【高校生記者がゆく】仙台市宮城野区のおすすめフードを街ゆく人に聞いてみました!

高校生記者がゆく!2023】仙台市の高校生が記者となり、高校生目線で地域の魅力や課題を発信する連載。宮城野区中央市民センターのもと、高校生たちが地域の気になるテーマを取材・執筆した成果を掲載します。過去の記事はこちら

玉澤美咲、鳥谷心高校生の私たちは初めての取材にとても緊張しつつ、宮城県仙台市宮城野区の榴岡公園で宮城野区のおすすめフードについてインタビューを行った。

公園を歩く人に声をかけ、宮城野区のおすすめフードを教えてもらった

家族連れの人たちや散歩をしている人が多かったため、インタビューをするまでは自信がたくさんあった私たちであったが、それもつかの間、いざやってみると緊張のあまり最初は声をかけることすらもできなかった……。

しかし!私たちは事前に名刺交換の仕方や相手に失礼のないような質問の仕方などの訓練を頑張ってきたことに加え、何よりも取材の最後まで一緒に寄り添ってアドバイスをくれた師匠のおかげで諦めずに勇気を振り絞ることができた。また、たくさんの人に声をかけるとたくさんの人が応じてくれて、とてつもなく大きな達成感を得ることができた!

この体験で私が学んだこと、それは……苦しいときは自分で抱え込まずに仲間と協力し、時には大人の手を借りることも大切だということ。そして、自分の力を信じて恥ずかしがらないことが何においても肝心だということだ。

未熟な私たちが言うのもなんだが、この記事を読んでいる皆さんも自分に迫ってくる辛いこと、やる意味がないと思ったことも役に立つ、立たない関係なく一度でいいからチャレンジして私たちと同じ達成感を味わってみてほしい。

すがわら洋菓子店「パイ&シュウ すがわら」へ

私たちが1件目に取材したのは、榴岡公園で宮城野区のおすすめフードを取材した中で出てきたすがわら洋菓子店「パイ&シュウ すがわら」さんだ。社長の菅原正和さんは取材をしに来た私たちに対して実際にスイーツを試食させてくださったり、お茶までお出しくださったり、とてもやさしい方だと感じた。また、私たちの質問に対しても気さくに応えてくださった。

この店の人気No.1商品のリーフパイは日本の元祖リーフパイで、1963年に総理大臣賞を受賞している。また、その次に人気のシュークリームはクリームがぎっしり詰まっている。ぜひ食べてみてほしい。

すがわらさんでは、宮城県産のりんごや福島県産の桃など国内の材料をたくさん使い、地産地消にも取り組んでいる。スイーツを作るときの工夫について聞いてみた。

一番の工夫は、バター。この店の生地やクリームがおいしい理由は三種のバターを使っていることだ。国産なので安心でき、あまり食べることができない濃厚でぜいたくな味を堪能できる。私たちも実際に食べてみたが、リーフパイに入っている特製クリームが濃厚なのにサッパリしていておいしかった。

次に、作業をする場所の工夫。すがわらさんには生地を練るためだけの場所がある。これは珍しいそうだ。そこには材料として使うバターも保管しており、15℃ぐらいにして、素材の質を悪くしないようにしている。そして、あまりたくさんの量は作らない。その理由は、一つ一つの作業が雑になり、味や触感が悪くなるからだそうだ。

さらに、材料は毎日新鮮なものを使用!その理由は、素材のおいしさを引き立てるためだそうだ。社長の菅原正和さんいわく、「自分がおいしいと思うまで納得するまで作り、その商品を食べたお客さんがおいしいと共感してもらえることがうれしい」そうだ。みなさんもすがわらさんのスイーツを食べて、たくさんの人とおいしさを共感してほしい。

「いたがき」のフルーツロールケーキを食べに

二件目に取材をしたのは仙台市宮城野区二十人町に本店をもつ、くだもので有名な『いたがき』さんだ。公園でインタビューをしたときに話題に出た、フルーツロールケーキも実際に食べてみた。

取材したのは『いたがき』のこだわりや特徴、一日の生産量、人気商品について。取締役の板垣亜紀子さん、洋菓子マネージャーの日野良子さんにインタビューして聞いたことをお伝えする。

いたがきさんは明治25年(1897年)に創業し、約125年にわたり仙台の地でくだもの専門店としてお客さんから支持されてきた。より良質のくだものを提供するために日々歩んできた。現在では、くだもの以外にも野菜、ケーキ、ジュースがあるレストランの運営も行い、こだわりの新鮮な食材を用いながら様々な可能性を追求している。それに加えて、焼き菓子も販売している。

毎朝4時、東京にある大田市場、高級のものは東京からで近隣の福島、山形などからも仕入れて新鮮な野菜を使ったランチなどのメニューに使っている。いちごショートケーキに使っているいちごは、主に仙台いちご(宮城県産のもの)を仕入れている。

社長の板垣さんのいたがきの誇りは、生地も国産の材料しか使わないこと。取材した私たちが驚いたのは、いたがきさん直々に契約している果樹園があるということだ。

さらにお店のこだわりは【旬のフルーツをおいしい時期に出す】ことだ。ケーキの生産量は年末年始の売り上げが一番多く、一日200本前後でカットのものも含めたらそれ以上になるようだ。人気商品は、フルーツロールケーキ、いちごショートケーキ、アップルパイ(※アップルパイは2022年10月の取材当時。期間限定で販売し現在は終了)、そして新鮮なフルーツと野菜だ。ラ・フランスやマスカットの粒が一つ一つとても大きいことに驚いた。四角スイカを初めて見てとても興味を持ち、楽しい気持ちになった。

アンケートして出てきたフルーツロールケーキを食べることができた。7種類のフレッシュフルーツを蔵王の地養卵と国産小麦粉で作ったスポンジケーキで包んであり、カスタードクリームと生クリーム、フルーツがちょうどいい味で口当たりが良くケーキ一本すべて食べたいと思うほどとても美味しかった!興味を持った方は特別な日などにぜひ食べてみてほしい。

(取材・執筆)玉澤美咲、鳥谷心

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