【続・仙台ジャズノート】定禅寺ストリートジャズフェスティバルなど、独特のジャズ文化が花開いてきた仙台。東京でもニューヨークでもない、「仙台のジャズ」って何?
街の歴史や数多くの証言を手がかりに、地域に根付く音楽文化やコロナ禍での地域のミュージシャンたちの奮闘を描く、佐藤和文さんの連載です。(書籍化しました!)
【佐藤和文(メディアプロジェクト仙台)】「ジャズフェス」は仙台で秋に開かれる大型の音楽イベント「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」のことです。昨年はコロナ禍のため直前になって宮城県以外のメンバーの参加が認められず、出場できませんでしたが、今年は審査を通過したとの知らせが入りました。社会人のビッグバンド「スターパラダイスオーケストラ(愛称『スタ☆パラ』)」。9月9日(土)午後12時40分から13時10分までの30分間、仙台・西公園お花見広場ステージで演奏します。筆者はアルトサックスを担当します。
ジャズフェスは今回で32回目。年に一度、30分のステージではありますが、ジャズフェスを主要な目標の一つと考えているグループは多いはずです。「ジャズ」とはいえさまざまな分野の音楽を楽しめます。
筆者が初めてジャズフェスに参加したのは「第3回定禅寺ストリートジャズフェスティバル」でした今からちょうど30年前の1993年9月19日のことです。当時、仕事で担当していた宮城県大崎地方の音楽仲間と出場したのでした。ジャズフェスの公式サイトによると、この日は、67のグループの450人が15のステージで演奏し、35000人以上の観客が楽しんだそうです。その後、社内で密かに結成していたブルースバンドや2つの社会人ビッグバンドでの参加など、数えてみればジャズフェスへの参加は12回目になります。
筆者のように仕事や家庭での役割が一段落した世代は別として、社会の真っただ中にいる社会人がアマチュアで音楽活動を長く維持するのはそう簡単なことではありません。家族や職場など、周囲の協力があり、音楽自体が楽しいからこそ続いているわけですが、ジャズフェスのような音楽イベントに挑戦することで、モチベーションを上げることができます。ジャズフェス出場の可否について理由は一切、明らかにされないので希望しても落選した場合のショックもなかなかのものです。
今回は新曲を2曲用意し、本番に間に合わせるべく練習しています。音楽ファンにはよく知られた曲ばかりですが、筆者の腕では、ギリギリまで苦労するでしょう。再演、再々演となるレパートリーの仕上げにも時間を要します。たかが音楽、たかがジャズではありますが、左右の脳のピッチを急いで上げながら準備したいと思います。ぜひ、お時間をつくって、メンバーの顔を見に来てくださいませ。
SWING BABY with RALPH MARTERIE AND HIS ORCHESTRA スイング・ベイビー ラルフ・マーテリイ楽団
【ディスクメモ】イタリア系のバンドリーダーでトランペット奏者ラルフ・マーテリイの作品。米マーキュリー盤(1955年)です。タイトル通りスイングジャズをたっぷり味わうことができます。1940-1950年代のさまざまなヒット曲を取り上げ、スイングジャズに仕上げてあります。LULLABY OF BIRLAND、IT’S A WONDERFUL WORLD、MIDNIGHT SUNなど、耳慣れたスタンダードが楽しい。
A面4曲目のIT’S A WONDERFUL WORLDはフランク・シナトラの曲。サッチモのWHAT A WONDERFUL WORLDとは異なるので注意。
▶Side A
- SWING BABY
- STTELA BY STARLOGHT
- ONE O’CLOCK JUMP
- IT’S A WONDERFUL WORLD
- BASIE BOOGIE
- LULLABY OF BIRDLAND
▶Side B
- ROBBIN’S NEST
- MIDNIGHT SUN
- THE PRISONER’S SONG
- LAURA
- WOODCHOPPER’S BALL
- DANSE ARABE
【この連載が本になりました!】定禅寺ストリートジャズフェスティバルなど、独特のジャズ文化が花開いてきた杜の都・仙台。東京でもニューヨークでもない、「仙台のジャズ」って何?仙台の街の歴史や数多くのミュージシャンの証言を手がかりに、地域に根付く音楽文化を紐解く意欲作です!下記画像リンクから詳細をご覧下さい。
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