起業家支援は「ギブ・ギブ」東北の支援団体に聞く

 「WIT」という団体名が「世界の中の東北」ではなく、「東北の中の世界」である点が重要です。山本さんらが「WIT」の理念として掲げているのは「世界にインパクトを与える社会起業を、グローバルシチズンとともに育てること」です。つまりは、「東北」が持つ可能性を最大限にみがき上げ、世界に良い社会的影響を与えるような起業家たちを支援するのが、山本さんらが考える起業家支援です。

 「世界の中の東北、ではなくて、東北の中にも世界が広がっているという意味です。東北にある多様な世界をもっと探究していきたい、掘り起こしていきたい。大切にしていきたい。世界から単にお金を持ってきたり、支援を受けたりするだけではなく、東北からも発信したい。東北に世界からの智慧や人々を集めたいという想いもあります」

「東北地方が受けたような自然災害は、世界中、どこでも起きえます。特に地震や津波のような東北で起きたことは、日本の他の地域や世界の人々にとって、RELEVANT(関連性がある)です。この機会を他人事にせず、大事にしたい。亡くなった方々も、苦しんでいる人も数多くいるなかで、それを無駄にしないというか、何か学びをいただいて、それを他の地域ないし、将来の災害に役立てることがすごく重要です」

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TOHOKU360とは?

TOHOKU360は、東北のいまを東北に住むみんなの手で伝える、参加型の"ニュースプロジェクト"です。経験豊富なメディア出身者で構成される「編集者」と、東北6県の各地に住む住民の「通信員」とが力を合わせ、まだ知られていない価値あるニュースを一人一人が自分の足元から発掘し、全国へ、世界へと発信します。

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