- 2022年6月9日
【カンヌ国際映画祭の現場から】コロナ禍でオンライン化が進む映画祭
【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)】3年ぶりにカンヌに来て気づいた変わったこと。まず去年から会場に入るのにチケットが必要になったことです。これまでは登録したマーケット、ブレス、映画祭関係者にはそれぞれのバッジ(プレスカード)が配られ、それを入口で見 […]
【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)】3年ぶりにカンヌに来て気づいた変わったこと。まず去年から会場に入るのにチケットが必要になったことです。これまでは登録したマーケット、ブレス、映画祭関係者にはそれぞれのバッジ(プレスカード)が配られ、それを入口で見 […]
【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)】今年の話題の中心は、やはりロシアによるウクライナ侵攻でしょう。今年はコンペティション部門にロシアのキリル・セレブレニコフ監督『チャイコフスキーの妻』が例外的に出品されていますが、逆にウクライナからはセルゲイ・ロズ […]
【斎藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)】今年のカンヌに出品された日本映画は、コンペティション部門の是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』、ある視点部門の早川千絵監督『プラン75』、ACID部門の山崎樹一郎監督の『やまぶき』、カンヌ・クラシック部門の河瀬直 […]
【齋藤敦子】75回の記念の年を迎えてカンヌ国際映画祭が5月17日から始まりました。オープニングは日本の上田慎一郎監督の『カメラを止めるな』を、フランスのコメディ映画作家ミシェル・アザナヴィシウスがオリジナルにほぼ忠実にリメイクした『カット!』です。 […]
【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】5月25日の夜、授賞式が行われ、ポン・ジュノ監督の『パラサイト』が韓国初のパルム・ドールを獲得、韓国映画生誕百年の記念の年に大きな華を添えました。 ポン・ジュノ監督を始め、去年コンペに『バーニン […]
【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】コンペのアジア映画は、中国のディアオ・イーナン監督『野鴨の湖』、韓国のポン・ジュノ監督『パラサイト(寄生虫)』の2本です。 『野鴨の湖』は、マフィアの内部抗争から、首謀者として警察から懸賞金付 […]
19日夜、授賞式が行われ、是枝裕和監督の『万引き家族』が見事パルム・ドールを受賞しました。前のレポートでも触れましたが、上映後の反応が予想以上で、その高評価は最後まで崩れることはありませんでした。『楢山節考』と『うなぎ』でパルムを2度受賞している今村 […]
授賞式前日の18日午後、ある視点部門の各賞の発表とクロージング・セレモニーが行われました。ある視点にはもともと賞がなかったのですが、アッバス・キアロスタミ監督が『そして人生は続く』を出品した頃に、スポンサーのジェルベ・アイスクリーム社の名前がついた賞 […]
映画祭の中日、13日に是枝裕和監督の『万引き家族』、翌14日に濱口竜介監督の『寝ても覚めても』の公式上映が行われました。 『万引き家族』は、父(リリー・フランキー)、母(安藤サクラ)、妹(松岡茉優)、祖母(樹木希林)、息子(城桧吏)という、万引きとい […]
【齋藤敦子(映画評論家・字幕翻訳家)=フランス・カンヌ】ある視点のオープニング・セレモニーで、ティエリー・フレモー総代表から発表になったことがもう1つありました。それはコンペに『夏』を出品しているロシアのキリル・セレブレンニコフ監督がカンヌに来られな […]