東京国際映画祭2023の見どころは?市山尚三PDに聞きました(前編)

東京国際映画祭2023が10月23日、開幕しました。TOHOKU360に国内外の映画祭レポートを寄稿してくれている字幕翻訳家・映画評論家の齋藤敦子さんが、市山尚三プログラミング・ディレクター(PD)に今年の見どころや特徴をインタビューしました。

特集上映の希望が殺到

――今年のラインアップを見てびっくりしたのは、ワールドフォーカスの作品が随分増えたなということでした。

市山:予算は去年と変わっていないんですが、いろんなところから字幕代まで出すから特集上映をやってほしいという話が来たんです。台湾、香港、バスクとイタリアのゼフィレッリ監督の特集がありますが、全部字幕代が向こう持ちで、こちら側の経費負担がない。ただ、作品はこちらで選んでいます。事前に候補作を見せてもらい、台湾は石坂さんが選び、香港は僕が選んだんですけど、選んだ上のラインアップなので、クオリティもそれなりに高い。バスク映画特集では『ライ麦のツノ』という作品がラインアップ決定後にサンセバスチャン映画祭で金賞をとったりして、やってよかったなと思っているんです。そういう感じでオファーがいろいろあったので、本数は増えていますが、予算自体はそんなに変わってないです。

復活!中国映画

――もう1つ、目をひいたのは中国映画が復活してきたことです。

市山:大復活ですね。1月に映画局のトップが替わったんです。それでこれまで止められていた映画がどんどん許可が通ったみたいです。昨年はいろんな企画が止まったり、あるいはポスプロ(ポストプロダクション、編集など撮影後の作業のこと)の状態で据え置きになったりしていた。例えば、今年アニメーション部門で上映する『アートカレッジ1994』というアニメ作品は、去年カンヌの監督週間が招待してたんですが、結局、上映許可が下りないということで断念したのに、1月に人が替わったら、いきなり許可が下りてベルリンのコンペに入った。

声優としてのジャ・ジャンクー

――昨年まで止められていたのがパッと世界に出てきたという感じですね。

市山:作品を見ても何が問題なのか全然分からない。もしかしたらジャ・ジャンクーが声優なのが問題だったのかもしれない(笑)。ジャ・ジャンクーやビー・ガンが声優で出てるんです。映画はとても面白いです。蔡国強とか、ああいうアーティストの若き日みたいな感じで、みんな偽名になってるんですが、この人だろうなと推測できる。監督のリウ・ジェンは、ずっと個人で制作していたアニメ作家で、今回は予算があるんで、有名な俳優を声優に使ったりしています。

――ジャ・ジャンクーがどんな役か分かりませんが、映画の内容的にはぴったりですね。

市山:アンソニー・チェンの新作『燃冬』も、去年トロントが招待しようとしたけど許可が下りず、今年のカンヌの「ある視点」がワールドプレミアになりました。

――これから中国映画はスムーズに外国に出てこられるでしょうか。

市山:将来のことはわかりませんが、今年は去年止まってた映画とか、企画段階で今年になって撮影の許可が下りたものとかが来てるという感じです。

国営工場の変遷描いた「ロングショット」

コンペの『ロングショット』というガオ・ボン監督の中国映画ですが、これがどう考えても去年だったら絶対に撮れなかった映画なんです。『四川のうた』に描かれているような90年代の国営工場の変遷を背景にした話なんですが、民営化されて、それまでの共同体が全部壊れて、商業主義になって、工場が経営的に破綻し、給料の未払い状態が続いているんで工員が工場の資材を闇市で売って儲けているみたいな状況の中、それを取り締まる警備員が主人公で、最後は工員の一人が強盗団を手引きして、警備員たちと銃撃戦になる。主人公は元射撃の選手で、聴覚が悪くて引退したという設定なんですが、最後に彼の腕前が炸裂する。これは北京で見たんですが、プロデューサーや監督も問題なく検閲を通ったのを驚いていました。

――中国映画は他にグー・シャオガン監督の『西湖畔に生きる』がありますね。

市山:『春江水暖』の監督の新作です。

――またショットが長いんですか?

