愛知治郎候補(自民党) 独自インタビュー|参院選宮城2019

7月21日に投開票日が迫る、令和元年の参院選。TOHOKU360ではNPO法人メディアージの協力を得て、3人が立候補する宮城選挙区の各候補者に関する情報をお伝えしていきます。

自民党・愛知治郎候補への単独インタビューです。政見放送や演説では見られない候補者の素顔や、実現したい政策についてじっくり語る姿をご覧下さい。(撮影・編集:NPO法人メディアージ/聞き手:東北学院大学・村山正晃)

麺類とおにぎりが大好物

本日はよろしくお願いします。まず始めに所属とお名前の方をお願いいたします。

はい。自由民主党の愛知治郎です。よろしくお願い致します。

政治と選挙のお話に移る前に簡単な質問をいくつかさせていただきます。まず始めに好きな食べ物は何でしょうか

炭水化物全般が好きですね。今はちょっと我慢しなくちゃいけないんですけど(笑)、あの、大好きです。

特に今ハマっている炭水化物とか何かあれば教えて下さい

今ということはないですけれども、基本的に麺類は大好きですね。あとコメ、おにぎりが大好きですね。

祖父・愛知揆一が亡くなったとき、大人の涙を見て政治家を志す

尊敬する人物はどなたかいらっしゃいますか。

これは愛知揆一という人物で私の祖父なんですが、その人に憧れて政治家を志し、今政治家で頑張っています。

特に印象に残っているエピソードとかあれば是非教えていただきたいなと思うんですけれども

あの私が幼少のころに亡くなったのでほとんど直接本人の記憶がないんですが、亡くなった時にですね、大人の方々が涙を流しながら「君のおじいさんは立派な人だったよ」「惜しい人を亡くした」って言うのを見てですね、大人が涙するっていうのはどういうことなんだろう。いや、やっぱりすごいことなんだな、政治家ってすごい立派な仕事なんだな、俺も将来政治家やってみたいな、って思ったのがきっかけです。ずーっと思い続けて、今政治家をやっているところであります。

「銀河英雄伝説」のラインハルトに憧れている

愛読書は「銀河英雄伝説」とのことだったんですけれども、あの作品から学んだことがあれば教えてください

そうですね、いろんなその、キャラクター、面白いキャラクターがいっぱい出てくる物語なんですが、また権力闘争であるとか、世の中をどう安定させていくというか作っていくかの、ファンタジーなんですけども非常に面白い構図だなぁと思いますし、興味深く、楽しく見て、それから読んでいるところです。

銀河英雄伝説といったらとても長期的なシリーズだと記憶してるんですけれども、特に好きなエピソードとかお話とか何かありますでしょうか

あの一番最初の、まずあの小説、まず最初読みますので、一番最初のアニメですね。そのシリーズというのが大好きでした。エピソードは山ほどあるんですが、一番なのはキャラクターですね。特に、というのは、いいですかね。その中の人物で、主人公の一人なんですが、ラインハルトという人がいるんですが、古くからのですね悪いやつ、既得権に縛られたというか悪い貴族がいるんですけども、その貴族をですねボロクソに言うんですよ。だけどもそれが華麗で、気持ちがスッキリする言い方をかっこよくするんですけども、あぁこんな言い方できたらなぁ〜なんて思いですねぇ。

「復興副大臣として復興に十分な予算をつけることができた」

それでは選挙についてのお話に移りたいと思います。3期目の6年間の間でですね議員としてのご自身の取り組みであったりとか実績があれば何か教えていただきたいなと思っております。いかがでしょうか

あの一番大きい実績というのか、自分で言うのもなんですけども、経験させていただいたのは、財務、そしてそして復興の副大臣をしたんですが、我々にとって大きな課題であります復興、これについて色んな政策の後押しをすることができました。特に予算面においては十分な予算を付けることができましたし、しっかりとした仕事ができたと考えています。

「宮城県と聞けば誰でも分かるような企業をどんどん作りたい」

愛知さんのホームページの方でプロモーション動画があったんですけれども、プロモーション動画の中で宮城発の世界的な企業を発信していきたいと訴えていられたんですけれども、具体的にどのように実現していきたいなとお考えになっているのかお伺いしたいと思います

まず皆さん、宮城県といって何か企業を、どういった企業を思い起こすでしょうか。あのいろんな県でいろんな企業があると思うんですけど、まあわかりやすい例からすると愛知県といえばトヨタ。まあ車で言えば、広島県といえばマツダ。みたいなのいっぱいありますよね。ちょっと近隣の県で言うと、新潟県とか亀田製菓。いろんな企業があると思うんですよ、北海道だったら昔は雪印今ニトリとか。あのやはり宮城県と聞けば誰でも分かるような企業っていうのをどんどん作っていって、それが各県一つや二つじゃなくていっぱいあるんですね。そういう企業をどんどん作っていきたいと、そう考えています。

