- 2024年3月11日
明治、昭和三陸津波の壊滅から集落移転、13年前は犠牲を出さず。大船渡市の98歳の語り部、先人の「命の伝言」を次代へ
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】2011年3月11日の東日本大震災で、犠牲者を1人も出さなかった岩手県大船渡市綾里の白浜地区。明治、昭和の三陸津波で多くの命を奪われ、生き延びた住民たちが集落の高台移転を決断。「復興地」と名付けた場所に、13年前 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】2011年3月11日の東日本大震災で、犠牲者を1人も出さなかった岩手県大船渡市綾里の白浜地区。明治、昭和の三陸津波で多くの命を奪われ、生き延びた住民たちが集落の高台移転を決断。「復興地」と名付けた場所に、13年前 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】風光明媚なリアス式海岸、豊かな海の幸で知られる三陸の大船渡市。その象徴で本州一の水揚げを誇ったサンマは、しかし、秋サケ、イカとともに記録的な不漁のさなかだ。東日本大震災の津波で被災した水産の街は今も苦境にある。高 […]
新聞の求人広告から 【寺島英弥】「日本の戦後復興の象徴」と称され、アジアで初めてとなる東京オリンピックが開かれた1964年。開催期間中(10月10~24日)、5万人もの来日外国人が滞在した国際化時代の幕開けであり、迎え入れるための顔となる巨大ホテルが […]
【寺島英弥】大船渡市碁石海岸での開業から丸7年が過ぎた2010年の2月11日、冷え込みの厳しい明け方3時ごろ。ジャズ喫茶「h.イマジン」の2階の住まいで眠っていた冨山勝敏さん=当時(68)=は、戸外の叫び声で夢を破られた。 「マスター、火事だ ~。マ […]
【寺島英弥】2011年3月11日の津波で流された、オープンから間もない「夢の店」、h.イマジン。陸前高田の町並みの廃墟に埋もれたジャズ喫茶の跡に立ち、心を癒せる場を求める人のための再建を誓った店主、冨山勝敏さん(79)の避難所での暮らしは続いた。 「 […]