音楽や映画など、その道の専門家に直接話を聞いて、大人の学びや遊び心をみがこうという住民向け講座が2019年7月7日、山形県川西町のフレンドリープラザの主催で始まりました。
「ソ」と「ド」だけで楽しめる!ジャズのアドリブ
初回の講座では、ジャズサックス奏者名雪祥代さんとピアニスト江浪純子さんが講師となり、定員を大幅に上回る45人が受講しました。ジャズ音楽はCMで使われるなど、おしゃれな感覚が若い世代にも好評ですが、ポピュラー音楽や歌謡曲などに比べて敷居が高いと言われています。
今回は名雪さんらによる、ジャズ音楽の仕組みや歴史についての解説と、実際のジャズ演奏を組み合わせる形で分かりやすく進められました。ジャズ音楽最大の特徴は「アドリブ」といわれる即興演奏ですが、名雪さんはジャズのスタンダード「Cジャム・ブルース」を取り上げ、ソとドの2つの音だけでアドリブする方法や他の演奏者と音楽で交信する楽しさなどを強調しました。
最後にはジャズの経験の少ない受講生有志が自分の楽器を持って登場し、名雪さん仕込みの「Cジャム・ブルース」を演奏してにぎやかに盛り上がりました。
講座は月1回程度開かれます(http://samidare.jp/plaza/)。問い合わせ、申し込みは主催者の川西町フレンドリープラザ・電話0238(46)3311まで。