市山:今回はスタイルが全然違うんです。長回しは多いけど、いかにも長回しということをしていない。逆に『春江水暖』のようなものを期待していると裏切られると思います。僕は逆に面白いと思った。むしろ違うことをやろうとしている。今回は役者もプロの役者を使ってるんで。

――映画のスタイルでなく、監督本位で見て欲しい?

市山:母子家庭の話なんですが、母親が茶畑で働いて一生懸命息子を育てる。息子は、失踪した父親を探しに出るんだけど、その間に母親がマルチ商法にはまってしまう。息子が戻ってきたら母親が激変してて、素朴な茶畑のおばさんだったのが、いきなりバチバチのメイクをして、マルチ商法でいろんな人に物を売りまくっている。前作のようなほんわかした家庭でなく、すごくすさんだ、商業主義に毒された母親になっている。

――中国映画はもう1本、ペマ・ツェテンの『雪豹』がありますね。ペマ・ツェテンを中国と言っていいかどうか分かりませんが。彼が急に亡くなってしまってびっくりしました。

市山:『雪豹』は4月くらいに完成してたようですが、5月に息子の新作のロケハンにチベットに行ったときに倒れたんだそうです。本当に突然だったみたいです。チベット人が高山病で倒れるというのも変な話ですが、他に何か体に問題があったのかもしれません。本当に残念です。

――これは遺作ではない?

市山:もう1本あるらしいです。『雪豹』は完成していて、もう1本はポスプロの途中です。おそらく息子(ジグメ・ティンレー)が引き継いで完成させると思います。息子の方は2年前に『一人と四人』という監督作品をTIFFで上映しました。

女子柔道選手権の混乱と対立

――他のアジア映画は?

市山:フィリピンが1本とイラン映画が1本あります。『タタミ』は実質イランの話なんですが、ジョージア・アメリカ合作になっています。

――舞台はどこですか?

市山:撮影はジョージアです。ジョージアで女子柔道選手権が開かれて、イラン人の選手に、このままいくとイスラエルの選手と当たるから棄権しろという圧力がかかって、コーチと選手が対立するという話です。河瀬直美監督の東京オリンピックのドキュメンタリーの前編に出てくる、イラン人の柔道選手がドイツの大会に出ているときに当局から圧力がかかって、家族が脅迫を受けたりして、結局そのまま帰らないで亡命して、モンゴル国籍をとって東京オリンピックに出場したという、あの話がもとではないかと思います。

――その話を女性で?

市山:そうです。映画にはクレジットされていませんが、たぶんあの話です。

――『聖地には蜘蛛が巣を張る』の女優さんが出てますね。

市山:ザル・アミールはコーチ役で、昔、選手時代に同じような圧力がかかったことがあり、彼女は棄権したんで、今はコーチとして採用されているということがだんだん明らかになってくる。ザル・アミールはこれが監督デビューで亡命イラン人、共同監督のガイ・ナッティヴはアメリカ在住で国籍はイスラエルです。

イランの『ロクサナ』の監督パルヴィズ・シャーバズィは、昔、僕がTIFFにいた頃に上映した『南から来た少年』でヤングシネマのゴールド賞を獲った人です。『南から来た少年』はキアロスタミの原案を映画化したのでキアロスタミ風でしたが、途中から作風が変わって、都会の不安定な若者の話を撮ったりしています。

――今は『南から来た少年』とは作風が違う?

市山:以前、フィルメックスで『ディープ・ブレス』という映画を上映したんですが、それはカンヌの監督週間に入った映画で、あの辺から作風が変わってきました。裕福じゃない都会の若者たちが目的もなく生きてるみたいな。最初の2本くらいはいかにもキアロスタミ派みたいな感じでしたが。

シンディ・ローパーで踊るイラン人

――あの頃のイランはキアロスタミっぽい映画がすごく流行りましたよね。ああいう感じで撮ると外国で受ける、みたいな。

市山:この『ペルシアン・バージョン』というのはイラン映画ではなく、アメリカ映画です。

――アメリカが舞台のイラン人の話?

