先日TOHOKU360で、今年の東北エリアで流行した言葉を決める「東北流行語大賞」のノミネートワードを募集し、みなさまからお寄せいただいた候補の中から14ワードを選出し、12月14日からの10日間、インターネット上で決戦投票を行いました。
インターネットの受付では、3,950人の方からの投票があり、のべ8,465票が集まりました。その読者からの決選投票でトップになり、2018年の東北流行語大賞に輝いたのは・・・
「#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権」でした。
「東北流行語大賞」で2018年の東北を振り返る
平昌五輪でフィギュアスケート男子シングル金メダルを獲得し、五輪二連覇という世界的な偉業を達成した羽生選手。今年4月に地元・仙台市で行われた凱旋パレードでは前日夜から観覧のための場所取りをする人の姿が見られるなど、仙台の街中が沸き立っていました。
そのファンたちの熱き愛にもかかわらず、パレード当日のTwitter上には羽生選手の姿をうまく撮影できなかった「下手くそ」すぎる写真が続出。その「下手くそさ」を笑い合うことを通じて羽生選手を応援する人同士がつながり、活躍の喜びを分かち合うような、楽しく心が温まるような流行となりました。同じフィギュアスケート関連の話題では、平昌五輪フィギュアスケート女子シングルで優勝したザギトワ選手に贈られた秋田犬の「マサル」が4位にランクイン。秋田を中心に大きな話題となりました。
2位に輝いたのは、今年東北中を盛り上げた「金農旋風」。第100回全国高校野球選手権大会で勝ち上がるごとに秋田県民を中心に東北中が沸き、「侍ポーズ」「全力校歌」「サヨナラツーランスクイズ」「平成最後の百姓一揆」など、あらゆる流行語も派生しました。準優勝後に東北各地を訪れると、さまざまなお店や施設で「金足農業おめでとう!」という張り紙や看板を目にしました。秋田県にとどまらず東北が一丸となって湧いた「金農」の話題は、まさに東北の流行語としてふさわしい出来事でした。
3位となったのが宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマンのネタ「ウマーベラス/ゼロカロリー理論」。宮城在住の音楽バンド・MONKEY MAJIKとの楽曲「ウマーベラス」が今年ヒットし、周囲でも「ドーナツは真ん中が空洞なのでゼロカロリーだから」などと、サンドウィッチマン・伊達みきおさんの「ゼロカロリー理論」を展開する日常会話を耳にするようにもなりました。まさに東北民に愛された「流行語」といえます。
今年は「戊辰150年」や「平成最後の芋煮戦争」など、2018年が東北にとって大事な節目だったことを改めて感じられる流行語もありました。岩手県出身の大谷翔平選手がメジャーリーグで活躍する、ユネスコの無形文化遺産に「来訪神」が登録される、青森県八戸市の「ヴァンラーレ八戸」が青森県初のJクラブに昇格し、ついに東北6県すべてにJクラブが誕生するーーなど、東北にとっては嬉しいニュースの多い一年となりました。
■投票結果は以下のとおりです。(エントリーワードについての詳細はこちらをご覧ください)
【第1位】#羽生結弦の写真撮るの下手くそ選手権 (31%, 2,614 Votes)
【第2位】金農旋風 (14%, 1,171 Votes)
【第3位】ウマーベラス/ゼロカロリー理論 (11%, 958 Votes)
【第4位】マサル (11%, 951 Votes)
【第5位】タナモギアイランド (8%, 716 Votes)
【第6位】#今度は福島がTOKIOを応援する番だ (5%, 454 Votes)
【第7位】I.N.K. (4%, 377 Votes)
【第8位】SHOWTIME (3%, 277 Votes)
【第9位】平成最後の芋煮戦争 (3%, 235 Votes)
【第10位】来訪神 (2%, 171 Votes)
【第11位】ままどおる値上げ (2%, 158 Votes)
【第12位】来て (2%, 150 Votes)
【第13位】戊辰150年 (2%, 139 Votes)
【第14位】ヴァンラーレ八戸 (1%, 94 Votes)
ご参加いただいたみなさま、どうもありがとうございました!