“作る”を楽しめる「こけし最中」が鳴子温泉のカフェに登場

若栁誉美】古くからこけしの産地として有名な鳴子温泉。その鳴子温泉のカフェでこの秋、食べるだけでなく「作る」ことも楽しめる「こけし最中」が誕生したらしい…?そんな噂を聞き付け、2023年5月に開店したばかりのcafe gutto(カフェ グッと)を取材した。

“作る”を楽しめる「こけし最中」とは?

「こけし最中」は、こけしの形をしたオリジナルのもなかの皮に、アイスや餡をはさんで自分のオリジナル最中を作ることができるもの。

カフェの目玉商品として今年はじめから試作を開始し、いくつかパターンを作ってこの絵柄と無地に決まったとのこと。オーナーの島征史さんは「味に妥協をしたくなかったので、複数の和菓子屋さんから最中の皮を取り寄せて検討しました。」と話す。

鳴子は日本三大こけしの産地。今年で第68回となる「全国こけし祭り」も先月開催されたばかりだ。こけしには多くの系統がある中、できあがった最中のデザインが「鳴子系」になるように、皮を制作する段階で地元のこけし屋さんにも相談をして開発したそう。

カフェではこけしの着色に使われる色と同じ赤・緑・黒の食用色素と筆が用意されたセットが提供され、本物のこけしさながら、自分で簡易的な絵付けができる。ここで体験してみて「本物のこけしの絵付けをやってみたい!」と思った方は、近隣にあるこけし店で絵付けもできる。

現在は店内での飲食のみだが、ゆくゆくは「作って持ち帰れるお土産」としても利用できるよう開発を進めるとのこと。鳴子温泉へ足を運んだ際には、ぜひ立ち寄ってほしい。

無地の部分には、好きな絵を描いてオリジナルの絵付けができる。

cafe gutto(カフェグット)

営業時間:9時~16時、火・水定休
宮城県大崎市鳴子温泉湯元27−2−2
JR鳴子温泉駅から徒歩3分
https://instagram.com/cafe_gutto_naruko

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