市山:監督本人の家族の話なんだろうと思います。70年代のベトナム戦争の頃に、アメリカで医者が足りないというんでイランの名医だったお父さんがわざわざアメリカに招かれて家族で移住したら、イスラム革命が起こって戻れなくなったという話なんです。で、そのままニューヨークでイラン移民として生きなきゃならなくなる。冒頭、80年代になってから娘が親戚を訪ねて1回イランに戻るところがあるんですが、そこでシンディ・ローパーの音楽をかけてイラン人が音楽に合わせてみんなで踊るという場面がある。監督のインタビューによると、みんなアメリカの音楽を聴きたいのに、聞けないからカセットテープをもってきてくれと頼まれていたそうです。監督のマリアム・ケシャヴァルズはイラン系アメリカ人です。

『鳥たちへの説教』のバイダロフ監督が来日

――考えてみたら、『タタミ』『ロクサナ』『ペルシアン・バージョン』の3本がイラン系で、イランも強いですね。

次はアゼルバイジャンのヒラル・バイダロフ監督の『鳥たちへの説教』ですが、私は監督の前作『クレーン・ランタン』がすごく好きでした。

市山:今回もストーリーがなくて、台詞はストーリーと関係ないことをぶつぶつ言っている(笑)

――この人の映画にはなぜか惹かれるんです。映像がすごいし、音にもすごく気を使っている。映像と音を体験していると、映画を見ているという気になる。話はどうでもよくなって。第一、よく分からないし(笑)

市山:今回はついに監督本人が来るので、いろいろ聞けると思いますよ。

――『クレーン・ランタン』の芸術貢献賞は、賞が小さいと思って、ちょっとムッとしました。

市山:審査員は賞を出すことでは一致していたんだけど、どうしてもテーマ性が強い映画が大きな賞を獲ってしまう。

――審査員で討論していると、テーマの強い方が勝ってしまい、説明しにくい映画は負けてしまう、説明しにくいから。今回は監督に説明してもらって、何か大きな賞を獲ってもらいたいですね。

凄惨な『開拓者たち』

ーー次は『開拓者たち』ですが。

市山:去年はカンヌ監督週間の映画を2本やったりしたんですが、今年のカンヌ上映作品はこれ1本しかないんです。これは「ある視点」に出てた映画で、なかなか陰惨な映画で、チリで領地にいるインディオを抹殺しろという命令でアメリカ人の傭兵が2人雇われ、インディオとの混血の青年も1人加わり、3人でインディオを殺してまわるという話です。

――コルテスやピサロが中南米を征服したという話の小さいやつみたいですね。

市山:それの小型版ですね。3人が点々とインディオの村に行ってはそこの人たちを殺していく。

――パタゴニアの景色が楽しめると思ったら、そんな陰惨な話だったとは。

市山:景色はきれいですよ。音楽はセルジオ・レオーネ風で西部劇っぽいです。新人監督にしてはスケールが大きい作品で、しかもサウンド・デザインがトゥ・ドゥーチなんです。侯孝賢の『黒衣の刺客』などの。

――わざわざ?

市山:これは台湾の助成金が入っているんです。助成金が入ると台湾の要素を入れなきゃいけないんで、ポスプロを台湾でやった。チリ映画でいきなり知り合いの名前が出てきたんで、びっくりしました。チリだけだとお金が集まらないんで、ヨーロッパの助成金などもかき集めて作ったという感じですね。

フィリピンの暗黒描いた『野獣のゴスペル』

――続いてフィリピンの『野獣のゴスペル』ですが。    

市山:これも陰惨な話です。

――また?(笑)

市山:結構、暴力シーンがある。メンドーサの『キナタイ』みたいな、フィリピンのアンダーワールドというか。貧しい少年が友人に絡まれ、殺してしまって逃走しなければならなくなり、ある組織に匿われて、そこで働くことになるんだけど、その組織が麻薬の密輸をやったりしていて、裏切り者の死体を埋めに行く仕事をやらされる。

――メンドーサっぽい?