「ランボルギーニやキッコーマンのような世界的企業を」

愛知さんの考える世界的な企業に欠かせない要素であったりとか、これが大事だよ、みたいなものがあればぜひ教えていただきたいなと思っています。

オリジナリティ、それは非常に重要だと思います。例えばですね、世界的な他の企業で言いますと、ランボルギーニって知ってます?我々男にとってはなかなか憧れの存在なんですが、年間で世界中で、3000台ぐらいしか売れてないんですよね、3000台。メーカーとしては、自動車メーカーとしては本当に少ない方だと思うんですが、誰でも知ってるじゃないですか。やっぱりそれだけそのオリジナリティというか、非常にあの、皆さんが興味を持てるようなものを作っている。これは大事なことだと思います。ただ大きければいいというものじゃないと思います。

先ほどの話の関連なんですが、千葉県にキッコーマンという会社があります。諸外国に行きますと醤油と言わずにキッコーマン、って言うんですね。醤油イコール、キッコーマン。結局そういうその、非常にオリジナル、オリジナリティのある商品であるとか、そういう商売をしていると世界中の皆さんがわかってもらえる。そういった企業をどんどん作っていきたいですね。

宮城県で育てたい「ハングリーさと起業の機会」

世界的な宮城発の企業を発信するにあたって、具体的な何か考えていることがあれば教えてほしい、どのように実現していきたいのかなと思っているんですけれども

2つ大きくあります。一つは人材ですね。人材を育成していくということが必要です。宮城県にも大勢の人材、それから能力のある方いっぱいいるんですが、それなりの結果で満足してしまうというのがあるんですね。聞きますと、ああなかなかいいことしてるな、立派な実績を上げているな、だけど、その先にもっともっとできることがあるんじゃないかと思うんですが、その時点で止まることが多いんですね。才能をもっともっと伸ばしていくのが一つであるとともに、ハングリーさというか、世界に名を轟かせてやるというその野心というか、それをどんどん育てていきたいなと思います。それが一点です。

もう一点はですね、今の歴史的な低金利の中、ほぼ金利ついてないですから、資金調達というのが非常にやりやすい状況なので、どんどん投資を呼び込んで、そしてまたそういう人たち、一人じゃできなければ仲間をつくってグループをつくって、そして起業していく。そういう機会をどんどん作りたいと、そう考えています。

消費増税は「景気に悪影響及ぼさないように経済政策を打っていくのが大事」

3月に景気動向指数が悪化したんですけれども、それに際して消費税を増税するという判断にはどのような意義があると考えていますか

まず3月の景気動向指数なんですが、確かに悪化したと言いますけれどもを、これは基準が100なんですね。確か99.6。0.4下がった、ということなんですけれども、6年2カ月ほどずっとプラスで推移をしてきました。それはあの、一瞬少し下がったことは事実でありますけれども、それほど悪くなったということではないと考えています。ちなみに言いますと、リーマンショックのときはおよそ70という数字でしたから、その、すごく悪くなったように言われますけど、そんなことは決してありません。またあの消費税についてですけれども、これは景気の動向をしっかり見据えつつ、景気に悪影響を及ばさないようにしっかりとした経済政策を打っていく、これが大事なことだと考えています。

当選したら取り組みたいのは「経済」「復興」「教育」

もし当選なさった場合、次の6年間でどのような分野や課題に取り組んでいきたいと考えているかお伺いしたい

あの、経済、しっかりと立て直していきたい。それはまずあります。また「復興・創生期間」が終了しますが、その後も引き続き復興の完遂に向けて全力を尽くしていきたいと、そう考えています。また以前からずーっとやりたかった課題なんですが、教育についてもいろいろと取り組んでいきたいと思います。実は私も今年の1月に長女を授かりまして、その子育てを通じてまた具体的に見えてくることもあると思うので、教育、しっかりと取り組んでいきたいと考えています。

「チャレンジできる人材育てていきたい」

お子さんが生まれたということで、教育に力を入れることによってどのような宮城県にしていきたいみたいなイメージがあれば是非教えていただきたいんですけれども

先ほど申し上げた、まずは宮城県ってとても環境は良いと思うんですね。ただその環境で何となく満足してしまうという人たちが多いので、その一歩先進んでいきたい、もっともっと前向きに、チャレンジできる人材を育てていきたいと考えています。

それでは最後にですね、宮城県の有権者の方、特に若い人たちに向けて、何か一言お願いいたします。

あの、ぜひ政治に関心を持っていただきたい。そう思います。そして、すべてのことを分かるというのはなかなか難しいと思います。ただ政治家というのは、本来、有権者の皆さんの未来を託される存在だと思います。私に皆さんの未来を託していただきたい。必ず、期待に応えてまいります。

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