【東北の起業家】ケアマネージャーと介護事業所をITでつなぐ CARESPACE・三浦亮さん

PR

PR企画記事:東北の起業家に会いにゆく】東日本大震災後、東北では地域の社会課題をビジネスで解決しようとする人々の機運が高まり「起業」が活発化してきました。そんな東北の起業家たちが集まる年に一度の祭典「TGA Festival」が今年も2月12日に仙台で開催され、3月3日には東京で「TOHOKU STARTUP NIGHT」が開かれます。
東北の起業家たちが取り組むユニークなビジネスやその背景にある熱い思いを知るために、イベントに登壇する起業家たちに会いに行きました。

今回お会いした起業家は、山形市のCARESPACE・三浦亮さん。デイサービスを経営してきた経験から、介護に従事する人々をサポートしようとITを使った現場の業務改善に挑みます。

アナログな介護業界をITで効率化

――今取り組んでいる事業について教えて下さい。

我々は介護領域で、ケアマネージャーと介護事業所をつなぐプラットフォームを提供しています。例えばケアマネージャーは要介護者の情報について、今まで電話やFAXで介護事業所と情報共有していましたが、それをオンラインで行うことが可能になります。

――ケアマネージャーさんって、介護が必要な人に対して、事業所を紹介したり介護のプランを立てたりする方々ですよね。今までは要介護者の事業所を探すときも電話やFAXが主だったのでしょうか

そうですね、基本足で稼ぐ、情報を足で取りに行くというところがみなさん主で、そのほか何か連絡があればFAXで行われているという、簡単に言えばアナログな業界ですね。そこの部分を我々なるべくオンラインに変え、みなさんの業務効率を改善していくところをやらせてもらっています。

――そのツールを使って、何ができるようになるのでしょうか?

ケアマネージャーは、オンラインのプラットフォーム上で要介護者の受け入れ先を探すことができ、介護事業者はそれに対して応募できるような機能があります。これによって、今まで送客と集客にかけていた時間を大幅に改善できます。

情報共有に関しては、クラウド上でチャットのような形でコミュニケーションを取ることや、要介護者に関するデータや写真を簡単に共有できる機能があります。また、介護業界は要介護者についての定期的な「担当者会議」というものを開催しなければならないのですが、その日程調整も結構時間が取られるんですよね。そこで、僕らのプラットフォーム上では、日程調整から議事録の作成と、共有までをワンストップで行える機能を提供しています。

オンラインで取材に応じてくれた三浦さん(聞き手:安藤歩美)

要介護者を「支える」人の業務改善を

――事業所を見つけるところから見守っていくところまで、デジタル化していけるサービスなんですね。そもそもこの事業に着目したきっかけは何だったんですか?

はい、私自身が山形市でデイサービスを8年ほど経営していて、業界の課題を当時からずっと見てきたというのも大きなきっかけかなと思っています。情報共有という意味でも、当時からずっと電話とFAXで行われていましたし、本当にみなさん人力で、マンパワーでやっていらっしゃることが多くて。

当時から人が足りないという話もありましたし、時間が足りないというような声も多く聞かれていたので、やっぱここは改善していかないと、結局そのしわ寄せって要介護者に対するサービスの質に関わってくると思うんです。そういったところ解決するために、まずは僕ら要介護者を「支える」人に対してのソリューションを提供していこうと決めて事業を立ち上げました。

――「支える側の方々」も、これからますます高齢化で要介護者が増えていく中でかなり大変な状況なのではないかなと

そうですね。実際に本当に人手が足りないというのは数字でも出ていますし、現場でもそう言った声はどんどん高まっているところなので、ITの力をうまく活用して、改善していく必要があるなと思います。

自分自身の事業でこういうのがあったらいいなという機能や仕組みを搭載していて、まずは自分たちの業務を改善して、少しでも生産性をあげたりコストを下げたりするためのツールとして考え始めたという背景があります。

――実際にサービスの利用は始まっているのですか?

すでに昨年にはクローズドベータ版をリリースして、ユーザーの方を限定しながら運用しています。現在は要介護者の情報が170人ほど登録されている状態です。基本的に今は山形市を中心にサービスを展開して、検証中です。

サービスは定期的に事業所探しで活用していただくことが増えてきましたし、オンライン上で介護事業者とケアマネージャーとが連携して、コミュニケーションが発生しています。数字はこれから作っていかなければいけませんが、今のユーザーさんにはしっかり使ってもらえるようになっているかなと思います。

全国の介護業界の課題解決に

――今後の展望は。

まず今回TGAさんに採択いただいたっていうところがあるので、仙台を中心に多くの方に使っていただけるようなプロダクトのブラッシュアップをとにかく行って、介護業界って全国どこでも同じような課題を抱えているので、より多くの方に使っていただけるような広がりを、と思っています。

介護業界では介護ソフトはたくさんあるのですが、たくさんあるがゆえになかなか横のつながりが発生していない。我々のサービスには要介護者情報を管理、格納する仕組みがあるので、そこにどんどん他社の各種サービスをAPI連携などで紐づけられるようにしたい。情報の引き出しややりとりを、どんなサービスでも我々のサービスを介して行えるようにしていきたいなと思っています。

――TGA Festival 2022への意気込みを聞かせください。

ベンチャーキャピタルさんからシードラウンドとして資金調達をさせていただいて一年くらい経過しているんですけど、プロダクトもどんどん完成して、チームもどんどん増えているという状況で今回TGAに採択していただいているので、この機会を存分に活用してより多くの方に使っていただけるようにしたいです。

我々のサービスの必要性や可能性みたいなところもしっかり理解していただけるように努めていきたいなと思っています。今までこの事業をやるにあたって多くの方に支えていただいているという状況もあるので、その方々の思いも乗せて発信できたらいいなと思っております。

Sponsored by TGA

*TOHOKU360で東北のニュースをフォローしよう
X(twitter)instagramfacebook

>TOHOKU360とは?

TOHOKU360とは?

TOHOKU360は、東北のいまをみんなで伝える住民参加型ニュースサイトです。東北6県各地に住む住民たちが自分の住む地域からニュースを発掘し、全国へ、世界へと発信します。

CTR IMG