市山:撮り方はメンドーサよりかっちりしています。メンドーサのような手持ちカメラを振り回しているようなものではない。監督のシェロン・ダヨックはタレンツ・トーキョーの1回目の終了生で、知り合いといえば知り合いなんです。

――『ゴンドラ』という映画はドイツ・ジョージア合作ですね。

市山:監督のファイト・ヘルマーがドイツ人で、撮影が全部ジョージアなんです。

――最近、ジョージアの映画が多いような気がしますが。

市山:たぶんフィルムコミッションとか、いろいろサポートがあるんじゃないでしょうか。ただ、監督のインタビューを読んだら、前の映画もジョージアで撮って、ジョージアの映画祭でプレミア上映された時にロケ地を見せてもらったら、このロープウェイがあって、素晴らしい景色なんで、それで撮ることにしたそうです。

ロープウェイといえば、『恋はロープウェイに乗って』という映画がありましたよね。

市山:フドイナザーロフの『コシュ・バ・コシュ』ですね、あれはタジキスタンです。こちらは同じロープウェイで働く二人の女性が同性愛の関係になるという、珍しく陰惨ではない話です。

世界大戦生き抜いた女性の一代記『真昼の女』

――『真昼の女』でドイツ映画は2本になるんですか?

市山:監督のバルバラ・アルベルトは、オーストリア人なんです。1999年、ヴェネツィアのコンペで僕が審査員をやっていたときに『Northan Skirt』というバルバラ・アルベルトの監督デビュー作が選ばれていて、主人公の女優がマルトロヤンニ賞という新人俳優賞を取りました。僕が結構好きだった映画です。その後も何本か撮っていて、ヴェネツィアのコンペとかロカルノのコンペに出ているんですが、なぜか日本で配給されていない。この人はヤスミラ・ジュバニッチのプロデューサーをやっているんで、検索するとそっちの方で出てきます。『サラエボの花』とか、『アイダよ、何処へ?』とか。本来はオーストリアの監督で、『真昼の女』はドイツのベストセラー小説の映画化で、第一次大戦から第二次大戦にかけての女性の一代記です。不幸な結婚をして息子を一人で育てる、みたいな。原作が日本でも出版されています。このレベルの作品がヴェネツィアに入っていないところが、今のヴェネツィアのハードルの高さを表していると思います。

――アメリカ映画がどんどん増えて、アカデミー賞に何本入るとか、そんな感じになっていますね。

市山:アカデミー狙いの映画がごっそりヴェネツィアでプレミアという。

――イタリア本国から映画祭へのプレッシャーもあるんでしょうか。

市山:やったらお客さんも入るし、マスコミも喜ぶし、というんで、やっているうちに、こういう地味なアート映画がはじかれているんでしょうね。この映画はオリゾンティとはちょっと違うんで、本来コンペに入ってもおかしくない出来だと思いました。

戦争の無意味さ問うロシア映画『エア』

――ロシア映画の『エア』はアレクセイ・ゲルマン・ジュニアの作品ですが。

市山:これもたぶんヴェネツィアに応募したんだと思います。ひょっとしたらロシア映画だから入らなかったのかもしれない。理由はともかく、ヴェネツィアに入ってないという話を聞いたんで、ワールドプレミアならTIFFでコンペに決めますと言ったら、出してくれたんです。これは戦争映画で、ついにお父さんの領域に踏み込んできた映画です。ただ、女性パイロットが主人公なんで、男臭いお父さんの映画とは違う。無意味な戦争の日々を淡々と描いているところはまさにお父さんのスタイルなんですが。なぜヴェネツィアに入らなかったのかわかりませんが、映画としてはとても素晴らしいです。

