思いますけど、少しお買い物すると、今までそんなにお金かかんなかったのに、ずいぶんお金かかってるなという実感だと思いますね。ですから、この経済、ウクライナ情勢とか円安という問題はあると思うんですが、それは大きな問題で、すぐそれを直すとかということは難しいと思うので、とりあえず、とにかく国内の、国民の皆さまの可処分所得を何とかしなきゃいけないということで、私は取り組むとしたらまず経済で、消費税を減税する。

それから、日本の企業は中小企業が90%以上ありますからね、95%ぐらいだったかと思いますが、そういう中小企業の皆さまは日本の底力ですから、これは絶対に経済で負けないようにしていかなければならないのに…それはよく思います。

外交や「給料を上げる」こと、考えていきたい

それから、外交ですね。いまロシアがああいう暴挙がありますから。いつ日本がそういう目に、日本がそういうことになるかもしれないということは皆さまも感じられていると思いますし、ニュースでもたくさん取り上げられているので、そこはしっかりと。外交というものもとっても大事な問題で、なぜ私がそこをやりたいと言うと、いまいる私たちができることは、未来の人たち、子どもたちのためなんですね。平和な日本をとにかく次の世代にこのまま渡していく、そういう責任が今の年代層にあると思っています。ですからまず、外交をやりたい。

それと、先ほどの経済と関係がありますけれど、社会保障ですね。こうやって物価が上がっていく。問題は、給料が全然上がっていないということですよね。物価が上がっても給料が上がっていけば、あまりそう大変なわけじゃないでしょ。もらうものが多ければ払うものが少し増えてもやっていけますけども、いま、給料が30年あがっていない状態なんですよ。これはすごい状態ですよね。どこの国を見ても右肩上がりでちゃんと上がってますね。だから、少し物価が上がっていっても、国民の皆さんはそれほどご苦労ないんですけども、日本の場合はそのままの上に物価が上がっているというので、とても大変だと思います。ですから、給料を上げるということもね、私は考えていきたいと思います。労働の面ですね。それは、思っております。

万年与党と万年野党「それじゃいけない」

――今回、日本維新の会の公認を得て出馬されていますが、維新の政策のどのような部分に共感されているのでしょうか?

私はね、やっぱり、モノをはっきり言うね、選挙の時だけいいことを言うわけではなくてですね、常に日頃から、はっきりと「ダメはダメ」「これは、こうやるんだ」とはっきりと言っている。つまり国民の皆さんに分かりやすいことなんだと思います。私はそこに共感しています。

――また、宮城県の有権者に何を訴えていきたいのかも教えてください。

日本維新の会はですね、私も挙げさせていただいてますが、「停滞か、維新か」ということですよ。このままでいいのかと。停滞ってそういうことですよね。このままでいいのか、それとも維新に賭けていただくか。維新は本当に実行力のある党ですので、ぜひ、皆さまご期待いただきたい。

そしてですね、こういうことです。東北で初めて、東北6県で初めて、去年の10月に、宮城県から衆議院議員が誕生いたしました。今までいなかったんですよね。大阪の方ではたくさん議員さんがいたんですが、やはり、多様な意見ということで、絶対に必要なものだと思っています。

今まで選挙があっても、与党と野党、つまり、万年与党と万年野党だったんですが、その2つがいつも同じなんですね。で、選挙やっても「たぶん、こういう結果になるだろう」とみんな予想がついてたわけです。ですから、あまり選挙に行かなくても「まあ、なるんじゃない?」っていう感じだったと思います。特に若い方には、ぜひ、選挙に行って欲しいんですけど、「たぶん同じ結果になるんだろうな。じゃあ一回ぐらい行かなくてもいいんじゃない」っていうことが起きてるんじゃないかと思います。

これは、国会の中でも同じですね、議論を戦わせるわけですが、いつもやっぱり万年与党と万年野党がですね、数の論理がありますので、国会の議論の末というのはもう、だいたい結果が見えているわけですよ。でも「それじゃいけない」って。こんなに海外、国内外が色々変わって、私はいま歴史の転換点にあると思っております。本当に、あとたぶん2、30年経ったときに「あのときコロナとね、ウクライナへのロシア侵攻があって大変だった。そういう歴史の変わり目にいたんだね」ことを認識する時が、今だと思うんです。こういう時に変えていく力が私は必要だと思います。だから、「停滞してていいんですか?」「維新に賭けませんか?」そういう意気込みで私はやっております。

市議時代に取り組んだ「文化芸術」維新では?

――ありがとうございます。平井さんは市議時代、音楽ホールの整備など文化芸術面に力を入れているという印象があったんですけども、維新では文化芸術関係に公的支援をすることに対して消極的な印象がありました。平井さんと維新の方向性は合致しているのでしょうか?

「維新は文化芸術面に消極的」と見えたことはとても残念なことですね。決してそんなことはありません。私が文化芸術を市議会時代に取り上げていたのは、私自身が音楽のほうをやっていたので、文化というものは生活の中に大事なものであるということを強く思っていました。

文化芸術というものはその時にすぐ結果が出るというものではないですけれど、やはり、人間というのは、ただ働いているだけで生きているわけではないですから、心のゆとりとか、楽しみとか、心が安定しているとか、絶対に必要だと思うんですね。ですから、市議会のときは、そういうことを取り上げさせてもらいましたが、維新としては政策としては、18歳から25歳まで、例えばコンサートに行くとか、演劇を観るとか、スポーツでもいいんですけど、そういったものを無償で行おうと。まあ、チケットみたいなものを出して、やろうということはやっています。

それから、スポーツも、海外から招致をして日本で大きな大会を開こうと、そういう事もやっていますので、決して文化芸術をあまりメインにしていないんじゃないか、と、そんなことはありません。ただ、そんなふうに見えたのであれば、それは直さなきゃいけないですね。

「いろんなことにチャレンジできる社会を」

――最後になりますが、未来のためにどんな政治を行いたいと考えているのか、特に、10代から20代に向けたメッセージをお願いします。

若い方々に私が訴えたいのは、「希望を持って」ということです。ただ希望を持ってと言っても無理な時もありますよね。ですから政治はじゃあ何ができるかというと、やっぱり希望が持てるような政策をお示しすることが一番大事じゃないかと思います。

そして、多様な考え方をもっと重視して。いろんな人がいるわけですよね。その人たちがそれぞれに力を発揮して、やっていけるような、そういう社会をつくりたいと思っています。私は、ほとんどウエルカムなんですよね。どんな考え方があっても全部受け入れられるということがありますので、そのような意見を聞きながらやっていきたいなと思っています。

そして、いろんなことにチャレンジできる社会ですね。私は、若い方、あるいはある年代になっても同じですが、失敗ってないと思っているんですね、実は。失敗も、その人にとって一つの人生経験ですよね。だから、失敗しちゃったと思っても、それって必ず自分の経験になって次に活かせるはずなんですよ。だから、その失敗した時に悲しい気持ちになったのを忘れないで、失敗した人を見たときに、「あっ、大変なんだな」って思っていただければ私はいいなと思っているので、失敗を恐れないでほしいと思っています。それが活かされるような社会を私は本当につくっていきたいと思っています。

――本日はお忙しい中、お時間をつくっていただきありがとうございました。

はい、ありがとうございました。

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