【仙台市長選】「民主主義の根幹である選挙を考える14日間に」加納三代候補の第一声全文

2021年の仙台市長選が7月18日に告示され、8月1日の投開票日に向けた候補者の選挙戦が幕を開けました。TOHOKU360ではNPO法人メディアージとコラボし、候補者の独自インタビューや街頭演説、仙台市長の役割や選挙のことがよくわかるコラムをご紹介していきます。
今回は7月18日、加納三代候補による第一声のようすをお届けします。(撮影:NPO法人メディアージ/書き起こし:TOHOKU360鈴村加菜)

皆様、おはようございます。選挙を変えなきゃ、政治は変わらない。私が仙台市長選立候補者の加納三代、45歳でございます。

“財産を守ることが今の市政にできているか”

皆様、政治家の使命はなんでしょうか。政治家の使命は、責務は、市民の生命と財産を守ることです。新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、現市長は、皆様に重ね重ねの自粛のお願いをしておられました。自粛をすれば、確かに市民の皆様の生命を守ることはできるでしょう。しかし、財産はどうでしょうか。自粛を重ねることで、飲食業はじめ、宿泊業、またその他関連業者の方々、また、自粛ムードの蔓延によって、皆様の消費活動への意欲がどんどん落ちてしまい、経済が停滞しております。皆様の財産を守ることが今の仙台市政にできているでしょうか。

私は医療福祉が専門でございます。政治家の責務として、市民の皆様の財産を守り、育てるため、財産を守るということは子どもたちの未来を守ることでもあります。そのために、ルールを提示して、ルールを守って、自由な営業をしていただく、移動を自由にしていただく、ただしルールを守っていただく、そのような政治をしてまいります。そして、ルールを遵守したにもかかわらず、例えばクラスター感染など起きてしまった場合は、行政や政治が責任を持って守る、その姿勢を示すべきだと私は考えます。

“政治の力で医療供給体制の安定を確保することが必要”

では、責任を取るというのはどういうことか。それは医療供給体制をしっかり確保すること、必要な量のワクチンを確保することです。今、新型コロナウイルス感染症蔓延で、医療機関が疲弊していると報道にはありますが、実は、疲弊しているのは一部の医療機関であり、私どものところも医療機関ではございますが、患者さんが激減している状態です。

つまり、一部の医療機関に患者さんが集中してしまうことが問題なのであって、医療が足りないわけではありません。政治の力で医療供給体制の安定を確保すること、そのことを郡市政は怠ってきたと考えております。

“民主主義の根幹である選挙を考える14日間に”

さて、もう1つです。私が危惧しておりますのは、新型コロナウイルス感染症蔓延予防のため、ということで営業の自由や移動の自由が制限されることに最初は皆さん、窮屈さを感じておられたかもしれませんが、だんだん、自由や権利を制限されることに慣れてしまっている面はないでしょうか。私自身、なんだか管理に従っていれば、それはそれで楽でいいかなと思ってしまうところが時々あります。

しかし、この選挙運動期間の前に、もう一度、自由とは何か、権利とは何か、そして、民主主義の根幹である選挙について、選挙制度について、市民の皆さんと一緒に考える14日間とさせていただければ幸いです。選挙を変えなきゃ、政治は変わらない。選挙を変えなきゃ、政治は変わらない。この14日間、仙台市をくまなく回りまして、皆様とともに、自由闊達な仙台を未来に受け継ぐ使命感を持って、皆様とともに対話を進めてまいりたいと存じます。仙台市長選候補、加納三代より、立候補のご挨拶でございました。

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