――私はゲルマン・ジュニアの映画はいまいちなんです。

市山:いや、今まで一番よかったです。

――では、今回は期待します。いよいよ日本映画ですが、岸善幸監督の『正欲』は稲垣吾郎主演です。市山さんは稲垣吾郎が好きですよね(笑)

市山:特に稲垣吾郎が好きなわけじゃなく、毎回選んだ作品に稲垣吾郎が出ているんです。おそらく稲垣さんがちゃんとした映画に出ているということだと思います。普通の娯楽映画じゃなく、ちゃんと脚本を読んで決めている。原作は出ているんですが、ネタばれになるので内容は言いません。

――タイムリーで、ちょっと微妙なテーマですね。稲垣さんはよくこの映画を選んで出演しましたね。

市山:内容が明らかになったら、みんなびっくりすると思います。

――彼の映画の選び方が上手いんですね。前の『窓辺にて』は本当に彼らしいというか。彼でなくてはという映画でしたが、これは彼でなくてもいいけど、作品的に面白い。

市山:そうなんです。

小松菜奈と松田龍平が主演

――『わたくしどもは。』という作品は?

市山:監督は富名哲也さんという人で、ロンドン・フィルム・スクールを出た方なんですが、2作目でいきなり豪華キャストになった。長編1作目の『Blue Wind Blows』はたしかベルリンのジェネレーション部門に選ばれてました。奥さんがプロデューサーで、二人で自主映画を作っている。前作を佐渡島で撮影し、それで新潟に移住したらしいんですが、今回も佐渡島で全部撮影している。スタイリッシュに、アート映画風に撮っている作品で、普通の商業映画とは全然違うタイプの作品です。

――小松菜奈と松田龍平の主演とは凄いですね。

市山:松田龍平は何か別の仕事で会って、それで出てくれたみたいなことを言ってました。ただし、作り方は完全に自主で、配給も出来上がった後にハピネットファントムに決まった。

――こういう名前がある俳優さんたちが自主映画に出てくれるといいですね。劇場にかけやすくなる。

市山:そうなんですよね。

自主制作がメインコンペに。『曖昧な楽園』

――もう1本の小辻陽平監督の『曖昧な楽園』は?

市山:これは本当にびっくりというか、完全な自主映画で、知ってる人が誰も出ていない(笑)。初監督作品で2時間40分くらいあります。こんな自主製作の日本映画がメインコンペに入ったのはTIFF史上初でしょう。この監督がのちに化けたら、僕の鑑識眼があったということになる。監督の本業は学校の先生です。

――学校の先生がすごい冒険ですね。コンペに選ぶ方も冒険ですけど。どういう受け取られ方をするか。

市山:この前の記者会見のときに初めて会ったんですが、蔡明亮が好きみたいです。蔡明亮、アピチャッポンとか、そういう線の人です。

――なるほど。だんだん分かってきました(笑)。

市山:いろんな映画を見て、研究している人だと思います。

――楽しみですね。市山さんの鑑識眼が試されるときが来た。

市山:そうなんです。この人がのちに海外の映画祭で賞をとったら、という。

――本業は先生で、やめる気はないんでしょ?

市山:たぶん、先生をやっているからこそ、こういう作品が撮れるんだと思います。興行などを考えなくていい。記者会見にも、生徒たちを送り出してくるから遅れるかもしれませんという連絡が来た。

――これで、コンペティションの作品はだいたいうかがいましたので、ワールドフォーカスの方に行きたいと思いますが。これは石坂さんと半分ずつ選んだ?

市山:台湾特集は石坂さんが全部選んでて、ラヴ・ディアスの『湖の紛れもなき事実』は僕も石坂さんも両方見ていて、やりましょうということになった。

――ディアスの上映時間はどのぐらいですか?

市山:3時間半くらい。

――彼にしては短い方ですね。

市山:他はだいたい僕が選びました。

(続きます)

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