- 2023年12月4日
相馬の診療所で診る震災、原発事故の心の傷。「語れる場」をつくる精神科医の懸念は「もの言わぬ子どもたちの未来」
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「メンタルクリニックなごみ」。相馬市の住宅地に、東日本大震災、福島第一原発事故の被災地の心のケアを目的に、2013年春に開業した診療所がある。精神科医、蟻塚亮二さん(76)は2代目所長として診療を続けて10年。震 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】「メンタルクリニックなごみ」。相馬市の住宅地に、東日本大震災、福島第一原発事故の被災地の心のケアを目的に、2013年春に開業した診療所がある。精神科医、蟻塚亮二さん(76)は2代目所長として診療を続けて10年。震 […]
【PR記事】宮城県亘理町の任意団体「わたり創生会」が主催する音楽イベント「WATARI Music Showcase 300人バンド」が9月30日(土)、鳥の海公園特設会場で開催されるツアー型花火大会「東北未来芸術花火2023」のオープニングを飾る。 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】牡鹿半島(石巻市)の小さな浜や浦を縫うリアス式海岸の道をたどり、8月半ば、鮫浦湾の漁港を訪ねた。東日本大震災地の被災地で、宮城県有数のホヤの養殖地でもある。津波後のホヤ養殖再開は地元にとって復興の支えだった。だが […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】佐久間善彦さん。相馬市で明治27(1894)年創業の老舗料理店だった「まる久(きゅう)」の5代目店主で、昨年10月、血液がんのため65歳で亡くなった。厨房で腕を振るう傍ら、水彩画やアクリル画、墨絵の筆をいつも動か […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト)】東日本大震災やその後の水害、地震の被災家屋の解体工事が相次ぐ相馬市で、市民有志が結成した「そうま歴史資料保存ネットワーク」(代表・鈴木龍郎さん、日本画家)が本格的な活動をスタートさせた。4月23日には地元高校生ら […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト、名取市在住)】福島県浜通りの浪江町から国道114号(至福島市)を車で西へ。太平洋に注ぐ請戸川の流れをさかのぼり阿武隈山地に分け入ると、しばらくして、道路脇の斜面や林床がきれいに整地された景色が続くようになった。放射 […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト・名取市在住)】福島県浜通りの原発事故被災地には、高い放射線量が残り、いまだに立ち入ることも住むこともできぬ「帰還困難区域」がある。そこに国は、一部の地域を除染して「まち」機能を再生し、居住を促す「復興再生拠点」(4 […]
東日本大震災から12年。一めぐりの3月11日が過ぎた東北の被災地では「復興」に伴う風景の変貌、記憶のよすがとなる遺構の消失、震災後の住民離散、「記念日」に偏る報道などさまざまな要因で、震災の記憶の伝承・継承が難しくなっている。終戦の日や原爆忌のように […]
【寺島英弥(ローカルジャーナリスト・名取市在住)】優美な「走り駒」の文様、黄味がかった温かみある磁肌。旧相馬中村藩の「藩窯」として約400年の歴史ある相馬駒焼(福島県相馬市)の15代目窯主・田代清治右衛門(本名秀人)さんの十三回忌は、東日本大震災から […]
【西澤広捷(尚絅学院大学3年)】東日本大震災の被災地となった名取市閖上地区。そこでは、語り部としても活動している閖上中央町内会長、長沼俊幸さん (60)にお話を伺った。今年3月11日で大震災から12年。新しい閖上の街では道路の整備や街並みづくりが進み […]