「流通を変えれば、海産物はもっと美味しくなる」気仙沼発の挑戦

[PR記事]一般的な市場を通す水産物の流通では、消費者は漁師や生産者と接することが殆どなく、その間に多くの流通業者が介在する。そのため水産物が消費者に届くまでに時間のロスが発生していると、株式会社さんりくみらい代表取締役の藤田純一さんは言う。「例えば気仙沼から送った水産物が、既存の流通の仕組みだと東京のスーパーの店頭に並ぶまで最短でも2日。ウチの場合は首都圏であれば24時間以内にお客さんの食卓に届けることができます」。同社は漁師や生産者に加工業者も加えた作り手たちが手を組み、消費者と直接つながる直販サイトを公開。この取り組みから消費者が口にする水産物はどう変わるのか、取材した。

「築地でもこんなに鮮度の良いものは手に入らない」

「ウチはギリギリまで海で生かして最高の状態で届ける。なだ万さんなどプロのお客さんも『築地に行ってもこんなに鮮度の良いものは手に入らない』と言って喜んでくれています」。そう話すのは、気仙沼市の株式会社さんりくみらい代表取締役、藤田純一さん。これまでのネット販売の手応えから、藤田さんは消費者と作り手が直接つながる取り組みの拡大に意欲的だ。

同社は「三陸の作り手と食卓を笑顔で結ぶ」をテーマに、4月からECサイト『極上市場「三陸未来」』を公開し、契約生産者・加工業者から家庭へ商品の直送を行う。既存の流通では首都圏のスーパーに2日かかって並んでいる水産物が、直送によって24時間以内に首都圏の家庭へと届く。一般的に加工品であれば、消費者が口にするまで最低でも商品の冷解凍が3回必要になるが、1回で済むようになる。

鮮度だけが売りではない。「100キロの水揚げで、20キロは極上品でも30キロはそれほどでもないものだったり。それが混ざったまま持っていかれるので、勿体無いよねという話をしていて」。 既存の流通では、水揚げされた水産物は品質に関係無くキロ単位で取引されるため、状態の良いものも悪いものも玉石混交のまま市場に卸されているという。『極上市場「三陸未来」』 では、作り手が目利き、仕分けし直接発送を行うことで、商品価値の高い水産物だけを厳選して消費者に届けることが可能だ。

ワカメを収穫する株式会社さんりくみらい代表取締役、藤田純一さん

アイリスオーヤマ会長肝いり「生産・加工・流通」の一貫で魚の食べ方を変える

同社は生産者である藤田さんと、水産加工業の千葉豪さん、市場仲買業の吉田健秀さんの問題意識からできた会社だ。「全国的に見てもこのような三者タッグは珍しい」と藤田さんは言う。「震災前は、作り手と市場の買受人の接点は一切なかった。漁師は獲ったものを市場に置いていくだけ。漁師がいなくなった後に買受人が入札をする。買受人と水産加工の人につながりがあるかというと、それもただ卸すだけの関係で、三者はお互いに顔も知らないんです」

では、三者が組んだことで消費者にどのようなメリットがあるのか?例えばサイズが不揃いであったり、漁獲量が少なくてロットがまとまらないなどの理由で市場に出回らない「未利用魚」だが、既存の流通の仕組みに合っていないというだけで、それらは味や鮮度が落ちるわけではないという。「この未利用魚を居酒屋に流して、限定品として売っていくのも面白いねと話しています。三者のノウハウを活かせば流通させられるので」。

生産・加工・流通までを一貫して行える同社だからこそ、既存の流通の仕組みではありえない付加価値を持った商品の展開が可能になる。また、「生産・加工・流通」まで同社が責任を持って品質管理を行うことで、採ってから食卓に上がるまで商品を最高品質に保つ。

「バラバラだと勿体無いから、組みなさい」この三者タッグを見出したのはアイリスオーヤマ社長(現会長)の大山健太郎氏だったという。流通も一貫して行うメーカーとしてアイリスオーヤマを急成長させた大山氏だからこそ、三者のタッグに大きな可能性を感じたのかもしれない。

商談会の様子。左から、市場仲買の吉田健秀さん、水産加工の千葉豪さん、生産者の藤田さん

適正価格で「三陸の作り手と食卓を笑顔で結ぶ」

「美味しいものを美味しい状態のまま、お客さんに届けたいというのが私たちの共通した思いです」と、藤田さん。生産者としては何気ない一言のように思うが、既存の流通システムの末端で市場に「量」を卸しているだけの作り手には、この思いが欠けていたのではないかと省みる。

「私たち生産者や漁師の良くないところは、生産の現場から出ないことです。水揚げして市場に持っていく。もしくは共販という形でみんなまとめて販売して、それで収益が立てば良いとしか考えていない。お客さんの顔が見えていなかったんです」。

消費者が喜ぶ顔を直接見られるのが、漁師や生産者にとっても大きなやりがいだと藤田さんは言う。「三陸の作り手と食卓を笑顔で結ぶ」を企業メッセージとして掲げる同社では、消費者と作り手それぞれにとっての「適正価格」を目指す。中間流通を省くことで、最高品質のものを市場価格の1、2割程度安価に販売。作り手の利益も増え、地域の水産業全体の活性化も期待できる。

「私も震災前は自分のところの水揚げをどうやって増やそうとか、そういう考え方しかなかった。でも震災後、色んな人と出会って話を聞いて視野が広がった。地域全体で良くなる、みんなで良くなりたいという思いがすごく強くなったんです」

『極上市場「三陸未来」』では、漁師しか知らない魚介類の美味しい食べ方や旬の情報などをメルマガ、SNS等で発信していく予定だ。「顔の見える商売がしたい」という藤田さん。「今後、子どもたちに水産物の美味しさを伝える取り組みももっと増やして、地元気仙沼をはじめ、東京や仙台で直販消費者と交流するイベントもやっていきたい」と笑顔を見せた。

『極上市場「三陸未来」』は、4月1日にオープンする。

http://gokujo-ichiba.sanrikumirai.co.jp

【株式会社さんりくみらい】
〒988-0251 宮城県気仙沼市波路上内田126
TEL:0226-27-3147/FAX:0226-27-6857
MAIL:info@sanrikumirai.co.jp
URL:https://sanrikumirai.co.jp

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