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カンヌ国際映画祭

  • 2022年6月7日

【カンヌ国際映画祭の現場から】監督がロシア兵に殺害、粗編集のまま出品された「マリウポリス2」

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)】今年の話題の中心は、やはりロシアによるウクライナ侵攻でしょう。今年はコンペティション部門にロシアのキリル・セレブレニコフ監督『チャイコフスキーの妻』が例外的に出品されていますが、逆にウクライナからはセルゲイ・ロズ […]

  • 2022年5月31日

【カンヌ国際映画祭の現場から】高齢者の安楽死をテーマに 早川千絵監督の「プラン75」

【斎藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)】今年のカンヌに出品された日本映画は、コンペティション部門の是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』、ある視点部門の早川千絵監督『プラン75』、ACID部門の山崎樹一郎監督の『やまぶき』、カンヌ・クラシック部門の河瀬直 […]

  • 2022年5月30日

【カンヌ国際映画祭の現場から】街中は「脱コロナ」でノーマスク。名誉賞にフォレスト・ウィテカー

【齋藤敦子】75回の記念の年を迎えてカンヌ国際映画祭が5月17日から始まりました。オープニングは日本の上田慎一郎監督の『カメラを止めるな』を、フランスのコメディ映画作家ミシェル・アザナヴィシウスがオリジナルにほぼ忠実にリメイクした『カット!』です。 […]

  • 2019年5月31日

パルム・ドールに「パラサイト」 韓国映画生誕100年に華添える/カンヌ国際映画祭レポート(6)

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】5月25日の夜、授賞式が行われ、ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が韓国初のパルム・ドールを獲得、韓国映画生誕百年の記念の年に大きな華を添えました。 ポン・ジュノ監督を始め、去年コンペに『バーニン […]

  • 2019年5月31日

貧困層が富裕層に寄生する。韓国社会を戯画化 ソン・ガンホ主演の「パラサイト」/第72回カンヌ国際映画祭レポート(5)

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】コンペのアジア映画は、中国のディアオ・イーナン監督『野鴨の湖』、韓国のポン・ジュノ監督『パラサイト(寄生虫)』の2本です。  『野鴨の湖』は、マフィアの内部抗争から、首謀者として警察から懸賞金付 […]

  • 2018年5月23日

7回目でパルムつかんだ是枝監督/第71回カンヌ国際映画祭報告(7・完)

19日夜、授賞式が行われ、是枝裕和監督の『万引き家族』が見事パルム・ドールを受賞しました。前のレポートでも触れましたが、上映後の反応が予想以上で、その高評価は最後まで崩れることはありませんでした。『楢山節考』と『うなぎ』でパルムを2度受賞している今村 […]

  • 2018年5月23日

「ある視点賞」にアッバシ監督の「ボーダー(境界)」/カンヌ国際映画祭レポート(6)

授賞式前日の18日午後、ある視点部門の各賞の発表とクロージング・セレモニーが行われました。ある視点にはもともと賞がなかったのですが、アッバス・キアロスタミ監督が『そして人生は続く』を出品した頃に、スポンサーのジェルベ・アイスクリーム社の名前がついた賞 […]

  • 2018年5月23日

「理想の家族」とは?是枝監督の「万引き家族」が好評/第71回カンヌ国際映画祭報告(5)

映画祭の中日、13日に是枝裕和監督の『万引き家族』、翌14日に濱口竜介監督の『寝ても覚めても』の公式上映が行われました。 『万引き家族』は、父(リリー・フランキー)、母(安藤サクラ)、妹(松岡茉優)、祖母(樹木希林)、息子(城桧吏)という、万引きとい […]

  • 2018年5月18日

政治の思惑絡み監督の不在相次ぐ/第71回カンヌ国際映画祭報告(4)

【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】ある視点のオープニング・セレモニーで、ティエリー・フレモー総代表から発表になったことがもう1つありました。それはコンペに『夏』を出品しているロシアのキリル・セレブレンニコフ監督がカンヌに来られな […]

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