【高校生記者がゆく!】障害のある方の「働く」を応援する仙台の飲食店「びすた〜り榴ヶ岡」

高校生記者がゆく!】仙台市の高校生が記者となり、高校生目線で地域の魅力や課題を発信する連載。宮城野区中央市民センターのもと、尚絅学院高校の高校生たちが地域の気になる人やテーマを取材し、その成果を記事として発表します。

堤莉菜、佐々木瑞葵】仙台市宮城野区・榴岡公園近くにある「びすた~り榴ヶ岡」は、障害のある方の就労を支援しているレストランです。どんな就労支援を行なっているお店なのか、飲食店としてのこだわりは何か。レストランにお邪魔し、管理者の菊田俊彦さんにインタビューしました。

「苦手」をサポートしながら働ける環境を

高校生記者
高校生記者

こちらでは、みなさんどんなお仕事をされているんですか?

主な仕事は①レストランホールでの接客やドリンク作り②調理場での料理作り、盛り付け、皿洗い③自家農園の畑作業です。

菊田俊彦さん
菊田俊彦さん
高校生記者
高校生記者

びすた〜りさんは「就労継続支援事業所A型」という福祉サービスにあたるそうですが、それはどういったものでしょうか?

(障害のある方が)びすた~り榴ヶ岡と雇用契約を交わして仕事を行います。お給料をもらい、苦手なところは福祉的なサポートも受けることができます。利用期限は無く、働きながら力を付けることができ、一般就労を目指すこともできます。

菊田俊彦さん
菊田俊彦さん

レストラン「びすた〜り」を運営するのは「特定非営利活動法人ほっぷの森」。ほっぷの森は仙台市で「就労定着支援センターほっぷの実」や「びすた〜りフードマーケットcafe JhoJho(ジョジョ)」も運営し、障害のある方の就労支援事業を行なっています。

高校生記者
高校生記者

ここで働くことで、どんな力が身につくのでしょうか?

様々なお客様のニーズを満たすためには、臨機応変に行動すること、相手とより良いコミュニケーションをとることが大切です。マニュアルにないことでも、お客様のニーズを把握し、説明することが求められます。接客業では、複数のお客様への対応を同時にこなさなくてはなりません。そのため、自分のすべき仕事に優先順位をつけて業務を行う必要があります。仕事をしていると、理不尽なこともあるかもしれません。そうしたときに誠意をもって対応する精神力も身につけることが重要です。また、お客様への対応はもちろん大切ですが、従業員同士の関係性も大切です。仕事を円滑に進めるためには、協調性やコミュニケーション力が必要です。

菊田俊彦さん
菊田俊彦さん

「一緒に温かなレストランを作りたい」思いが原点

高校生記者
高校生記者

就労継続支援事業所を始めようと思ったきっかけは、何ですか。

もともとはホテルや飲食店で仕事をしていました。その中で障害のある方との出会いがあり、たくさんの優しさや一生懸命さなどを感じました。一緒に温かなレストランを作りたいと思い、事業をスタートしました。

菊田俊彦さん
菊田俊彦さん

びすた〜りさんでは、私たちもランチメニューのパスタと、いち氷を食べました。パスタにはパン、サラダ、スープがついており、ボリュームがあり、とても美味しいランチでした。いち氷は熟成させたいちごを凍らせてスライスしたスイーツです。夏の暑い時期に食べたくなる甘く冷たいスイーツがとても美味しく、また食べに行きたくなる味でした。

高校生記者
高校生記者

お店を経営する際に心がけていることは何ですか。

「美味しく、楽しく」です。野菜を自分たちでもつくっているため、安心安全な野菜を美味しく提供することを心がけています。また、お客様を楽しませるような飲食店を目指しています。

菊田俊彦さん
菊田俊彦さん

お店のインテリアも落ち着きがあり、とてもお洒落でした。店内にはグランドピアノもあり、貸切の場合、弾くこともできるそうです。

「福祉」と「飲食」どちらも充実したお店に

高校生記者
高校生記者

就労継続支援事業所と飲食店の経営で大変なことは何ですか。

福祉サービスとお客様へのサービスの両立を常に考え、意識しています。考え方の視点が違うことから、時には相反することもあるからです。福祉と飲食の専門家で話し合いながら両立を目指しています。

菊田俊彦さん
菊田俊彦さん

今回、びすた〜りさんに取材したことにより、福祉と飲食店について深く考えることができました。福祉事務所の飲食店というものは、福祉サービスを充実するとともにお客様にあったニーズを提供するなど、福祉サービス、飲食店、お客様など様々な視点から経営を考える大変さを学べました。みなさんもぜひ、「びすた〜り」に足を運んでみてください。

びすた〜り榴ヶ岡
http://hop-miyagi.org/bistari/

(取材・執筆 堤莉菜、佐々木瑞葵)

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